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世界はボッチに優しくないが、ボッチは世界を生きていける?  作者: 夜猫
2章・森の乙女と森の妖精の街
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 げぇ!?お気に入り900人突破ッ!?


 そ、そんな……。次のおまけを考える時期がこようとは……

「ダメかぁ……」


 こんにちは。ユクロスです。

 もうニンジャがいなくなってから、ゲーム時間で6日経ってます。プレイ時間的には3日だが。

 そうそう。ログイン時間なのだが、運営からのメールがあって、


『全プレイヤーの皆様へ

1日のプレイ時間が限定されていることに対する報告が多いため、連続プレイ時間を5時間。再ログインに、前のログイン時のプレイ時間分の休憩を挟むように、設定を変更いたしました。

混乱もあるでしょうが、しっかりと休憩をとってプレイをお楽しみください。』


とのことだ。

 つまり、1時間やったら1時間できないようになったらしい。

 確かに、今日みたいな休日だと、平日に出来ない分やりこみたいよなぁ。




 で、冒頭に戻るが、ダメというのは、俺の目の前に散らかっている、糸の残骸だ。

 以前、木の上で寝るならと思いつき、製作していたのだが、セット付属の糸だけではダメなようだ。

 何作っていたかって?ハンモックですよハンモック。木の上で寝ると……正確には木の間だが、寝るといえばハンモック!

 セットに入っていた、無限に出てくる糸で、紐製のハンモックを作ろうとしたのだが、『これだけで物を作ることはできません』だそうだ。


 しかたないので、ハンモックは諦めて、他の物を作ることにする。今は寝起きだから、時間はまだあるし。


 続いて取り出すは、木の短槍(笑)だ。

 ……いやね。自分で作っておいてなんですが、(笑)でもおかしくない性能でした。

 だって、


モンスター発見!投げる!→刺さらずに弾かれる。


 それなら先をもっと尖らせよう!


モンスター発見!投げる!→軽く刺さったが、すぐに先が折れて、繰り返し使えない。


 それじゃあ、ほどほどに尖らせて重くして、威力をあげよう。


モンスター発見!投げる!→それなりに刺さるが、重くて飛距離が減ったり、手元が狂いやすい。


 こんなかんじだ。

 なので、これにさらに改修を加えようと思う。

 ……というか、穂先が木製なのが一番ダメなんだよ!

 こういう場合、穂先は鉄がいいが、大抵は石だろう。しかしっ!


「なんでこの森石ころ一つないんだよ!」


 というか、草原エリアでも見かけなかった。

 たしかに、森や草原に大きめの意思があるイメージはないが、少しはあっていいと思う。




 あれからしばらく石を探してみたが、やっぱりなかった。


「こういうのって、普通はあるもんじゃね?」

「「「…………」」」


 転がってないのなら、何か手持ちで何とかしよう。


肉や皮:どうしろと?

ドロップの小石:親指サイズと小さすぎて、使えそうにない

ウルフの牙:これも小さすぎる

カマキリの鎌:これは……量産には向かないのでパス

ゴブリンが落とした剣:表面錆びきっていて、すぐに折れそうだ

ガラス砂:今後の為に残しておく

食材関連:だからどうしろと?……ん?あとで考えよう


「あとあるのは、虫の翅関連か」


 というか、内翅の使い道がわからない。外翅は……これ使えるか?

 虫の外翅がそれなりに堅いのを思い出し、先を尖らせて、槍の先に付けてみる。


虫翅の短槍:評価5

虫の翅を、木の先に取り付けた短槍。木や虫の翅など、軽い素材で作られているため、取り扱いが簡単。投げることもできる。

ATK+18 耐久:100%

分類:槍 小型武器


 お?それなり?でも耐久がだいぶ落ちた気がするな。丈夫さが足りないのか?

 とりあえず、使ってみないことにはわからんな。


 この間の小槌は、特に問題なかったから今回は放置で。

 防具は、そもそも近距離でやりあわないから、特に問題はない。ただ、すこしうるさい。


 まぁ、装備はこんなもんでいいかな?




 ところで、さっき食べ物で気になったのだが、


「ウイー」

「ギュ?」

「これって育てられる?」


 そういって取りだしたのは、あの日買っておいて、特に使い道のなかった、円柱状の茶色い野菜。野菜?だ。

 それは……タケノコだ。


「……(コクン)」

「出来そうなら、あとで埋めてみようか」


 上手くいけば、竹が育てられるかもしれない!

 竹ならば、切って尖らせるだけで竹槍に出来そうだし、弓とかも作れるかな?

 ただ、現実だと竹は、相当危険な植物だから、こっちでもちゃんと対応しないと。


「でも、森の中に竹林って、なんかおかしい気がするなぁ」


 とはいえ、水が近い方がいいよなぁ。竹は、雨が降ると一気に成長するというから、水は多く手に入れないと。というか、こっちで雨って降るのか?

 あと、ヘタに植えて怒られないだろうか。まぁ、誰に怒られるのかは知らないが。

 植木鉢にでも植えられればいいのだが、こないだのキュウリもだったが、植物はボックスに入れられないからな。あっ!


「植木鉢ごと埋めて置いてみようかな」


 植木鉢のように、箱状の物の中に入れておけば、広がっていかないだろう。

 問題は、ロストしないかだが、そこは試してみるしかないか。


「それじゃあ、まずは素材を手に入れるか」


 といっても、出来そうなのは木だけだが。

 まさかこんなことにタケノコを使うとは、誰も予想してまい!(さっき考えたネタじゃねぇか作者!)


 ただ、竹を植えるときは、本当に注意してください。

 タケノコが食べたいとかで容易に植えると、家が大破するかもですよ?


 ……別に作者の体験談とかではないです。というか、竹があると蛇が出やすいので、作者の親が絶対に許しません。

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