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世界はボッチに優しくないが、ボッチは世界を生きていける?  作者: 夜猫
2章・森の乙女と森の妖精の街
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 目覚めた子はいったい何者なのか。


 あと、少し書き方について考え中。

「あ、あのー」

「え? ……あ! こっちのワンちゃんもかわいい!」

「え、あの、オオカミなんですが」

「え? でも、イヌ科だよね」

「ん?」

「ん?」


 話が続かない。というか、俺が知り合う人って変な人多い気がする。まぁ、変な人のほうが、他のことに気が回って話しかけやすいかもしれない。

 ……断じて、俺が普通の人がダメなわけではない。断じて。


「ところで、あなた誰?」

「あ、やっとその話に入れます?」

「……大変! そういえば、私変な人に追われてたんだった! 早く逃げないと」

「ちょ、ちょっと待って!?」


 あ、引っ張るな! 走るな! ここで走ってあれが来るのはもう勘弁だよ!?

 は、話を聞いてください!




かくかくしかじか。


「それじゃあ、お姉さんが私を助けてくれたんですか?」

「い、一応」

「そうだったんですか。わざわざありがとうございます」


 ……あれれー、おかしいぞー?

 俺の前にいる人は変わってないはずなのに、まるで違う人みたいだ。

 さっきまで、マコたちを撫でながらキャーキャー言ってた人とは思えないくらい、今はおとなしくしてる。というかお姉さんはやめてほしいけど、どうしようもない気がする。


「ところでお姉さん」

「お、おう」

「? そっちの3匹はなんでお姉さんを見てるんですか」

「え? ……あ!?」

『『『……(じー)』』』


 ペットにしようとしてたんだった!


「え、えっと、えと」


 ど、どうしよう。目の前の子をほっておいちゃダメだし、だからって3人にペットからの名前付けするのは時間がかかりそうだし……


「お姉さん」

「は、はい!?」

「この料理食べてもいいですか?」

「……あー。うん。いいよ。少しこの子達を見るから、好きなの食べてて」

「やっほいなのです!」


 そういうと、スプーンを使い(俺が使用してたやつ)、ポトフを食べ始めた。

 ……ついでにマコとクロとウイも食べている。

 く、食いしん坊が増えた気がする。




「あっちはほっておいて、それじゃあさっそく、《ペット》!」


ピコン


『イワガニをペットにすることに成功しました。名前を付けてください』

『ヒトジゴクをペットにすることに成功しました。名前を付けてください』

『ツチガメをペットにすることに成功しました。名前を付けてください』

「お、おう……」


 イワガニは……まんま岩の蟹か。だったら……岩蟹……ガンガニ……ガガ? いや、それだと昔の歌手になっちゃうな。うーん。イワガニで「イガ」にするか。岩に擬態したりとか、忍者っぽいし、伊賀とかけてるってことで。


「イワガニは『イガ』で」

「ギュルル」


 ヒトジゴクは、蟻じゃなくて人を襲うからかな? つまり人地獄。ジン、ヒト、ジ、チ、ゴク……獄の訓読みって何だ? わからん。(ヒトヤと呼ぶことがあります)

 ジジゴ、ジチゴ、ヒジゴ、ヒチゴ……ヒチゴって、口に出すとイチゴとかシチゴに聞こえるな。

 ……っていうか、ヒトジゴクさんメスですか!? この見た目でメス……でも、大人になればカゲロウみたいになるし、それはそれで似合うかな? ……大人になるのか?

 とにかく、メスならジがあると男っぽいし、発音的にもあれだから、いっそ。


「ヒトジゴクは『イチゴ』で」

「ジジジ!」

「……」


 鳴き声が『ジ』連発だったでござる。


 最後はツチガメか。土亀。ツチ、ジ、カメ、キ……ツキかな。でも、亀に月ってどうなのかなぁ……


「気にすんな!お前の名前は『ツキ』だ」

「グロロ!」


 ふぅ。長かった。主に原因は俺のせいだが。


「お待たせしまし……」

「「「もぐもぐもぐもぐ」」」

「あの」

「おかわりお願いします!」

「「「(フンフンフン)」」」

「は、はい」


 食いしん坊が多いッ!

 で、でも、ポトフのおかわりはまだたくさんあるのだ。なぜなら、ここからアレンジしようとしてたから。


「あの、今すぐポトフ出すのと、ちょっと加工するのどっちがいいですか?」

「どっちも!」

「「「(フンフンフン!)」」」

「アッハイ」


 とりあえず、まずはポトフを出しておく。その間に調理にかかる。


ズズズズズズハフハフハフモグモグモグ


 ……後ろからすっごい勢いで何かを食べる音がしている。音だけだと、軽く恐怖するよこれ。

 無視して調理! 料理に集中して気にしない!

 といっても、割と簡単なのだが。


 ポトフと別の鍋に、生乳から作った生クリーム、から作ったバターを多めに入れて、軽く熱して溶かして、全体になじませる。

 そしたら火を消してから、小麦粉を広げるようにして入れて、なじませる。火をつけていると、慌てて焦がしたりするので、基本消して入れるのがいい。

 全体的にダマがなくなったら、火を弱火でつけて、生クリームを少し入れ、混ぜつつ軽く煮詰め、鍋底のバターと小麦粉が生クリームと混ざったら、ポトフの鍋に入れる。生クリームがなければ牛乳。あと、できれば生クリームは別の鍋で温めてから入れると、バターが固形にならずに済む。これもないときは室温にしておくといい。または煮汁。

 鍋で混ぜ合わせたら、そこに追加で生クリームを入れて調整したら、10分ほど煮込んでいく。


「シチューできたけど食べる人ー」

「はーいッ!」

「「「(フンフンフン!!!)」」」


 あ、あの子について語ってない。

 次回、この子について語ります。

 というか、書いていたら、この子なじみすぎて怖い。


 変更点は、!・?のあとに1マス開けるようにしてみました。どうなんですかね?


報告

 実家に帰るついでにPCに触れられなくなりそうです。ので、投稿がまた出来ない。そしてそのあとには艦これイベとコミケ。

 これ以上、俺にどうしろというのですか。

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