女王からのお誘い
何処かでティアナの容姿………髪色を書いたかもしれませんが
作者的には銀髪のイメージです(≧∇≦)
何処かで違う色になっていたら教えてもらえると幸いです
真冬の朝方、一軒家の締め切った窓からでも聞こえる外からのザワザワと騒めきは、今日は一段とあさから騒がしく、ティアナ・クランはいつもより早く目が覚めて着替えていると玄関の方から呼ばれていた。
慌てて駆け出した時ティアナの綺麗な銀髪がキラキラと太陽の光で輝き、瞳は真冬の空を写したような透き通った水色の瞳が印象的な少女。
「はーい!」
そこに居た人物は、呉服屋の店主のおばさんだった。
半年前に事故で両親を亡くしたティアナを昔からの親しい間柄だった彼女にうちで働かない?と勧めてくれた心優しい人だ。
世界は一般人が政治なとをやるがこの国は、市民が政治をやるのではなく、王族や貴族がやる風習だが、一般人の声を大切に聞いて案に取り入れようとしている。馬車での移動や鳩、掲示板での情報、連絡が支流で女性がみだりに素肌を見せるのははしたないとされる国。なのでこのヴイネント国の女性はロングスカートをきて生活している。この国だけではない世界がそういう習慣だ。もちろんのこと、ティアナやおばさんも着ている。。
「おはようございます。おばさん」
ティアナは挨拶しておばさんを家に招き入れリビングに案内し、キッチンに行き紅茶の準備身をしておばさんがいるリビングに行きお茶を差し出した。
「おばさん、今朝早くからこんなじかんにどうしたんですか?」
紅茶を美味しいそうに飲んでいたおばさんはああ、そうだったという顔をし、話し始めた。
「ここの領主でもある五大貴族のスギライト伯爵が亡くなったのよ」
「?!」
そのことを聞いたティアナは頭に石が落下してきたような衝撃と愕然とした。スギライト伯爵には、妻がいたが子どもが生まれる前に亡くなっていて子どもはいない。そのため、我が一族が五大貴族になろうと内戦がここストレチアで起こるだろう。内戦が起きれば商売をやっていられる状況ではなくなる。
「それじゃあおばさん、しばらく呉服屋はお休みですよね…」
おばさんは、そうねと呟きながら申し訳なさそうな顔していることにティアナは気づき少し焦りを見せたティアナをおばさんは安心させるように微笑むとティアナの隣に腰を下ろした。
「ふふっそんなに焦らなくてもいいじゃない。この事はティアナちゃんせいではないから。それと、これからも何かあればなんでも相談にのるよ。ティアナちゃんは私の子どもみたいなものだから」
そういうとおばさんは立ち上がり、自宅へと帰って行った。おばさんを見送ったティアナは自分の部屋に戻りソファーへ座ると今後のことを考え始めた。
「これからどうしよう…しばらくは今まで貯めてきたお金でどうにかなるとしても、そのあとはどうしよう」
親が残してくれたお金と今まで貯めてきたお金でなんとかなるが、クビになったわけでもないが仕事がないという衝撃がティアナにとってクビ同然の痛手だ。そんな事を考えていたうちに眠くなってきて、そのままソファーで横になり眠りについた。
ティアナは誰かに呼ばれているような気がして目が覚ました。もうすでに昼間になっていて結構時間が経っていることに愕然としたが、玄関のほうで呼ばれていることに気づき慌てて玄関に向かった。
扉を開けると郵便配達員が立っていて、手には一通の封筒を手にしていて受け取ると郵便配達員は会釈し去っていった。
「誰からだろう・・・!?」
ティアナが驚くこもと無理がない。封筒に貼ってあるシールには、王家の紋章が刻まれていたからだ。ティアナは慌てて封を開けそこに書いたあることを読み上げた。そこにはこう書いてあった・・・
「親愛なる親友クリスティの愛娘ティアナ様へ
貴方のご両親が亡くなった心からご冥福をお祈りします。
私、オリヴィアは貴方のお母様とは学生時代から親友でずっと連絡を取っていたのですが、突然連絡が途絶え不審に思った私は勝手ながた調べたとこと半年前事故で亡くなれていることを知りました。
あんなに元気で笑顔が素敵なクリスティがもうこの世にいないと思うと心苦しく思います。そこでクリスティの話と彼女の愛娘の顔がみたいと思ったのです。
いきなりで申し訳ないのですが、今日は舞踏会が王城で行われますので、つきましては衣装などはこちらで用意いたしますので、そこでお話いたしませんか?」
と書いてあったので、びっくりしすぎて手紙を落としてしまった。すでにティアナの頭の中はパニック状態で何がなんだか分からなくなってしまったため、声に出して整理し始めた。
「えっと、お母さんは女王様と知り合いで連絡を取っていて突然連絡がなくなったから不思議に思った女王様は調べて、事情を知ったから私の顔とお母さんの話がしたくて、お手紙を送ってきた」
口に出して整理しているうちに冷静さを取り戻した彼女は事の次第を理解したため、手紙の最後の舞踏会のことで不安になってしまった。彼女パーティはおろか、舞踏会なんていったこともないのでダンスなどマナーを全く知らない。ましては行われる場所は王城で、女王に会うのだからそれだけで一生分の幸運を使い果たした気分だ。
「あわわ・・・どしよう・・・これから女王に会うんだ。お母さん女王様と知り合いだなんて一言も・・・」
ティアナは目眩がしてきたため、ソファーに座っても落ち着かない。これは夢の続きだと考えていると玄関から呼ばれた。
行ってみると二人の男性が立っていて二人の後ろには馬車があった。ティアナはまさかとさとった。
よく見ると二人のうち一人はさっきの郵便配達員の人と気づき、ティアナはあっと呟くとその男性は気づかれたと顔をした
「私は郵便配達員ではなく、女王の使者です。先ほどの手紙はお読みになりましたか?」
と聞かれハッとした。これは夢ではなく現実だと・・・。
「あ、はい、読みましたが・・・私は行けません」
そう答えると、男性は少し困った顔になったが、無理もないと呟くとすっとティアナの手を取った。
「混乱や不安があるかもしれませんが、私達は女王から貴方を安全に王城へと応接かって降りますから安心してください。舞踏会は嘘なんです。」
と聞き手に持っていた手紙を読み返したが、そこには舞踏会と確かに書いてある。どいうことっと思い男性の顔を見たらふっと笑った。
「舞踏会という風にした方が一般の方が来てもおかくしくはないですから、だからそうしたのでしょう。五大貴族の方は今回の意図を知っていますが、後の貴族は知りません。」
それを聞いたティアナはなるほどと頷いたが、なぜ郵便配達員に装ってまで直接に渡されたのかが疑問に感じたので聞こうとしたら、彼はにこやかに笑い先に答えられてしまった。
「何故、郵便配達員に装って渡したのかが聞きたい顔ですね。貴方は顔に出やすい」
クスクス笑われたのでむすってしていたら、ずっと黙っていた人が彼をコツンとなぐってしまった。それに対して焦っていたティアナに彼が謝ってきた。
「申し訳ございません。我々も知らされていないのです」
というとティアナの手を引き馬車に向かおうとしている彼に自分の意思を伝えようと立ち止まると、どうさかされましたかと聞かれたので自分の意思を伝えた。
「あの、私は王城に行きません。私は女王様の知り合いではないではく母が知り合いだっただけ。母が知り合いだからといって会っていいお方ではありませんから」
二人はそれを聞くとなるほどという顔になり顔をにあわせて、仕方がないという顔になったので、これで王城に行かなくてすむとほっと胸をなでおろした瞬間、郵便配達員を装っていた彼に横抱きにされ馬車に強制連行させられてしまったではないか。じたばたしていると椅子に座らせられて扉を閉められ馬車は走り出してしまった。
いきなりのことで焦りと怒りがこみ上げてしまった。ティアナは不安になりないてしまったティアナを見た二人は申し訳ないような顔になり、ティアナの顔に流れる涙を手で拭った。
「泣かないでください、ティアナ様。無理やりこんなことをして申し訳ございませんでした。ですが、これも女王の意思でございます。どうかお分かりになってくださいませ」
えっ?と顔になったティアナに二人は微笑み優しく告げた。
「女王とクリスティ様は心底信頼していらしゃいました。お互いに何かしらそうだんしていたそうです。ですからティアナ様のことを心配になられ舞踏会を開き、信頼できる私たちに貴方様の迎えに行くという使いを私たちに頼まれたのですよ。」
それを聞きティアナはそうだったんですかといいにこやかに笑った。
「さっきはすみませんでした。すみませんがわたしを王城までお願いします」
二人はふっと笑いかしこまりましたといい、馬車の走る速度を速めさせた。