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世界はボッチに優しくないが、ボッチは世界を生きていける?  作者: 夜猫
2章・森の乙女と森の妖精の街
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Link.61

ジュゥゥゥゥゥゥッ!


「キュウッ♪」


ジュゥゥゥゥゥゥッ!


「クゥン♪」


ザクザクザクザクッ!


「ギュ♪」


 やあ、こんにちは。もうこんばんはの時間かな?

 ユクロスです。

 現在、『これでもかっ!』ってくらい料理作ってマス。

 とはいっても、メニューは、マコとクロのステーキと、ウイの生野菜のサラダくらいだけど。というか、種なのに野菜食べるの?と思い、様子を見ると、


「ギュ」

「キュ!?」

「バゥ!?」


 ……ウイが2人(2匹?)の肉をかっぱらってる。


「ウイも肉食べる?」

「ギュ!」

「……そうか。植物なんだから、栄養になるならなんでも食べるのか?」

「ギュ?」

「キュ、キュゥゥゥゥ!」

「ウゥー、バゥ!」

「2人にもちゃんと作ってやるから!」


 というわけで、もう一度料理!どんどん作るよ!




「さて、食べ終わったところで、この後の予定です」

「「「…………?」」」

「腹ごしらえも終わったところで、狩りに行きます。今日の予定は、人数が増えて消費が増えたウサギ肉を集めに、夜の草原に行きます」

「「「(コクン)」」」


 それでは出発!と行きたいところなんだけど、


「ウイはどうする?」

「ギュ?」


 そう。ウイは種なのだ。今まで見ている限りでも、動く速度は遅いので、連れていっても、走りまわったりはできそうにない。マコやクロに連れていかせるわけにもいかないし。


「ウイは石に戻ってるか?」

「(フルフル)」

「それじゃあ…………そうだ。初めて会った畑に行くか?」

「(コクン)」

「よしわかった。それじゃあマコ、泉のところまで案内よろしくな」

「キュウ!」


 先頭はマコ。もちろんです。




 はい!夜の草原です!

 ウイは話通り、畑のところにいます。……正直良心が痛むが。

 お土産持って帰ってやろう。


 目指すはウサギ狩り!

 しかし、ペットは戦闘に参加できないので、ここで石に戻しておく。


「それじゃあ2人ともって、あれ?いない!?マコ!クロ!」


 ど、どうしよう!迷子だ!……そこ、誰がとか言わない!

 もしかして、見てないところで何かあった!?とオロオロしていると、向こうから2人が駆けてくる。

 草原で走りたくなったのかな?と安心していると、2人は、


『『ドサッ』』


「キュウ!」

「バゥ!」

「え?」


 ウサギを持ってきた。というか、とどめ刺されてるし。


「あ、あれ?ペットは戦闘しないんじゃなかったの?」


 慌てて確認をしていると、ボックスに、ウサギの肉が2つ追加されていた。

 そして、目の前には、


「キュウ?」

「ハッハッハッ」


 なんか褒めてほしそうな2人が。

 もしかして、ペットは、戦闘に関する命令・・は聞かないけど、自分の意思・・・・・で戦闘はしたりするのかな?

 というか、2人が完全に、テレビとかで、フリスビーを投げて、取ってきたときの犬の顔だ。

 ……とりあえず、ウサギを剥ぎ取ってから、


「よ、よしよし……」

「キュゥ♪」

「クゥン♪」


 なにこれすっげぇ可愛い!テレビで、大したこともないのにペット自慢する人の気持ちがわかるわ。

 そうして、撫でるのをやめて立ち上がると、


『『ダダダダダダダッ』』


 2人とも駆けだしていってしまった。

 ……とりあえず、2人に負けずに俺も狩りをしよう!あ、ウサギだ。マテマテー(現実逃避




「…………(じー)」

『『『…………(じー)』』』


 ミツメアーウトースナーオってそんなこと言ってる場合じゃねぇ!

 俺が何と見つめ合っていたかというと、


緑の肌

尖った耳

輝く瞳

布っぽい服に、手には……剣?や棍棒


 そうです彼がゴブリンです。


『『『『『(ジーーーーー)』』』』』


 そんなゴブリンさんが、実に7人ほどいらっしゃいます。

 あの、初見でその人数は勘弁してくれませんか?


『『『『『ギャァァァァッ!』』』』』

「もち無理ですよねっ!」


 それでは、俺お得意の、あの特技の出番のようだな。それはもちろん!


「逃げるんだよぉッ!」


 もちろんコレ。

 でも、ついでに、


「てやっ!」

『ギャッ』

『ギィッ』

『ギュッ』

『ギェッ』

『ギョッ』


ナイフ投げときます。

 あ!手首に刺さったやつが剣取り落としてる!こんなこともあるのね。

 そしたら、逃げつつ、相手の隙をついて、暇つぶしに作っておいた、木彫りの短剣で切りつける。

 というか、ウサギを狩りに来たのであって、別に狙ってたわけじゃないんだから、ゴブリンとかでなくていいよ!

 そんなことを考えてながら走っていたら、周りを囲むようにゴブリンがいた。


「そんな知識あるのかよ!」


 ヤバい!このままじゃ!と思っていると、


「バゥ!」

『ギャン』

「キュン!」

『ギャギャン』

シュ!

『グワーッ!』


 マコとクロの援護が!……ん?なんか混じってた?でも、ペットに助けられる主人って……

 そのあとは3人がかりで倒しました。


 戦闘終了後、久々のドロップ確認タイムです。

 最近ウサギとかばっかりだったからな。


ゴブリンのツメ

ゴブリンのキバ


 なんかしょぼい。

 ツメもキバもウルフの方がカッコいいし、布は、見た目綺麗だけど、ゴブリンが着てた布だろうからなぁ。

 続いて剥ぎ取りアイテム。


木の棍棒

錆びた鉄のなまくら


 なんだこれ。錆びてるけど鉄の剣なんか持ってる。俺なんか初期装備のナイフなのに。ゴブリンのくせに生意気だ。

???「ロリに手を出すなら、モンスターといえど容赦せん!」

???「なんで弓なんですか?そこはクナイとか『ボカッ』あいた」

???「黙ってればバレないの!」




近況

 最近、結構忙しいです。

 おかげで、執筆時間が削られるのも厳しいのですが、疲れてネタ出しが厳しい。

 目立つミスとかあったら感想に叩きこんでおいてください。

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