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俺が《フリーター》で彼女は《勇者》で。  作者: 鷹津翔
第七章 リュミエール皇国
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幕間 決戦前夜

 決戦前夜。

 ある者は宴を開き、ある者は愛する者達と過ごし、ある者は孤独に空を見上げ、ある者は己を護る武具の手入れをして最期の時を過ごした。

 そんな中で、この少年は未だ帰らぬ想い人の顔を思い浮かべていた。

 はぁ、と、一つ溜息。

 思えばいつからだったろうか、あの少女の事を想い始めたのは。一目惚れという可能性もあり得る。

 しかし、どのタイミングで想い始めたのかは分かりそうにないと判断し、少年は考えるのを止めた。

 既に彼の役割は決まっている。理解している。だから、今はただ集中するのみ。

 明日が、明日こそが大一番。恐らくは、彼の人生の中で一番強烈で熾烈な一日となるであろう日。

 決戦までは、あと半日も無い。

 少年は、夜風の入って来る窓を閉め、ベッドに潜り込んだ。

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