06ななしのぶしつ
ーーーーーーーーーーーーー暗転ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
目の前に笑いながら壁の方へ喋る少女と
部室の中央に倒れている後輩
それを目にする二人
(チャララーーーアン)と鳴り響く脳内サスペンスの効果音
果たしてその全貌はいかに、白い悪魔な病的少女果たしてそれは素なのかそれとも、かく言う二人の恋路の行く末、そして後輩は果たして、、、、
どうでも良い喜劇開演第二幕まじまりまーーーす
後輩を目にした先輩は追いそいで駆け寄ろうと思うがしかし
この間に彼女を帰した方が得策だと気づき
「ではさちこさん」
「何ですかダーリン」
「いやその呼び方は、、いやしかしいまはそれどころではありません」
「それはいったい何なのですか」
「あなたの姿を見た妹があまりのショックで倒れてしまった
ですから日を改めて紹介しますので」
とうわの空でほらを吹く
「いやしかし妹さんではないと」
「それなんですが実はあなたに嘘を言ったのです」
「なっなんでそんなことを、私たちは付き合うときに嘘だけはと」
「それなんですが、ごらんの通り心臓の弱い妹でして」
「そうですかでは日を改めて」
「そうしていただけると助かります」
しばらく歩いて急いで妹近づく彼女
「しかし看病をしなければ」
「いえいえいいんです彼女は失礼にも貴方に驚きのあまり驚いて倒れたのですから」
「そうですか、では今度こそ、、、、しかしお見舞いがあった方がよろしいのでは」
「いえいいんですダイエット中だそうですから、気になさらずにさあ」
「分かりました、しかしその白い方はどうするのですか」
「それなんですがまーあとはこちらでなんとします貴方に煩わせるわけには行きませんし」
「そうですかではさようならあなた」そう言って彼女は部室を退場しようとした
したのだが扉が開かない
「あのどうしたのですか、さすがに幾ら離れるのが名残惜しいといえども今回は状況が」
「・・いっいえ本当に開かないのです」
「本当ですか」
部長は彼女の元へ掛けていき一緒になって開けてみようとこころむ物の
さっきの地震のせいで立て付けがおかしくなったのかびくともしない
「おっおかしいなーそんなさっきの地震で」
「いえいえ地震を侮ってはいけません下しかするとこの教室には窓が無いせいで分かりませんが外は酷い有様かもしれません」
「そっそんな」
「いえいえそんなことと言って否定してはいけません
誰かの本にも現実とは小説より奇なりと」
「それは江戸川コナンに弟子行りじゃーーー」
突然彼女が私たちの間を汽車のように通り壁にぶつかり寝転がる
その後大仏の涅槃のような格好で、ものすごい変顔のようなしかめっ面をするので無視して彼女を見た
「多分それもあるとは思いますがそれを言うなら「現実は想像よりも残酷だ」ではないのでしょうか」
すると彼女は頬を少し赤らめて
「すいませんお恥ずかしいことを」
「ハイハイ面白い面白いいっきゅうさんは休載して早三年」
「いえそんなことはありませんよ、どちらかと言えば貴方の方が実に美しい言葉ではないですか、自分は不躾なことをすいません」
「いえこちらこそ恐縮させてしまって」
「ところでここに寝ているこの豚をそろそろ起こしませぬか」
「そんな言い方はどうかと思いますがなぜです」
「いえ、先ほどは邪魔でしかなかったのでそのまま寝かせておいたのですが、しかし、彼女の力を借りればこの教室というなの部室から脱出できるかもしれません」
「そうですがまた気絶してしまうかもしれないではないですか」
「そうはいえどもこのままでは時期に空気がなくなって酸欠で死んでしまうかも知れません、それならば彼女には多少の我慢をしてもらって」
「可愛そうですがそうかもしれません、ここで死ぬよりかわましでしょう
しかしどのように起こして差し上げましょうか」
「いえいえ貴方のお手を煩わすには及びません」
そおいって彼女を足でこ突くと
「うにゅるるるうぅ」と気持ち悪い効果音を出しながら目を覚ましたが
しかし横でこちらを正座をしながら寝っ転がってみている白い少女の顔が視界に入り
「なっなんなんですかおまはんはーーーあ」とこれまた寝起きにしては相応の意味の分からない言葉と共に起立してファイティングポーズをした
とうの彼女は白い服をヒラヒラさせて僕の後ろに駆けていった
「あっ待ちなさいちょこまかマロニーズ達よ」
逃げている彼女があらぬ明日の方を向いてその白い指を突きだしていった
「先輩もういやですあの子」
「ふふふ、君もまだまだ子供だと言うことだ」
「そんな口の聞き方は良いとは思えませんわよ」と彼女
「そうですよねーお姉さま」
「うっ嬉しいです、ねっあなた妹さんが私のことを」
「しーーーーー」と僕
「面白い方ですね先輩、先輩のことを貴族風にああた、ですって
おほほほほほお」
「やめなさい後輩、そしてあなたも変なことは言わないように」
「すいません」
「すいませーーーん、奥に誰かいますかーーー」
そのときふざけたような会話に一筋の光が見えた
僕と彼女は顔を見合わせると扉の方へ駆ける
その間にも
「おーーい誰か奥に居ますかーー」と言う声が聞こえる
「どっどうしたんですか先輩方、そんな扉に駆けつけて」
「いや妹さん実はカクカクシカジカな地震の後、私は助けを呼びに外へ駆けようとしましたら地震のせいで扉が閉まったまま動きませんの」
「そうでざますか、しかし誰の助けを、、、っあ、あの少女」
と言って指を指そうとするがどこにもいないのでうろたえてからいきばをなくして、仕舞う
「いえいえ違うんです、あなたが私の顔を見て倒れてしまって」
「いや、ちょっと待って下さい私が気を失ったのは」
「いや後輩君今は助けに答える方が先だ」おーーーーいこっちだ」
とさらに声を荒立てて言う
「おーいオーイ奥に誰かいるんですかーー、居たら僕に突き刺して
それどっいしょーどっこいどっこいしょー」
「あの先輩変な声が聞こえてくるんですがその助けの声って」
「いやそんな」
「そう言えばあなたこの声とびらじゃなくて」
恐る恐る振り返る三人、そこには涅槃姿で水道水から汲んだであろう透明の水をぶくぶく言わせながら
「おーーいこっちにいるぞーーーー」と一人遊んでいたがこちらが目を見ると
ニコッと笑った
「先輩あのガキ吊しますか」
「いや待て少女よさすがにそれは不味い」
「そうですよ吊すなんて、頭に血が登って、禿げてしまいます」
「それですよ先輩、どうせあんなおかしな奴一人頭が禿げても」
「いや断固としてだめだ、君がやると言うのならばと止めはしないが」
「いや私こそ先輩命令でしたらいくらでも」と言いながら少女に和服人形の手を「シャアーー」とか言いながら襲うマネをする
かく言う少女は無言でそれを見ていないが顔はそれの方にある
「カクカクシカジカアルマジロウ」彼女はそれを繰り返しながらピョンピョンと跳ねて立ち止まった
「それよりもみなさんどの様にしてここから逃げませう」
「それなんだけどもお姉さま」
「君は彼女をお姉さまと呼ぶのをやめて、妹の面倒を見なさいよ」と僕
「イヤイヤ先輩までなに言い出すんですか、ここからでるためには先輩があのこの面倒を」
「そのすいませんが私あのこの姉なのでそう言うことなら」
今更にその設定を出してきた彼女に男驚くがそれでも良いかと
「そうですかではお願いします、それでは後輩早速助けを呼ぶことにしようではないか」
「しかし先輩どの様にして」
「うむ、そこなんだが」
どこから来たのか彼女が私たちの隣に来て
「そこが問題なのじゃ」とえばって言った
「ところで後輩君」
「何だね先輩」
「いやこの調子でもいいのだがなぜに後輩の方が偉そうに先輩がひっくうに敬語を使わにゃにゃらんのだ」
「迷子の迷子の子猫さんーあなたのおうちはここですかーーっほーらつかまえた」
捕まったのに無表情の白い妹を彼女は抱き上げると奥に
「仕事の邪魔になるでしょ」とかい言いながら引き上げる
「ところで後輩」
「何でしょう元部長」
「いや譲ってもいいのだがまだ名残惜しいよう」
「そうですか、なら将来忽然と消息を絶つと言うことでよろしいですね」
「それは嫌だ、断固として反対するがどちらも嫌だぞ、そう言う君は部長になっても大丈夫なのかい」
「私は大丈夫です将来30歳で死ぬらしいですから」
「ずいぶん暗い未来のようだが仕方ない後三ヶ月後にお前に譲ろう」
「そこは慰めていただきたい所ですがすが全部嘘なのでそこまでは求めません」と言いながら人形に宣誓のポーズをさせた
「嘘なのは分かってはいたがしかしキミどうする」
「どうしましょうどうしましょうとなりの泥鰌町でドジっ子魔法使いが殺された、どうしましょうどうしましょう」
「シィーーーイ、妹よしずかにしなさいアーーメン」
まるで神頼みであり悪魔払いではないかと思うような声が奥で聞こえる
これはいよいよ急いだ方が良さそうだ、そんなことを考えている男
「ねー先輩、私たち死ぬかもしれないんですよね」
「君はどこまでも不吉だ後輩君」
「それではどうですここは一つ私に告白の一つでもしてみては」
「きっきみはなにをまた言っているのか私は皆目見当が付かないぞ
後輩君」
「そんなつめたいんだからー」
それが寄っかかってくるかに思われたがしかし
「先輩私何も言ってませんぜ常考」その顔はどこかほころびていたがしかし、奴の背後に背後例のごとくぬめった白い少女が満面の笑みを浮かべて
「と少女は言った」と言った
「あーーーごめんなさいねごめんなさいねごめんなさいね」
そんなことを言いながら連行うされる蓮根のような白い連行少女
その顔はどこか白目をむいた気味の悪いものだった
「どうでしょう先輩いーち、にーい、っさんで二人で扉をけっ飛ばすようにうに仮面ライダーキックしませう」
「ああそうだなヒデヨシクン、弁償代は君持ちだ」
そう言って二人で数歩下がる
「やだなーせんぱい勿論部長命令で」
そお言いながら二人して扉に向かった。