外伝・正月
ユクロス「もう正月すぎてるぞ」
著者「三が日だからセーフ! セーフです!」
ゴーン ゴーン ゴーン
「0時! あけましておめでとう!」
「あけおめ。 もぐもぐ」
「あけましておめでとう。 ……初雪ちゃん、さすがに食べすぎじゃない?」
「大丈夫だ、問題ない。 一番いいおかわりを頼む」
「雪ェ…… ところで、年明けたしどうする?」
「じゃあ、今から初詣「「寒いので断る!」」に……まあ、そうなるな」
「年越し蕎麦食うので中断したゲームしようぜ」
「そうだね……あ、悠兄ちゃん、おかわりで」
「……年明けたしもう蕎麦はやめようよ」
「だって、家で手打ちそばなんてなかなか食えないし」
「朝になったらにしよ?」
「うーん。 わかった」
「……というか、家でそばを打つなよ」
「いやー、テレビで紹介されててつい」
その後で近所のスーパーでそば粉が安く売ってたのも悪いんだ。 俺は悪くねぇ。
「兄さんたち! 早くゲームするよ! 今度こそ私のピンクの悪魔が目覚めるときなんだから!」
「おう? また俺のキャプテンのハヤブサ拳で場外だぜ!」
「食器あらってくるから先やってて。 今度こそ電気ネズミを表彰台に……」
だが、電気ネズミが表彰台に上がることはなかった。 ちくしょー
チュン チュン
朝の部屋には、死屍累々と化した3人が……
「ゆ、悠。 雪。 お、起きてるかー」
「おう。 まかせぐぅー……」
「……zzZzzZ」
「初詣行くんだろ。 雪も屋台が待ってるぞ」
「うーん。 そうだったな」
「屋台!(ガタッ」
よし、支度しないと。 ……眠い。
近所の神社にて
パンッパンッ
初詣に来たのはいいが、やっぱり人が多い……
「二人はどんな願い事したんだ?」
何か話題を振って気をマ紛らわそう。
「「VRゲームの新作はよ!」」
「……それはゲーム会社に頼め」
「「せやかてクドー」」
「クドーじゃない」
「そんな悠は?」
「俺はもちろん」
「「男らしくなる」」
「(´・ω・`)」
「「聞くまでもなかったね」」
お、おぅ……
「そういえば、お賽銭を小銭しか入れない人は貧乏人扱いらしいよ」
「いきなりなに?」
「いや、ネットで見かけて。 悠兄ちゃんも兄さんも5円玉だけとか」
「雪お前、残念な目で見るんじゃねぇ!」
うーん。ゲン担ぎに五円をご縁にするとかのほうがいい気がするが……あ、十円だととおえんで遠縁となり、縁が離れるとかあるらしい。二十円だと、二重に縁があるだとか。
「仕方ない」
「どうしたの悠兄ちゃん」
「ここに五千円あります」
「お! 入れるの!」
「マジでか悠! 五千円もか?!」
「みんなで食べる屋台の資金でしたが、初雪ちゃんがそういうなら仕方ないですね」
「……え?」
「もう一回参拝してきま「ストップ!!」なに?」
「……お賽銭には気持ちがあればいいよね?」
「気持ちの問題だから五千円入れてきま「ごめんなさいなんと言われてもいいから屋台のお金だけはー!」
「雪……」
吹雪が何とも言えない表情でした……
「たこ焼き! お好み焼き! 大阪焼! 焼きそば! 屋台の粉物はなんでこんなにおいしいのかね(もぐもぐ」
「食べながらしゃべらないの」
「お前はおかんか……焼きそばは粉物なのか?」
どうなんだろう。小麦粉で麺作ってるなら粉物って感じだが。
「悠兄ちゃんは相変わらずだったね」
「うっ……」
「やめてさしあげろ」
屋台の人にかわいい子と言われるだけならまだしも(これの時点でキツイが)、一部の屋台のおっちゃんに、顔を覚えられてた上に、タダで渡されて味の確認を頼まれたのは何なのかと思う。
「悠は味のダメだしするからなー。 抜き打ち確認されてる気分なんだろ」
「普通そんなこと求めないだろ。 タダで渡してくるし」
「そんなことはないぞ!」
「「「うわっ?!」」」
あ、たこ焼き屋のおっちゃん。
「この子が味確認したのを見た人は、結構店に来てくれるからな!」
「そ、そうなんですか?」
「おう! そっちの嬢ちゃんが横でおいしそうに食べるのもあって、客足倍増だよ」
「そうかもなー。 悠は味の確認。 雪はがつがつ食うからな」
「そして一緒にいる男に屋台の店主の怒りが向く」
「なんでさ! っは、もしかして、紅ショウガがいつも多いのって」
「俺たちの気持ち(怒)だ」
「うぉぉぉぉぉ!?」
吹雪は結構おっちゃんたちと仲良くなれそうだな……
「悠兄ちゃん。 次何食べる?」
「家帰っておせち食べないの?」
「食べる。 帰ろうか。 今年も手作り?」
「まあ、練り物はさすがに無理だけど、佃煮とか作れそうなのは作ってあるよ」
「悠兄ちゃんは道具があれば練り物でもなんでも作りそうだね」
面白そうだが、さすがに無理だろう。
「じゃあ帰ろうか」
「おせちもいいけど、お雑煮は?」
「もちろんあるよ。 飽きたらカレーにアレンジするけどね」
「よし帰ろう! おせちが私を待ってる!」
「あれ?! 悠! 雪!? 俺を置いて行ったのかー?!」
後日
「悠兄ちゃんの料理がおいしくて太りました……」
「なんだ雪、いきなりだな」
「ちょっとおどレボしに行きましょう」
「いいですとも」
初雪「おこだよ」
著「ぎにゃぁぁぁぁ!」
ユ「どうしたの初雪ちゃん」
初「最後まで読まない。 いいね?」
ユ「アッハイ」




