外伝・クリスマス
間に合わせてやったぜ……ゴッグ(力尽きた
本編とは一切関係ありません。 読む必要もないです。 ペット分一切ないです。
時はユクロスがVRMMOをする数年前、12月25日。 世間はクリスマス色に染まっている。
まあ、俺もクリスマスを楽しみにしている一人だが。
今も一人でお菓子を作っている最中だ。 一人で。
「……いや待て。 これではまるで俺がボッチみたいではないか! そんなことないから!」
……そんな独り言を呟きながら、仕込んだクッキー生地をしまって片づけをする。
ピンポーン
片づけが終わったその瞬間、家にチャイムの音が鳴り響いた。
手を洗い玄関に向かい、扉を開けると、
「悠兄さーん! 来たよー!」
「悠ー! 出るのおっそーい!」
「ごめんごめん。 手が離せなくってね。 あと吹雪は気持ち悪い」
「気が合うな。 俺も言っていてそう思ってた」
「兄さん……」
初雪ちゃんが残念なものを見る目をして吹雪を見ている。
「えーと、まあいいや。 まだ準備終ってないから中で待ってて。 お茶でも淹れるよ」
「おう。 寒くて仕方ねぇ」
「準備終わってないんだからそっちが先! お茶は私が「悠の入れたお茶(ボソッ」淹れたかったけどお願いしてもいいですか」
「……? まあいいけど」
ズズズ……
「あー。 体が温まるわー」
「兄さん、紅茶でそんなに音立てるのはどうかと思う」
「あはは……」
とりあえず、リビングに通して紅茶を淹れて一息ついてもらった。
今回は、先日手に入れたイチゴのジャムを入れたロシアンティーだ。
「じゃあ準備してくるから待ってて」
ところで、なんで今日この二人が家に来たのかというと、クリスマスパーティの買い出しだ。
数年前から、クリスマスに俺が吹雪の家にお邪魔して一緒にパーティをしているのだ。
そして、その準備をするのは、俺と初雪ちゃんの2人だ。
吹雪は、準備をさせると、散らかしたりつまみ食いしたりするので、部屋でゲームをしている。
……初雪ちゃんも割とつまみ食いするが。
それなのになんで吹雪がいるのかというと……荷物持ちの手伝いと……
(回想)
買い物にこの辺りにある数少ないデパートに来た俺と初雪ちゃん。
「ゆ、悠兄さん。 せっかくのデパートなので、ひゅ、服も見に行きませんか?」
「ん? あぁそうだね。 温かい上着とかも欲しいからね」
「(う、上着ですか……いいのあるといいですけど)じゃ、じゃあ行きましょう!」
「あはは。 そんなに急がなくても大丈夫だよ……」
その結果
「君たち可愛いね。 俺たちと一緒に遊ばない?」
「そこの君! そんなにかわいいのに男物とかもったいないよ! ちょっとそこで一緒に服買わない?」
「オレ暇なんだ。 ちょっと付き合わない?」
「君たち姉妹? 仲いいね。 ところで俺たち……」
「(悠を見て)君可愛いね。 ちょっと一緒に遊ばないかい? そこの子も一緒nげぶらっ?!」
まあ、ナンパの嵐だったわけだが……
ちなみに、4組目の人までは途中で逃げ、3人目の人は初雪ちゃんにストレートを喰らっていた。
(回想終了)
まあ、そんなことがあったので、男除けのための付き添いだ。
……男なのに男除けが必要な俺が悪いんだよ……
「ふう。 もう少し男らしくなりたい」
そうして、出来る限り男物っぽい服を着る。
「おまたせ」
「……悠兄さん(頭を押さえる」
「?」
「なんだ悠。 またそんなにかわいい服着て」
「えっ?! 男っぽくない?! 店で男っぽくって頼んだのに」
「あくまで少女が男っぽい服にしようとしてると思われたな」
「悠兄さん……(ほろり」
「えぇー。 じゃあ着替えてくるか」
「それはもったいなゲフン。 時間がかかるのでそのまま行きましょう」
……初雪ちゃん、もったいないって言おうとした?
まあ、着替え直すのもめんどうか。 待たせるわけにもいかないし、このまま行こう。
「じゃあ行こうか」
「おっしゃ! ついでにゲーム見に行こうぜ! VRの新情報あるかもだし!」
「おいおい吹雪「いいですね」え、初雪ちゃん?!」
まあいいか。 さて、今年も楽しいパーティになるといいが……
今年のナンパは例年以上に多かったです。
そのうちこの話は消すか移動します。 まあ、当分先になりそうですが。
ユクロス「一月空いたぞ」
著者「すみませんでした!(土下座」




