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五大貴族の秘密と新しい家族

 オリヴィアはゆっくりと立ち上がるとティアナの隣に来ると抱きしめた。ティアナはびっくりしたが、目を閉じてじっとしている。

「よかった。嫌がらずに素直に了承してくれて、私はうれしく思います。ティアナさん、貴方の苗字は確かクランでしたわよね?」

「はい」

不思議に思ったティアナははっとした五大貴族の苗字は宝石名が規則だからだ。そうなると今までの苗字は失うことになるからだ。ティアナは悲しく思ってしまった。

「そのことなのだけれど、苗字は確かにクランではなくなるけれど、クランをミドルネームにしましょう?」

「え?」

(失わなくて済むの?)

助けを求めるようにオリヴィアの顔を見ると微笑み頷いた。そして五大貴族の当主達も同じように微笑む。

「貴方の家名はもう私たちで決めてありますの」

ティアナは緊張した顔でオリヴィアの言葉を待つがその時間が長く感じた。

「貴方は今日から・・・ティアナ=クラン=ローズクォーツですわ。これからは五大貴族伯爵家当主としてがんばってくださいまし」

「はい!」

元気良く返事をしたティアナに伯手が送られる。

 そして祝い品・・・これからの服、アクセサリー、靴、帽子など色々贈られた。ティアナにとってこれが服かと思うようなドレス。この先、着る服に目を丸くした。

「この服、ローブ・モンタルトよ。これからは、この服が貴方の普段着ですのよ。そして、今着ている服はローブ・ア・ラ・フランセーズよ」

ティアナ自身呉服屋で働いていただけあってドレスの種類が何かは分かったが、まさかドレスが普段着だとは思わなかった。パーティーに着るものかと思っていたからだ。

「ローブ・ア・ラ・フランセーズは舞踏会やパーティー、会議に着て下さいまし」

「はい、わかりました」

「それとティアナさん、私にも敬語はやめてくださいませんこと?」

ガシャッ

オリヴィアに突然言われた敬語なしの言葉の意味をすぐに理解できなかったティアナはポカーンと口をあけてしまう。理解したときには動揺し、この部屋に来た時に、出された机に置かれたティーカップを倒しそうになる。

「えっと、女王様、それはさすがに・・・無理かと・・・」

ティーカップを元に戻し、息を吐きオリヴィアに己の本当の意思を隠さず打ち明ける。だが、そこで黙っているオリヴィアではかった。ここは、さすが女王というべきだろうか。

「ティアナさん、友人の子どもに敬語を使われるのは、心が傷つきますわ。それに、他の五大貴族は良くて、私だけ敬語というのは寂ししぎますの」

それを聞きティアナは、そっか友人に敬語を使われるようなものだと理解し素直に受け止めた。

「はい・・・あ・・・うん、わかった」

「それと私たちのことを公爵、侯爵、子爵そして男爵と付けずに普通に呼び捨てで構わないわ。私たちもそうだからお互いに苗字を呼びしてで呼んでいるの、私のことはオリヴィアでいいわ」

「そうじゃよ、ティアナちゃん。苗字のあとに爵位付けられてしまうと、他人行儀に思えてしまうからのう」

それを聞き、今までの自分が皆に対しての呼び方を思い出してみた。

(確かに、爵位付けて呼んでしまうと、敬語抜きで話している意味がない気がする)

考え直し、改めてそう感じたティアナは普通に呼び捨てにしようと心に決めた。だが、さすにパーティーや他の者たちがいる場所では爵位を付けようと心に決めた。

「分かった、オリヴィア、アレクサンドライト」

皆が頷いた。メイドが新しいお茶を手に入ってきた。

 メイドが新しいカップにお茶を入れ終わると出て行くのを見計らい、次の話に移った。

「五大貴族のことなのだけれど公にされていることだけ知っているわね」

「はい、五大貴族に選ばれた一族の者・・・主に当主が各爵位のトップに立ち、各爵位をまとめ争いを無くす。五大貴族ではない貴族たちは自分たちの爵位の五大貴族にはどんなことがあろうとも逆らえない。かといって他の五大貴族には逆らっていい訳でもなく、五大貴族には逆らえないことになっています。なので、五大貴族は他の貴族が行うことを監視・・・見ていなければならない、貴族たちは行うことの報告、結果を出さなければ何かあったら干渉しなければならないから」

 ティアナが言葉に詰まることなくすらすらと五大貴族が行うこと、貴族が義務付けされていることを一気に言ったため、その場にいたものは息を呑んだ。これなら大丈夫だと、他の貴族は気を押されされると確信したが、この場にいたものは、ティアナの性格を知っているため同時に不安にもなった。何故ならば弱腰でお花が大好きな心優しい少女・・・そしてすぐ風邪を引くか弱い乙女だ。

 優しい少女ゆえに隙を見せれば、他の伯爵貴族は牙を向くだろう。その点については、すでに手は打ってある、オリヴィアと大貴族が総出で守る、そしてティアナが住むことになる家・・・豪邸には元物騒な使用人がティアナを守ることになっている。

よく風邪を引くティアナは、頻繁に医者にかかる。今までのように普通に診療所で見てもらうと他の貴族たちに毒を盛られる可能性がある。そこは、カーネリアンが見ることになるが医者の資格を持っていても、医者の仕事をしていない彼は、医者の仕事が増えるだろう。そうなることを考えてすでに彼の屋敷には医療薬、医療器具をそろえてある。ぬかりはないようだ。

「そうね。そこまで言えたらそのつど教えたほうが効率がよさそうね。ティアナさん、ここから話すことは公には発表されていない事項だから内密に。

かといって屋敷の使用人には、必要最低限のことは伝えることになっていますの。貴方のこれからの住まう屋敷の使用人にもすでに伝えてあるわ。どこまで話かは後ほどお話しするわね」

「はい、わかりました」

すると、隣から咳払いをし敬語としてきされた。

「・・・!・・・わかった」

一瞬何のことかと首を傾げそうになったが、先ほど約束した敬語抜きで話すという約束ごとを忘れてしまっていたティアナは慌てて言い直した。

「ふふっティアナさん、これから言うことをしっかり聞いてください。昔話のよう話だけれど、これは、本当の話なのよ・・・質問は受けるから聞くだけ聞いてくださいな」

いきなり真剣な眼差しでティアナを見据え話し始めたため、ティアナの体に緊張が走る。

「今から600年前、ヴィネント国が収めているこの大陸は海でした。そこに風、雷、水、花、地、そして火を司る神々が降り立ち、6人の神々が協力しこの大陸を作り上げ、その大陸に一つの国を作り上げ、神々は人間と恋に落ち子をなし、風の神は国の王となり、他の神々は貴族となり今をなお、この大陸と国を守りう続けている。そしてその神々は現王家と五大貴族である」

(・・・え)

昔話と聞いていたので、お伽話のような話かと思っていたティアナは、思いがけず口をポカーンと開けてしまう。公にされていない話とはいえ、冗談かと思うような話についていけない話であった。

「これがこの大陸と国の真相よ。冗談に思える話かもしれないけど・・・これが私達の家に代々伝わる真相・・・私達は神々の血を引いていますの」

「わかり・・・わかった、信じるよ。こんな時に冗談をいえる状況でもなさそうですから。それから、ずっと顔が真剣だったから受け入れます」

何も疑いもなしにすんなりと受け入れたティアナに逆に他の者たちが驚く羽目になってしまったが、素直に受け入れてくれたティアナに感謝の色を隠せないでいる。心からほっとしたような表情になった。

「それが、真実・・・だったらスギライト家も神の血族のはずです。何故血族が途絶えないように対策をしなかったのですか?」

ティアナアナはの言葉に会議室にいたティアナ以外時間が止まったように固まってしまう。痛いところを突かれたようだ。一方ティアナは何かを探るような眼差しで見つめる。オリヴィアは一瞬躊躇ったが隠しようがないと判断したのか深呼吸をし、決意した眼差しでティアナに向き合った。

「それは、スギライト伯爵が頑固して新しい花嫁をもとうとしなかよったからなのです。彼は亡くなった彼女を一途に愛していたから、私たちも手荒なことができなかったのです」

そのことを聞き無理に新しい人を迎えられなかったスギライト伯爵の気持ちがよく分かった気がしたのでそれ以上のことは聞こうと思わなかった。

ふと先ほどオリヴィアが言った神々の話によると五大貴族は神様の血を引いていることになる。どの神様の血を引いている気になったになった。

「えっと、皆さんは神々の血を引いているんでしょ?だとしたら王族は風の神様で他の神様はどの一族なの?」

その質問にああ、と答えてくれたのはファイブライトだった。

「それはですね?ティアナさん、アレクサンドライト家が雷、カーネリアン家が水、旧スギライト家が花、僕の一族、ファイブライト家が地、そしてシトリン家が火の神々の血を引いています」

教えてくれたファイブライブに礼を述べると、それでね、と話を続けた。一瞬にして真剣な顔になった、彼の顔をじっと見つめるティアナ。

(まさかとは思うけどその力を使えるってことは・・・)

「僕たちは血だけを引き継いでいるわけではないんだよ。引き継いでいる『神の能力』をその家の物は使えるんです」

「!!」 

頭の回転が速いティアナはすぐに言われた言葉の処理をしていた彼女は、話の中で一つの『未来』が見え、まさかと思っていた事が的中・・・したが彼女にとってそれは当たり前のように、当ったことに驚きもしない。

 何故なら彼女は・・・物心ついていたときにはある力があったからだ。しかし、彼女は神の血は一滴も引いていないのは確かだ。

「・・・驚かないんだ?もしかして、僕達が神の能力を使っている未来が見えてしまった?」

「!?・・・何故そのことを?・・・そう・・・あの時のはきょうのことだったね・・・お母さんから聞いたんですね」

一瞬何故『未来』が見れることを知っているのか不思議に思ったが、ある日見た『未来』に母が何人かに何かを話している映像を見いた。その時に話していたのだろうとティアナは確信し、シトリンに見たとはっきりと答えた。

「ですが、使っているのは確かだけど皆さんが苦戦していてボロボロな状態で、敵の姿が真っ黒に染まっていて誰だか判断できなかった。黒いって事は

闇に落ちた人物か死者・・・」

淡々と話すティアナに対して、五大貴族は驚き顔を曇らせたが、まさかそんな事はという顔になった貴族にとどめの言葉を言った。

「私が『未来』を見るようになってからは、一度もはずれた事もないし覆ることもないですから、何かがあるとしか言いようがありません。それとこれからは闇にはきをつけほうがいいよ」

まさかと思っていたが現実になると言われたため、顔が青ざめる。

「とまあ、そんな事は今考えても何も起きていないので何の手立てがないのでこんな話は、終わりにして」

そうだなといい話題を変える貴族たち。でも、ふと何故神の血も引いていなくただの一般人のティアナにしたのか不思議に思った。前の話でオリヴィアと知り合いだったので、五大貴族の一員にしようとしたが、誰かに殺された。そして娘でもある彼女を伯爵に選び直す理由があっただろうか。守りたいのなら保護すればいい話だ。

「あの、もうそろそろ本当のことを教えてください。神の血を引く一族で構成された五大貴族の中に一般人がたやすく入れるとは思わない。皆さんが言う真実を知ってしまった今、そう思うしかないんです。守りたいのはわかります。でも守りたいのなら、保護すればいい話、他に・・・他に理由があるんじゃないですか?」

心に思っていたことを偽りもなく話すティアナに対して、他のものはしまった・・・と一瞬顔に出し何もなかったように平然とした顔に戻したが、彼女の目からは逃れなかった。そして彼女の瞳の水色が淡く神々しく光り始め、誰もが見とれる輝きに息を呑む

「!!・・・えぇ、そうよ」

もう隠せないと思ったのかオリヴィアは答える。するとアレクサンドライトがここはわしがと話を引きついた。ティアナは輝いている自分自身の瞳をティーカップに注がれたお茶に映し出された瞳を見ても動じなく、スっと目を閉じもとの鮮やかな水色に戻し、じっとアレクサンドライトをみる。

「理由はティアナちゃんの言うとおり、守るだけじゃないのじゃ。確かに神の血を引く、わしら五大貴族は普通の人間と違うわけじゃから確かに一般人が入れるところではないのじゃ」

はやりと息を呑むがじっと話を待つティアナも真剣そのものだ。謎を知りたいという気持ちが痛いほどに女王、五大貴族に伝わり隠すのをやめようという顔つきになる。

「すまなかったのう・・・隠すつもりはなかったのじゃがな、ティアナちゃんにはつらい現実かもしれんとわし等は少しづつ教えていこうと判断したんじゃが、かえって辛いおもいをさせてしまったのう」

いいえと首を振ったが、本当に申し訳なさそうに立ち上がったカーネリアンがティアナを抱き上げる。今まで書かれなかったが、ティアナは身長145cmだ。あまりにも小さいが16歳の女の子だ。カーネリアンは180cmあるため凄い身長差だ。男性の平均身長は約175cm、女性は156cmぐらいのためティアナは小柄な女性である。

ここにいるほとんどの五大貴族は、平均身長はあるし、オリヴィアも平均身長だ。

「きゃっ!」

いきなり抱き上げられたため、悲鳴を上げたティアナにカーネリアンはかすかに笑い、ゆっくり椅子におろした。

「こんな小柄な女性を危険な立場に立たせるんだ。危険なことは伏せたくなるものだ」 

小柄な女性と聞き、しゅんとするティアナだったがすぐに立ち上直り、カーネリアンに向き合い、自分の思いをぶつける。

「だとしても、選んだのがそちらです。私には知る権利があるはずです。確かに私は小柄ですが、だからこそできることがあると思うしできることをやりたい。だからこそ本当のことをしたい」

ここにいた誰もが思うだろう。彼女を選んで正解だった、肝が据わった可憐な少女。弱腰だけど頭がよくお花が好きな秘められた貴族たちの姫だと、確信しただろう。これならすべて話しても受け止めてくれるだろうと。

「さて、話がそれてしまったのう。ティアナさんを選んだ理由だったかのう?それはなティアナちゃんが神に祝福され愛され生まれてきた神の愛娘だかじゃよ」

えっと息を呑むティアナ。自分は両親から産まれてきてないのかと一瞬思ったが、ティアナが『未来』と対に『過去』を見ることができる能力がある。

そこで見たのが母であるクリスティが必死に出産している時からその子どもが、元気よく成長する映像が流れた。その子どもはまさしくティアナ自身だった。

「よかった。ちゃんとお母さんとお父さんの子どもだった」

「そうじゃ、ちゃんとご両親のもとで産まれた子じゃよ。神は貴方を産まれるのをとてもうれしく思い、魂を愛しているのじゃよ。うむ?その神はわしらじゃないからのう?もしわしらじゃったら気持ち悪いだじゃろ」

といわれふふっと笑い、それにつられて皆笑い出す。

「その神は天界の長だじゃよ。ティアナちゃんが『未来』『過去』が見れるのは神が与えた『力』それが理由じゃ」

理由を述べると紅茶を一口飲むアレクサンドライト。ここからは私が戸引き継いだのはオリヴィアだった。他のものは理由を知っているためか優しい目でティアナに微笑み見守る貴族たち。

「だからこそ、神の力である花の力を受け継いでくれると思ったのよ。それに貴女は花を愛しているから、受け継ぐのになんの苦もなく受け入れられると信じていましたから」

「あの受け継ぐって・・・?」

受け継ぐと聞いて不安に思うティアナ。神の愛娘で神の与えられた力があったとしても神の血を持たないティアナの体は拒否反応起こさないか不安だ。

 ただそのことを考え五大貴族も受け継がせるかどうかは不安に思っていたがティアナは花が好きな事をクリスティから聞いていたので大丈夫だと思い受け継がせることに踏み切ったのだ。

「受け継ぐのは良いんですけど・・・」

「あぁ、それは当然だから分かっているから安心しろ」

カーネリアンに言われほっと息を吐くとオリヴィアがそうだわとティアナを呼んだ。

「力を受け継ぐ前に会って欲し人達がいるのです。その人達のことは、家族と思って構いませんよ。」

オリヴィアは扉に向かい入るように告げる。

ティアナは何のことか分からず首を傾げながらオリヴィアを見るとオリヴィアは微笑むと6人の男女が入ってきた。

「彼等は貴女が住むことになる邸宅の使用人であり、貴女を守ってくれる人達ですわ。でも、うち2人は元の仕事と同じ人だから貴女を守ることが出来ないわ。使用人と言っても実感わかないわよね。貴女の家族思ってね」

オリヴィアはティアナの肩に手を置いて一番左にいる男を指した、男はティアナに目が合うと微笑んだ。

「左から執事のラブド、元は軍人よ。その隣の彼女は掃除婦のカレン、元の仕事も同じよ」

「ブラドと申します。以後お見知り置きをティアナお嬢様」

「カレンです。よろしくお願いいたします」

2人は深々とお辞儀をする

(軍人!髪ふわふわしてる。白色に少し紫がかった髪色が綺麗。隣の彼女はものすごく大人しそう。ブラウンに近い金髪だ)

執事のラブドが元は軍人と聞き驚くティアナ。それもそのはず、見た目はそうは思われない顔立ちで細身だからだ。

掃除婦のカレンはティアナによく雰囲気が似ていてひ弱そうだ。

「その隣の3人は貴女の護衛のカルト、元は暗殺者。隣のはウラド、元はスパイですわ。そして、その隣はレンジュ、元は騎士ですから護衛には慣れているわ」

(あわわ・・・暗殺者にスパイに騎士って!

濃すぎる。この人達!カルトさんは雰囲気が怖い・・・ウラドさんは目つきが鋭い・・・

レンジュさんは元は騎士だったからなのか怖くない・・・?)

ブルブルと震え出したティアナに気づいたのか、オリヴィアは背中をさすりなから3人を見ながら低い声で話した。

「大丈夫よ、ティアナちゃん。ここにいる6人は何があったとしても、ティアナちゃんの安全第一に動いてくれますわ。もし、ティアナちゃんを裏切ったり、何かあって命を落としたとしたら、私達にその首を差し出すように命じてあるから安心してくださいな」

さらりと怖いことを言い出すオリヴィアに対して3人はお辞儀をした。

「そして最後の1人はノア、専属のシェフよ、元の仕事は同じよ」

「よろしくお願いいたしますね」

ティアナは6人にお辞儀をした。すっと心配そうにティアナを見守っていたカーネリアンがティアナの前に立った。そっとティアナの頭を撫でる。

「彼等はティアナの身の回りのこと、守るために半年前から訓練してきてる、だから安心しろよ。彼等を選んだのも俺たちだからな」

確かに目つき、雰囲気が怖くてもティアナをしている目は優しいく見守っているという感じだ。ティアナはにっこり笑い礼を述べた。

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