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世界はボッチに優しくないが、ボッチは世界を生きていける?  作者: 夜猫
2章・森の乙女と森の妖精の街
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Link.72

 お久しぶりです。


 環境は改善されていませんが、さぼり癖がつきそうなので投稿します。

 しばらくは投稿が、2~3日くらいになりそうですが、ご了承ください。

「1人が2人になれば、楽しみも2倍だぜ!」

「2倍じゃないかもだぜ!」

「もっとかもな」

「わかってるなお前ら。すぐに殺さないようにしろよ!」


 いったいなんなんだ!?楽しみとか殺すとか、まるで意味が分からんぞ!と慌てているうちに、男4人組が斜面を降りてくる。

 まったくもって、なにがなんだかわからないが……ここは逃げるとしよう。殺すとかいってたし。逃げるのは俺の専売特許だし。

 で、いざ逃げようとしたところで、困ったことがある。俺の横で倒れている彼女をどうするか迷った。


「2人ともって言っていたし、もともとこの子を追いかけていたみたいだし、このまま置いていったら殺されちゃいそうだな」


 今初めて会ったし、話したこともないが、ここで置いていくわけにもいかないだろう。

 仕方なく、彼女を抱え・・・・・・背負って逃げることにする。

 断じて力不足で抱えられなかったわけではない。


「キュン?」

「クゥン?」

「いや、代わろうかって目で見られても、さすがに無理でしょ」


 俺でもキツイのに。……無理だよね?


「「「…………」」」


 何か言ってよ!?

 ……よし、気持ちを切り替えて。


「マコ!クロ!さっき落ちたところまで逃げるぞ!」

「キュン!」

「バゥ!」


 なぜ落ちたところかというと、道がわかっている分逃げやすいのだ。……わかっているのはマコだが。

「……俺っていったい、なんなんだろうな」


 一番なのは食事当番かもしれない。

 ちなみに、例の彼女を背負っているので、ウイは頭にのってます。


「ギュッ!?」


ギィ


「痛い!髪は強く引っ張んないで!」


ヒョロ


「ひぃあぅ!耳に根っこ突っ込むのも禁止!」

「ギュゥ(どうしろと?)」

「……やっぱり髪でいいです」


 掴むなってほうが無理だね。ごめん。




 しばらく逃げているのだが、


「おらぁ!待ちやがれ!」

「どこへ行こうというのかね」

「おとなしく殺されろってんだ!」

「ヒャッハー」


 何なんだよあいつら!めっちゃ怖ぇ!

 どうするか。さすがに人1人背負っている俺と、あいつらでは速度も体力も全然違いすぎる!

 なにか、対策はないのか!


「キュン!」

「え?」


 マコの呼びかけに振り向く、というか後ろを振り向いていたので、正面を見ると、道っぽい岩壁の端っこに向かうマコの姿が。

 なんでそんなに道の脇を移動してるの?それよりまっす「キュン!」・・・・・・そっちに行ったほうがいいの?

 マコの言うとおり、壁沿いに沿って進む。


「おい!よろけてるぞ!」

「ははっ!人を背負ってるんだ、当たり前だろう」


 どうやら道の端によけるのが、よろけるように見えたらしい。べ、別に俺はよろけてないんですけど!?……たぶん。


「追いついちゃいますよぉ」

「ヒャッ!?うぎゃぁぁぁぁっ!?」


 な、何事!?


『『『ガシャガシャガシャ』』』


「ば、バッタだっ!50cmもするようなバッタの群れだ!」

「何をするっ!」

「何であのガキを襲わないんだ!」

「あぁぁぁぁぁぁっ!あべしっ」


 そういえば、さっきバッタとかいたなぁ。

 もしかして、壁によけたのは、バッタがいたから?

 真相はわからないが、今のうちに遠くへ!




「「「待て!」」」

「うわっ!もう追いついてきた!」


 だいぶ距離稼いだと思ったのに。・・・・・・3人になってる。1人死んだか?

 でも、1人減っただけではどうしようもない。


「とにかく逃げるぞ!マコ!く・・・・・・あれ?クロ?」


 クロが居ない?そう思っていると、


「なんだ!?ウルフかこいつ!」


 なんで襲い掛かってるんですか!3人とも強そうだし、そんな危ないことしないでよ!


「なぜこんなところに・・・・・・ん?ぎゃぁぁぁぁっ」


 また悲鳴?クロがやったのか?というかクロは無事なのか?


「どうしたって、何で岩に押しつぶされてるんだ!」

「ま、待て。こいつ岩じゃねぇぞ!」

「か、カニだ。こいつは間違いなく、カニだ!」

「足がっ!足がぁぁぁぁぁッ!?」

「駄目だ!硬すぎる」

「攻撃が効かないぞ」

「あぁぁぁぁぁぁッ!」


 あのカニやっぱり強いのか。それより気になったのは、


「クゥン!」


 いつの間にか近づいていて、それでいていい顔しながら尻尾振ってるクロさん。もしかしてけしかけた?


「クゥン?(ウルウル)」


 そんな顔してもバレバレだから!


「あぶないから、そんなことしちゃダメ!」

「クゥン……(しっぽを垂らしている)」


 あーもーっ!


「俺のためにやってくれたんだろ?ありがとな」

「バゥン!」


 おーおー。嬉しそうにしちゃって。


「キュン!」


 ん?マコが少し拗ねている?なんで?ってあぁ。


「マコもさっきは避けてくれてありがとな」

「キュン♪」


 やっぱりこれで正解だったようだ。


「ギュ!?」


 うん。ウイにも出番が来るから落ち着け?きっと。たぶん。おそらく。


「ギュゥゥゥ!?」

 PCについては、購入が高確率になりそうです。でもお金ないのでしばらく厳しいかも。


 データは、いくらか取り出せて、特によかったのが人物表と、ステータス計算表記。

 これがないと、掲示板が書けなかったり、ステータスとかめんどい!とステータスはなくなりました通知を出すところでした。

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