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世界はボッチに優しくないが、ボッチは世界を生きていける?  作者: 夜猫
2章・森の乙女と森の妖精の街
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 若干グロい?要素あります?

 こんなもん大したことないのか?

 いきなりだが、タケノコを植えるといたな。あれは嘘だ。


 いやね、植える過程を用意するの超めんどいの。だからって、なにもせずに植えて、バイオテロ行為などしたくないので、今回は放置!

 でも、途中まではやっていたので、加工済みの木材がたんまり。……というか、木材加工がめんどくさくなったのが一番の原因だが。

 このまま置いておくのもなんなので、数枚使って箱を作っておいた。これに倉庫の芋を移して、ようやく倉庫が空になりましたよ。

 それで、散らかした木材や箱の片づけをしていたら、陣地の時間が来たので、行動開始。

 今日は、森のもっと奥を目指してみよう!




「てぇい!」


ブォン


『ブブブブブブブ』


 カナブン撃破!

 うーん。やっぱりハンマーが強いなぁ。ただ、投げ慣れてないのが問題かなぁ。っと!このハンマーはロストするから回収回収っと。

 ついでに剥ぎ取りもっと。


「ずいぶん奥まで来た気がするなぁ」


 でも、出てくるモンスターは、基本的に、カナブンと、バッタっぽいの。『バッタって森にいなくね?』とか突っ込んではいけない。

 まれに、カブトもいるが、遠くで見つけたので、放置。あんなのホイホイ戦えねぇよ。

 遭遇したら、木の上からの攻撃でなんとかしてみせるけどね。




『『『グォォォォォン』』』

「うびゃぁぁぁ!?」

「「「…………!?」」」


 ごめん、フラグだった。

 3匹一緒とか無理です!……あれ?つい最近こんなことあったような……?

 まだ夕方で、周りが明るいからか、すごい勢いで追いかけてくる。木に登る暇すらねぇ!


「えぇい!ハンマーをくらえっ!」


ガン


『グオオオオォン(怒』

「……は、弾かれた!?」


 さ、さすがはカブトムシ……その装甲、伊達では無い!「キュン!」……ってうぉっ!?

 危な。目の前に木があったのか。ありがとなマコ。


ドドドンッ ドザァ


 そして後ろからは木が倒れる音が。マジやばいって!

 後ろを見ると、倒れた木のところで、3匹が絡まり合って、引っかかっている。というか、後ろから追突しあったのか、だいぶボロボロである。

 そこで、今のうちにと近づき、ボックスから、あの例の槍?や、加工途中でやめた木材を、


ドサササッ


と、カブトムシの上にばらまけていく。

 そうして動けなくなったカブトムシの関節に、虫翅の短槍を刺していく。さらに、残しておいた初期の木の短槍も突き刺し、木の小槌で叩きこんでいく。

 気分は昆虫標本をつくる的な感じで。


 その結果、3匹とも撃破出来ました!

 なんかキモイって思ったらゴメンネ!




 その後もしばらく歩いていると、急に何かの連絡が入った。

 何事かと確認すると、


『ここより先には現在進めません』


とのお通知。限界ってあったのか。でも、現在ってことは、今後は進めるかもなんだな。

 これは、ニンジャさん達の言っていた、今後のアップデート関連なのかな?

 そう考えていると、前方から何かやってくる。


《ボーダーキーパー》


 え?なんかやばそう?

 だって、今までゲージとかあったのに、無いだけじゃなく、代わりに名前が見えている。しかも、その文字がまるで血のような紅色。

 姿は、大きな鎌を持った騎士甲冑に黒いフードを被っているみたいなやつだ。大きさは3mあるんじゃないか?


 どう考えてもやばいです。


「に、にげっ!」


 もう喋ってる暇もないくらいのダッシュ!

 後ろを見ると、


「……あれ?」


 ある地点から動いてない。どういうことだ?と思っていると、あちらはこちらを見つめ続けている。……実際には、フードがあるので見えないのだが、見ている気配を感じる。


「なんで近づいてこないんだ?……ボーダーキーパー?あっ!」


ボーダーキーパー=線を守るもの


「つまり、未実装地点を守るための強制キャラなのか」


 それならわからなくもないな。つまり、今あいつがいるあそこが、境界線なのだろう。

 それなら、そちらから離れるように動けばいいのだろう。


「もう少し南寄りに動こう」


 というわけで、撤退!

 ……気になったのだが、境界のこっちから攻撃したらどうなるんだ?

 ……ダメだ。倒せないとか以前に、こっちに入ってきそうだ。

 あの鎌の一振りに耐えられる気がしない。


「バウワゥ!」

「なんだ?」

『ギョォォォ』


 あ!バッタ?か。こいつにはナイフが刺さるので助かっている。というわけで、


「おりゃ!」


シュシュッ


 ついでに槍も投げておく。


『ギョォォン』


 よし。もうバッタは怖くな……いえ、なんでもないです。

 またフラグになりそうだ。


「まぁいいや。それじゃあ剥ぎと……ん?」


 何これ?何か腕に絡まって……糸?


『シュゥゥゥゥ』


「く、蜘蛛!?」


 蜘蛛なんかいたのかっ!?

 え?もしかして、これ蜘蛛の巣でしたか?


『シュゥゥゥゥ(怒』


 うわっ!絶対怒ってる!ど、どうする?

 ちなみに、蜘蛛は30cm程の大きさで、形は……ハエトリグモ?かな?脚が短くて太いし、腹も太めだし。え?なんでそんなこと知っているかって?子供のころに調べたりしたんだよ。

 というか、ハエトリってことは、こっちを餌とみて襲ってきたのか?巣は作らないはずだし。


『シュゥゥゥゥッ(怒』


 やば!このままだと蜘蛛にく……食われるのか?その変どうなんだ?

 そんなことより行動!


「クロ!そこのバッタ取ってきて!」

「バウ?」


 疑問系っぽかったが、ちゃんと持ってきてくれた。

 そのバッタに、腕についていた糸を絡めて、蜘蛛に向かって投げる。

 すると、蜘蛛はそれを追って、捕まえたら食べはじめた。


「よし、逃げる」


ダダダダダダッ!


「(ゲフ)シュゥ……」


ガサガサガサガサ

 ボーダーキーパーさん、全部伸ばし音だから、声に出すと弱そうに感じる罠。

 でも、大事なところのモンスターなので、激強です。

 たとえるなら、デンド○に凸でケンカ売る感じです。……え?わかんない?

 なら、レ○に駆逐○で挑む感じです。

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