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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

昔話シリーズ2

作者: tamazo

9:少女1


 むかしむかし、あるところに一人の夢見がちな少女がアパートに住んでいました。

 

 その少女は、頑張ればきっと白馬に乗った王子様がやってきてくれる、そのことだけを信じて、毎日満員電車で会社に通い、それなりに仕事もしていました。

 そんな少女の唯一の楽しみは、寝る前のお姫様体操(仮)でした。

 

 ある日、少女がお姫様体操(仮)をしていると、思わす白熱してしまい奇声を発してしまったのです。

 

「うるせー!」


 隣からの声とともに、壁ドンをされてしまいました。

 

「ち、違う。私が望んでいるのはその壁ドンじゃない・・・」


 教訓:壁ドンってこういうのだろ?

 

10:少女2


 むかしむかし、あるところに一人の夢見がちな少女がアパートに住んでいました。

 

 その少女は、頑張ればきっと白馬に乗った王子様がやってきてくれる、そのことだけを信じて、毎日満員電車で会社に通い、それなりに仕事もしていました。

 

 そしてある日、ついに白馬の王子様が現れました。

 

 しかし、残念なことに少女は埼玉のアパートから京浜東北線を使って神田にある会社に通っており、メインのテリトリーは秋葉原です。

 そして王子は山の手の自宅から白馬で青山にある会社に通っており、メインのテリトリーは六本木でした。

 

 さて、この二人が出会う日はくるのでしょうか。

 

 教訓:いいからアキバこいよ 六本木? 知るかよ


11:少女3


 むかしむかし、あるところに一人の夢見がちな少女がアパートに住んでいました。

 

 その少女は、頑張ればきっと白馬に乗った王子様がやってきてくれる、そのことだけを信じて、毎日満員電車で会社に通い、それなりに仕事もしていました。

 

 そんな少女を迎えにいった白馬の王子様は、途中で警察に職務質問されて、不審者として捕まっていました。

 

 少女は今日もけなげに、今か今かと王子を待っています。

 

 教訓:普通がいいよ、普通が

 

 

 


12:三年寝太郎1


 むかしむかし、あるところに一人の男がいた。

 

 その男は庄屋の息子でもなく、普通の男だった。

 しかし、その男は働きもせずにずっと家で寝ていた。

 

 そして、携帯と回線が止まった。さらに電気も止まった。

 気がつくと、ガスも水道も止まっていた。

 

 それでも寝ていた。というか、ひょっとしたら死んでるかもしれない。

 

 教訓;なあ、気をつけようぜ まずはハロワだ

 

 

13:三年寝太郎2


 むかしむかし、あるところに一人の男がいた。

 

 その男は庄屋の息子でもなく、普通の男だった。

 しかし、その男は働きもせずに3年の間、家で寝ていた。

 

 しかし、その男はただ寝ていたわけではなかった。

 次に来る次世代のサービスを考えていたのだ。

 

 ある日、男はついにnet社会の革命ともいえる画期的なサービスを思いつく。

 そして出かけるべく風呂に入ろうとした。した。した。

 だが、電気はおろか、ガスも水道も止まっていた。

 

「や、やべえ・・・」


 なけなしの金で銭湯に向かうが、銭湯も3年のうちに値上げしていて入れてもらえない。


 しょうがないのでそのまま出かけたが、さすがに汚すぎて目的の会社で門前払いされた。

 そして、その帰りにホームレス狩りに会い、その一生を終えた。

 

 教訓:ほどほどにな

 

 

14:三年寝太郎2


 むかしむかし、あるところに一人の男がいた。

 

 その男は庄屋の息子でもなく、普通の男だった。

 そして、その男は働きもせずに3年の間、家で寝ていた。


 しかし、その男はただ寝ていたわけではなかったのだ。

 次に来る次世代のサービスを考えていたのだ。

 

 ある日、男はついにnet社会の革命ともいえる画期的なサービスを思いつく。

 そして出かけるべく風呂に入ろうとした。した。した。

 だが、電気はおろか、ガスも水道も止まっていた。


「ふふふ、こんなこともあろうかと。」


 男はへそくりの1000円を出すと、銭湯へと向かう。

 そして、体を綺麗さっぱりすると、押入れにしまってある樟脳の匂いがするスーツを取り出す。


 そして男は某有名企業で自分のアイデアを思いっきりプレゼンした。

 

「あのー、確かに革命的なアイデアだとは思うんですが、今頃ガラゲのサービス提案されてもね。今はスマホの時代だから。」


「え? ガラゲ? スマホって何?」


 そう、携帯をガラゲと呼び、すでに時代はガラゲからスマホに変わっていたことを、男はしらなかった。

 

 教訓:ようやくAKBの神7の名前と顔が一致したのに、卒業でつぎつぎ変わるとか、なめてんか?!



15:お后様

 むかしむかし、あるところにお后様がいました。


 今日もお后様は


「鏡よ、鏡よ、世界で一番綺麗なのは誰?」


 と鏡に向かって話しかけています。


「大変です、お后様が鏡にずっと話しかけています。大丈夫でしょうか?」


 その様子を見た新入りのメイドが飛び込んできました。


「いつものことよ? それぐらいで驚いていたら、このお城でメイドは務まらないわよ?」


 教訓:怖い世界もあったもんだ 妄想もほどほどにな

 

 

16:シンデレラ1


 むかしむかし、あるところにシンデレラという少女がいました。


 シンデレラは、継母とその娘達にいじめられていました。


 ある日、お城の舞踏会に継母とその娘達は出かけていきます。


 そして、一人のこされたシンデレラの下に、魔法使いがきました。


「魔法使いのお婆さん、私をお姫様にしてください。」


 シンデレラは魔法使いのお婆さんにお願いしました。


 魔法使いのお婆さんはシンデレラをじっと見つめていいました。

 

「あー、無理。」


 教訓:無理なこともあるのさ・・・

 

 

17:シンデレラ2


 むかしむかし、あるところにシンデレラという少女がいました。


 シンデレラは、継母とその娘達にいじめられていました。


 ある日、お城の舞踏会に継母とその娘達は出かけていきます。


 そして、一人のこされたシンデレラの下に、魔法使いがきました。

 

「魔法使いのお婆さん、私をお姫様にしてください。」

 

 シンデレラは魔法使いのお婆さんにお願いしました。

 

「うーん。じゃあ、出来る範囲でしてあげよう。左斜め前35度から見たときだけ、お姫様になる魔法だ。」


 こうしてシンデレラはお城の舞踏会へ出かけていきます。しかし、すべての人に対して、左斜め前35度をキープするのは無理です。

 

「あの女、なんだ?」


 一生懸命に左斜め前35度をキープしようとするあまり、得体のしれない動きをしているシンデレラをみて、周りの人達は静かに離れていくのでした。

 

 教訓:本当の自分をさらけ出せ! 話はそれからだ。

 

 

18:シンデレラ3


 むかしむかし、あるところにシンデレラという少女がいました。


 シンデレラは、継母とその娘達にいじめられていました。


 ある日、お城の舞踏会に継母とその娘達は出かけていきます。


 そして、一人のこされたシンデレラの下に、魔法使いがきました。

 

「魔法使いのお婆さん、私をお姫様にしてください。」

 

 シンデレラは魔法使いのお婆さんにお願いしました。

 

「やっぱ左斜め前35度の制限は厳しいか。じゃあ、どこから見てもお姫様にしてあげよう。」


 すると、シンデレラはどこから見ても、お姫様になりました。

 

「あ、その代わり動いたらダメね。魔法が解けるから。」


 それからシンデレラは耐え切れなくなるまでの2時間ほど、じっとしていたため結局舞踏会にはいけませんでした。

 

 教訓:目的を忘れてはいかん。

 

 

19:シンデレラ4


 むかしむかし、あるところにシンデレラという少女がいました。


 シンデレラは、継母とその娘達にいじめられていました。


 ある日、お城の舞踏会に継母とその娘達は出かけていきます。


 そして、一人のこされたシンデレラの下に、魔法使いがきました。

 

「今回はもう、大丈夫だ。どこから見てもお姫様だし、動いても大丈夫。お詫びのしるしにこのガラスの靴もつけちゃう。」


 すると、シンデレラはどこから見てもお姫様になり、その上に動いても魔法は解けません。

 

 そして、ガラスの靴を履いて家を出ようとすると、ガラスの靴は割れてしまいました。そして足からは血がでています。

 

 シンデレラはかぼちゃの馬車でお城に行くはずが、そのまま救急車で病院に運ばれてしまいました。

 

 教訓:ガラスはむりだよね。せめて強化ガラスとかでないと。

 

 

20:一寸法師


 むかしむかし、あるところに一寸法師がいました。

 

 一寸法師は、その名の通りに一寸ほどの身長でした。

 

 いろいろあったあとのある日、お姫様が体が大きくなるという打ち出の小槌を一寸法師に使いました。

 

 するとどうでしょう、打ち出の小槌の重さに耐え切れず、一寸法師はぷちっとつぶれてしまいました。

 

 教訓:後先考えよう

 

 

21:あかずきん1


 むかしむかし、あるところにあかずきんと呼ばれる少女がいました。

 

 あかずきんはおばあさんのことろに、食べ物などを届けにいきました。

 

 おばあさんの家の扉をノックすると、

 

「ちょ、おま、ま、待て!」


 家のなかから、おばあさんの尋常ならぬ、あわてた声が聞こえてきます。

 おばあさんになにかあったのかと思い、あかずきんはあわてて扉を開けて家に入ります。するとどうでしょう、おばあさんはなにやら薄い本を一生懸命隠している最中でした。


「大人って不潔よね・・」


 教訓:男なら、部屋に鍵をかけるはず。ああ、びびるぞ、あれは・・・

 

 

22:あかずきん2


 むかしむかし、あるところにあかずきんと呼ばれる少女がいました。

 

 あかずきんはおばあさんのことろに、食べ物などを届けにいきました。

 

 おばあさんの家についくと、先日のショックでおばあさんは寝込んでいます。

 

「おばあさん、おばあさんのお耳はどうしてそんなに大きいの?」


 おばあさんはあかずきんに答えます。

 

「それはね。お前が待てっていっても待たないから、お前の足音を聞きつけるために大きくなったんだよ。ああ、全部お前のせいさ。」


「まあ、おばあさん、それは濡れ衣では? むしろ、年寄りになっても耳が遠くならないというメリットすらありますよ。」


「ごるあ! いうに事欠いて、なんてことぬかすんじゃ、この尼。」


「うるせえ、ばばあ。可愛い孫にこの尼とかいってんじゃねえぞ。」


 こうして、二人はいつまでも仲良く喧嘩していました。

 

 教訓:死ぬまでやってろ

 

 

23:あかずきん3


 むかしむかし、あるところにあかずきんと呼ばれる少女がいました。

 

 あかずきんはおばあさんのことろに、食べ物などを届けにいきました。


 とちゅう、狼にあいましたが、あかずきんはスルースキルを発動しました。それは何故?って、こんなところで字数稼いでるよ、この作者って言われたくなかったからに違いありません。

 

 おばあさんの家についくと、おばあさんは相変わらず寝込んでいます。ところが、おばあさんの頭には狼のような耳がありました。

 賢いあかずきんは、その耳を見るなりピンときました。そう、その耳にピンときたら110番っていいますから。聡明なあかずきんには常識ですね。


「おばあさん。ちょっと忘れ物をとってきますね。」


 そういうと、あかずきんはお婆さんの家をでていき、しばらくして男の人と、おばあさんの家へともどってきます。

 

「おまわりさん、このひとです。」


 あかずきんがそういうと、おばあさんに化けていた狼はあっさりおまわりさんにつかまってしまいました。

 

 事情聴取された狼のいうことには、おばあさんは狼が食べてしまったそうです。

 

 こうして、あかずきんはおばあさんの家を相続しました。

 

「ふっ、ふっ、ふっ。これでこの家のコレクションは全て私のものよ!」


 そうです、血は争えないもので、あかずきんもりっぱな腐女子でした。

 

 教訓:世も末


昔話シリーズ1

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よろしければ、こちらもよろしくお願いします。


※チェックどころか完成していないものをあげてしまいました。

 修正、補足しました。申し訳ありません。2015/2/20

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