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Link.7(修正あり3/30)

お気に入り20人……こ、こいつは一体どういうことだッ!?(本当に、ありがとうございます)


注・変更点有

スキルなど

 あれこれ言われたが、とにかくスキルを取得することにする。


スキル P189

アクティブ未取得

《周囲観察》P10《忍び足》P10《錬金》P15《調合》P15《裁縫》P15《皮加工》P15《料理》P20《釣り》P10《ペット》P10


パッシブ未取得

《短剣》P10《包丁》P10《読書》P10


 この中からいくつ取っておこうか。

 まずは、ある程度確認していくとしよう


 とりあえず、上にあるやつから順番にやっていこう。

 最初の方にある、アクティブの《周囲観察》《忍び足》、そしてパッシブにある《短剣》の3つはおそらく【コソドロ】の保有スキルだろう。 そして【コソドロ】は【シーフ】の下位互換だから、《周囲観察》は罠などを把握するとかかもしれないので取得。 《忍び足》はそのまんま気配を消す的なものだろう。 というわけで取得。 《短剣》は武器系がこれだけみたいだし取得。 うーん、結局3つとも取得してしまった。 まぁ、あって困るものでもないだろう。 [残りスキルP:159]




 次は、俺のメインとなる生産系のスキル、《錬金》《調合》《裁縫》《皮加工》《料理》《包丁》だ。 ただ……


「生産系のスキル、スキルポイント高いなぁ」

「どんなもんなんだ?」

「【コソドロ】のスキル3つが10Pずつなのに、生産系はほとんど15Pなんだよ。 料理に至っては20だし」

「そりゃあ、地味に高いな」


 そんな相談をしていると、


「悠兄ちゃん」

「なんだ雪ちゃん?」

「生産系はアクティブスキル2つだから、どっちも合わせて30Pだよ」


 その発想はなかった!

 改めてみるとそうだ。2つずつで30Pだ。


 それなら取るしかないじゃない!


 というわけで生産系をガンガン取得!……しようと思ったのだが、


「《裁縫》だけは今はいいかな」

「どうしてだ?」

「だって始まったばかりだし、あまりいい布はないだろうからね」

「なるほどな。 だったらジョブの方の裁縫はしばらく放置か?」

「いや、【見習い裁縫師】のもう一つのスキルが《皮加工》ってやつだから、モンスターの皮でも加工してみるよ」

「それはいいかもな。 この町の周りは、ウサギみたいな動物系のモンスターと、植物系ばかりだからな」


 それはいいことを聞いた。

 というわけで、《裁縫》以外の生産系をすべて取得……ってあっ!?

 《包丁》って短剣で代用できたかも。 とほほ。 [残りスキルP:94]




「189Pあったのに、もう94Pしかない……」

「もう半分近く使ったのか。 やっぱり考えなしだったか」

「わりと見かける光景だよね」


 ふぅ……くやしいです!

 すると初雪ちゃんが気になったのか、聞いてきた。


「残りはどうするの?」

「あ、あぁ。残りはパッシブに回したり、趣味系のを取ろうかなと」

「なるほどね」

「簡単でいいからスキルの底上げしておきたいからね。 ひとまず少しづつ上げて、特化はそのうち考えるよ」


「それがいいかもね。あとは、さっきも言っていたけど、趣味系は?」


 うーん、それなんだよなぁ。


「《釣り》と《読書》は必要になったら考えるけど、《ペット》はもしかしたらに賭けて一応取っておくよ」

「そうだね。 《釣り》は川が近くなったら、《読書》は本を手に入れてからでもいいかもね」

「そうだよな。 どうせなら《釣り》は【木工師】のジョブを手に入れて、釣り竿から造ってみようかな」

「あ! その時には俺にも造ってくれよ」

「私もやってみたい」

「言うと思ったよ」


 そういうとお互いに顔を見合わせ笑いあった。


《PL》ユクロス

ステータス

HP:103

MP:103

ATK:11

INT:12

VIT:11

AGI:14

DEX:18

LUK:12


スキル P64

アクティブ

《周囲観察1》 《忍び足1》 《錬金1》 《調合1》 《皮加工1》 《料理1》 《ペット1》


パッシブ

《短剣2》 《包丁2》


未取得

アクティブ

《裁縫》P10 《釣り》P10

パッシブ

《読書》P10


 パッシブのレベル上げには10P必要でした。 これはデカい。








「ところでなんだけど……」


 笑いが収まったところで、初雪ちゃんが、


「なんで料理から匂いがしないんだろうね」


 と、こっちを見ながら聞いてくる。

 それに対して俺と吹雪は、目をそらすくらいしかできない。

 ジョブやスキルの話でうやむやにして、目を離していた現実について聞かれてしまった。


 なぜかここの料理、すごくおいしそうなのに匂いが全くしないのだ。

 それは、『ゲームだから匂いが無いんだ』とかどうとかの話ではないのだ。

 俺はこのゲームを始めたときに、『部屋とは違う匂いだ』と理解していた。 つまりこの世界にも嗅覚は存在する。

 しかし、目の前のマドレーヌからは匂いが全く存在しない。

 まるで食品サンプルを見ているような気分だ。

 なんだろう。 これを食べてはいけないという強迫概念がどこからかやってくる。

 そんなことを考えていると、


「悠兄ちゃん」

「はいっ」

「これを食べてください」

「断ってもいい?」

「“初心者講習の授業料”として、これを食べてください」

「……はい」

「あと兄さん」

「お、おう」

「兄さんも食べてください」

「なんでさっ!」

「兄さん“が”買ったので、食べてください」

「……はい」


 実は、初雪ちゃんはすごくお菓子が大好きなのだが、おいしくないお菓子には、初見でも絶対に食べないくらい危機察知能力がある。

 一番すごかったのは20個のうち1個だけカラシの入ったロシアンシュークリームの、当たりの1個を残して全部食べるくらいだ。 それを食べたのは俺だったが。

 それに、「ユクロスさん?」


「はいッ!」

「今すぐ食べて消してくださいね」


 お、おぅ。 マジギレ前だ。

 もう何も言うまい。

 そう思い、マドレーヌ(仮)を手に取る。

 ……触った時のしっとり感まであるのに、この違和感はいったい……


「いただきます」

ユクロスの運命やいかに!




作者現状:熱はあらかた下がりましたが、口の中が半端じゃなく痛いです。病院に行ったら、歯周病らしいです。

 歯周病ヤバいです。固いものが口に入るたびに血が出るような痛みが(血はでてません)!塩味のものを食べれば引っ掻いたような痛みが(引っ掻いてません)!そして、なにもしていなくても痛みが!おかげで気力がガンガン減ります。

 甘く見ていましたがヤバいです。皆さんも歯はしっかり磨きましょう。

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