Link.77
今回短めです。
「ハムッ ハフハフ、ハフッ!!」
「「「(ハムッ ハフハフ、ハフッ!!)」」」
「…………」
これ作った分全部なくなるかもなぁ。
「ほどほどにしておけよー。あとでも食えるから」
「ふぁぁい」
「「「(フンフン)」」」
本当に大丈夫だろうか。あとでアレと一緒に食べたいのだが。
「「「ゲフッ」」」
「食べ終わったか」
あとどれだけ作ることになるのやら。
「ゲフッ。食べ終わったところで、おはなゲフッししますかゲフ」
「あ。そうだね。……えっと、私の名前はユクロスです。周りにいるこのモンスターたちは、おれ、私のペットです」
「おれ?……私の名前はアゲフッカリです。魔法ゲフ使い目指してますゲフ」
「……えっと、魔法使い?のアカリさん?」
「はいゲフ」
「……少し落ち着くのを待とうか」
「はいゲフ」
と言っても、結構時間がたっているので、こっちの説明からしていく。
マコたちペットの紹介。ここに来た理由。彼女を背負って逃げてきたこと。この辺りにはワームがいるので、絶対に走らないでくださいということを話しておいた。
自分で話しておいてだが、濃い内容だ。まるで数カ月かかるような気分。
ついでに、アカリさんについて話しておこう。
アカリさんは、髪の毛と瞳が赤、服装は冒険者の服に全身が隠せる大きな黒いローブ、それと帽子。そして、俺よりすこし小さい!(重要)
「ということです」
「……つまり、絶対走るなというのは、走れというフリですか?」
「違うから!?どこでそんなこと覚えたのっ!?」
「学校の先輩に教えてもらいました」
「……絶対は芸人じゃない限りフリではないので、できるだけ言われたとおりにしてあげてください」
「はい」
「……もう大丈夫そう?」
「ん?あ、はい」
ようやく話ができそうだ。
「かくかくしかじかです」
「つまり、学校が忙しくて、始めたのは昨日。綺麗なものが好きで、森に綺麗な蝶がいると聞いて森に来て、急に変な人に追われた後、気が付いたら空を見ていたと」
「要約しすぎかもしれませんが、それであってます」
「森には一人で?」
「はい。友達あまりいないので」
「……この後どうするの?」
「どうすればいいんでしょう?というか、ここどこですか?」
「森を……西に突っ切ったところ?」
「えっ!?」
「ん?どうかした?」
「西って一番モンスターが強いところじゃないですか!!こ、こんなところにいたら、すぐに死んじゃいますよ!」
「……まだ話してなかったね」
《陣地作成》スキルの話をしていなかった。かくかくしかじか
「そんなジョブがあるんですか」
「まあね」
「それで、この後どうするんですか?」
「この後だけど、このままだと森に戻れないから、上に行く梯子か何かの道具を作る予定だよ」
「そうなんですか。ジョブのない私には手伝えそうにないですね。どうしましょう」
「うーん。マコたちと遊んでる?」
「いいんですか!やったぁ!」
おーおー。はしゃいじゃって。さっきまでのお姉さん口調が、小さいのもあって、ちびっこみたいになって
「うちの中学には動物いないのでうれしいです!」
……何……だとっ!?
「あ、アカリさん……」
「はい?」
「申し訳ないけど、失礼だけど、何歳?」
「ん?13歳です」
お、おおぅ。
「あ、あの、急に四つん這いになって、どうかしましたか?」
「に、」
「に?」
「二倍以上の年齢差の子にも負けるのか俺はぁぁぁぁっ!」
終わりが良かったのでここで切ってしまいました。
ところで皆さん。明日はコミケですよコミケ!ちなみに作者は、できれば3日全日参加、最低でも1日目と3日目は行ってきます。
つまり、書いてる余裕がないです。
ちゃんと書けと怒られそうですが、戦場は待ってくれないのです。
次はコミケ中か、コミケ終わりになりそうです。
雑記
艦これはE4終わりました。が、燃料がやばいので続きはコミケ後。
あと、この間実家に帰ったら、ちょうど家族みんな休みだったので、温泉旅行に行くことに。パソコンから離れた生活が厳しくなってきたこの頃です。