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世界はボッチに優しくないが、ボッチは世界を生きていける?  作者: 夜猫
2章・森の乙女と森の妖精の街
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Link.65

ソース作り!そーすね(審議拒否)

 それでは、ソースを作っていく。


まず、残しておいたトマトを、軽く茹でてから水に入れる。芋と同じく、皮をむくのだ。

剥いたトマトをすり潰して、器に入れておく。


 ……この時点でわかるだろうが、今回作るのはトマトソースだ。トマトの時点でもろバレである。

 …………で、でも、トマトソースにもいろいろあるし!

 次に取り出すのは、


ウサギ肉のあまり!


 ……これは、叩いたときにばらけた破片や、切った時に小さいものを集めたものだ。

 そして、この時点で完全にわかる人もいると思う。


このウサギ肉を、包丁の背ではなく、刃の方でオラオラして、さらに細かくする。次に調合で使ったすり鉢ですりつぶしていく。

こうして作ったひき肉を使うのだ。


 ……えぇ。ミートソースですよ。ウサギだけど。ミートソースといえば、豚肉や鶏肉だが、豚肉は見かけてないし、鶏肉はフニワトリだから、入手大変なんだよ。

 えぇい!次に使うのはキュウリ・・・・だっ!

 だって、玉ねぎもセロリもないんだもんっ!

 ……「もんっ!」って、おい俺……


キュウリをみじん切りにしていく。

ついでに、残っていたダイコンとニンジン、キャベツもみじん切りにしていく。


 え?なんでそんなに入れるのかって?

 それは、味の決め手になるコンソメ・・・・ブイヨン・・・・がないからだ。

 ついでに知らないかもしれないから補足すると、ブイヨンは、肉や野菜のうまみから造っただし・・。コンソメは、ブイヨンをベースに肉や野菜、調味料を追加し、スープにしたものだ。

 逆にいえば、肉と野菜を煮出せば、ブイヨンやコンソメっぽくなるということだ。

 というか、入れる肉や野菜とかが違えば、鶏がらスープみたいなものだ。

 そういうことで製作続行。


火をつけてないフライパンに油を垂らし、そこにひき肉を投入する。そしたら、弱火で、火にかけて、バラしていく。弱火なのは、火が強いとひき肉が大きな塊になりやすいからだ。

一通りばらけたら、みじん切りした野菜を投入していためていく。

火が通ったら水を全体が浸った少し上くらいまで入れて煮詰める。

煮詰まったところにトマトを投入する。

今回はコンソメとか作らない。というか、つくるなら、もっと骨とか野菜とか充実させたい。

塩コショウで味を調えて完成だ。


「本当は、ソースとかニンニクとかも欲しいけど、ない物ねだりはしかたない」


そしたら、ニョッキを茹でて、そこにソースをかけて完成だ。


ミートソースのニョッキ:評価5

ジャガイモをふんだんに使ったニョッキに、ミートソースをかけたパスタ。

スタミナ+100


 うーん。これといってなにか追加したわけでもないから、それなりなのかなぁ?でもすごいいい匂い。

 ……というか、作り過ぎたなぁ。

 『芋をたくさん使わないと』とか、『鍋物は大量生産』の精神だったからなぁ。ちなみに、『鍋物は大量生産』は俺の考えだ。カレーやシチュー、○○ソースなどは、一度で大量に作った方が、素材の味が出るので、おいしいのだ。……現在1人暮らしの俺には関係ないが。

 とりあえず、ステーキも出して朝食に……って!?


『シュゥゥゥゥゥ』


 ……お久しぶりですね、カマキリさん。

 マコ達がいるのに気付かなかったなんて……ん?


「「「スヤァ」」」


 3人仲良くお昼寝中?


「かわいいけど危ないから起きろ!」

「「「!?」」」

『シュゥゥゥッ!』

「うぁぶね!?」


 とっととナイフを2本投げつける。


『シュァァァッ!?』

「よし!」


 見事に鎌の根元に命中!あまり動きがよくない。

 それでも、鎌を振り回して近づいてくる。


「なんちゃってウッドシールド!」


ザクッ


『シュッ!?』


 その鎌の通り道に、あの倒木を出してやると、倒木に鎌が刺さって引っかかっている。

 そこで、残りのナイフと、さっきまで使っていた包丁の2刀流で、メッタ刺しだ!


「オラオラオラオラオラオラオラオラッ」

『シュゥゥゥ……』


 これが正しいオラオラの使い方だろう。

 あのカマキリだろうと、動けなければどうということはない!動かなければね。

 そういえば、3人はどうしたんだ?


「「「hghghghg」」」

「って、なんでもう食べてるのさっ!?」

「「「(てへぺろ)」」」

「あー!もう。かわいいなぁもう!」


なでなでもふもふ


 ふぅ。落ち着いた。

 そういえば、外なんだから、こんないい匂いのするもの作ったら、匂いが陣地外まで流れるのも仕方ないか。

 それなら、とっとと食べてしまおう。の前にアイテム回収。脚と外翅か。


「それじゃあ、あらためて。いただきます!」

「キュキュー!」

「クゥーン!」

「ギュギュギュ!」


 もぐもぐ。評価はそれなりでも、結構おいしいじゃないか!

 でも、やっぱりソースは味不足な気がするなぁ。

 3人も気になっていたみたいなので、食べさせて見るが、微妙らしい。すぐステーキに戻っていってしまった。

 やっぱり、醤油やソース類は欲しいなぁ。手作りするか?でも、醤油とか作るなら、それこそ大きな建物欲しいよなぁ。そもそも、大豆を見つけないとだし……


ぐぅぅうぅぅぅぅうぅうぅぅ


「誰だよ今の空腹音!」

「「「(フルフル!)」」」


 というか、空腹音でいいのか!?

アカネ「なんですか今のお腹の音!あの子にバレるくらいって、どんだけ大きいんですか!」

カゲロウ「……ちゃうねん」

アカネ「言い訳は聞きません!それよりどうするんですか!」

カゲロウ「……どうやったら幼女に話しかける事例にならないかな」

アカネ「話しかけるだけなら平気でしょ」

カゲロウ「掲示板の人達に知れたら」

アカネ「……諦めましょ。それより……」


 護衛ストーカーの明日はどっちだ!

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