02かわいくないらいほうしゃとやっかいごと
男急いで戸を開けた瞬間
彼女が飛び込んできた、またそのとき廊下からなにやら騒がしい声
この男以の部員の音のようで騒がしい
男急いでロッカーに彼女を閉じこめて元のイスに戻る
「がらがら」
立て付けの悪い扉を開いて女子部員が登場
女ロッカーから外の様子を必死で見ようとする
「(このとき透ける何かを戸に変更する)」
(あら、可愛い子ね、あの人を奪おうってゆうんじゃないでしょうね)
「先輩また補修ここでやってるんですか」
「・・・・・うるさい」
「へへへ」
「・・・気持ち悪いな」
女自由に部屋の定位置でくつろぎ始める
(人形でもいじる感じ)
「キミその気味の悪いもの」
突然女いらだち男をシラケた目で見る
「・・・・整理してくれ」
「・・・・・・・・・・・・ッケ」
「あのな、キミ先輩に向かってその・・・・」
睨む女
「すいません、べつにいつまでも末永くお置きくださいませ」
よろしい、とそんな感じで軽く見るとまた人形で遊び始める
(紅茶でも入れて飲めばなおグット)
二人はそれぞれ自由に振る舞う
先輩は一人宿題を書き
後輩は人形を片手に読書に移行する
(なんなのこの二人、私のダーーリンをあんな無碍に扱って許せない
、、もしかしてそんな喧嘩も出来る関係ってこと、ムキィーーーー)
そこで彼女がロッカーを揺らしてしまう
「、、、先輩貧乏揺すりするとこちらまで貧乏が移るのでやめてください
もし続けるようなら廃部にしますよ」
その状況に一時唖然とするが勘違いを起こしていることに気づき一段落する部長
「揺すってしまったのは実にも押し分けないがしかし、キミに廃部権などと言う権限はないはずであろう」
「ふふふっふふふっふふふふふふはあぁあぁあっぁあああああ」
「君怖いから止めてくれ」
そこで廊下で足音が聞こえる
次第に近づき開く
「がらごろ」
「やーーーー諸君暇してるかい」
その軽薄そうな男を見た瞬間二人は睨む
しかし男は意に介さず両手を広げてこちらに来る
「ガルルルルッルルル」少女犬のように奴におどけ過ぎず言う
早く出て行った、と言う感じで部長もおお戦する
「ちょ君たち世界の宝ことこの方月 影太郎こと学級委員長になんてことをするのだ」
「影太郎君早く出て行ってくれるかな」
「君達、この部を僕が幾らでもどうにでも出来る・・・」
「悪いが内にはその権限を持つやつがもう一人居る
頭の良い君ならば分かると思うが一人いればもう沢山だ」
そう言って部長が男を外に出す
「部長鍵掛けておきませう」
「ああそうしてくれ一部員君」
「いや先輩が掛けてください、先輩の方が近いんですから」
「いやいや君はただ、ガルルルルルル、と吠えていただけではないか」
「チッチッチ」
そう少女は指でチッチッチとやってから
「ガルルルッルルルルルルルルルルルルル」です」と威張ってみせる
「何を威張ることがあるのかは知らないが九文字多い」
「そっそんなバナナ」
「君出身どこだっけ」
「飯山ですけど」
「飯山ってどこの」
「先輩ふざけているんですか、私達が何時からの付き合いだと」
その時ロッカーが揺れる
しかし討論に夢中で気づかない
「いや君と会ったのはこの高校からだ、間違いない」
「そッソンナバナナソカナ」
「・・・・・ふざけるなら退部をも辞さないぞ」
「・・・・・・・・・・・ばっ」
「キミ今年は二年生だったね」
「・・そうですが何か」
「来年の部長なんだが、、、君にやらすことも可能なんだよ」
「すいませんそれだけは許してください」
「そうそうやりたい、、、、、てなぜにそこはやりたがらない」
「いや、何の得もありませんし大体この部の部長が将来的に悲壮な最後を代々遂げるの知らないんですか」
「・・・初耳だが、誰から」
「用務員の小林さん」
「うっ嘘だろ」
「ええ、先輩もようやく信用しましたね、あの人にかかればどんな噂もキャッチ範囲内、町内でもあの人のことを某国のスパイだという人も少なくありませんからね」
「・・・しかし、、デマという」
「ふふふふっふ」
「わっ笑うなよ」
「笑っていません」
「嘘はやめろよ後輩君」
「嘘ではありませんよ、ひどいなー先輩は、後輩も信じられないなんて
社会に出たらお先真っ暗ですよ」
「うっうさい、まっまた笑うな」
「私は笑っていませんて、笑っているのはこのお人形です」
「っふふふふふふふうふふふふふふ」
「やめてくれ許してくれ、部長にしないから部長を今から変わってくれ
死にたくないよう」
「別に死ぬなんていって言ってません、悲壮な最期と言うだけで死んだかどうかは不明です、何なら小林さんに今から一緒について行ってあげますから話を聞きに行きましょうか」
「うんん、いやいい、でなんて言ったんだ」
「それは」
「うわーーーき聞たくない聞きたくない、、、耳塞いじゃお」
「先輩みっともないです」
「うっこれは失敬」
「でそれなんだけ・・」
「うわーーーーー死にたくない死にたくないアイス食べたいよう、後死ぬなんて絶対いやだ、、、っあそうだ耳塞いじゃお」
「はあーー」後輩呆れて元の場所に戻ろうとしたとき
不安がる可愛そうな彼を抱きしめようともがいていた彼女がロッカーで物音をさせる
それにより後輩
先輩は一人落ち込んでいて気づかないがふと目の前の重大なことに驚く
後輩は人形を握りしめてその手で探るように前に進む
その時