表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
世界はボッチに優しくないが、ボッチは世界を生きていける?  作者: 夜猫
2章・森の乙女と森の妖精の街
70/105

Link.59

 現在森の中。というか、森から出るつもりは当分ないが。


「なにかないかなー」

「キュウ」

「バクゥ」


 そんなことを呟きつつ、俺の先導で歩いていく。

 というか、モフモフと歩いているという事実だけで生きていける。

 ……あ。薬草みっけ!

 に入れとこう。あ、こっちにはハーブが!こっちには何かわからないキノコが……キノコはヤバいか?まぁいいや。今は全部袋に入れておこう。

 そうそう。新しい発見だったのだが、袋や箱は、中になにを入れても、アイテムボックスは1つとして換算してくれるようだ。

 おかげで、薬草だけの袋にハーブだけの袋、残りの食べ物の入った袋と、いった感じで保管できている。

 他にも、ひとまとめになっていれば大丈夫みたいだ。

 食べ物といえば、


「実験中のアレ見に行こうか」

「キュウ!(任せろ?)」

「クゥン?(何それ?)」


多分そう言ってるんだと思う。


「そういえば、クロが来てない頃の話だったな。まぁ、行けば分かるよ」

「クゥン……」


 そういうことで、マコの案内でレッツらゴー!

 え?なんで俺が先導しないかって?もちろん迷うからだよ?

 今まで先導していたのは、俺が歩くと、どこに出るかわからないからだ。その方が、何か新しいものが見つけられそうじゃん?




 というわけできたのは、あの泉の近くだ。

 なんでここかというと、水辺がこの辺しか見つかっていないからだ。

 そして、ここで何をしたのかというと、


ジャガイモを植えてみたのだ。


 ジャガイモは、結構簡単に芽が出るので、試しに植えてみたのだ。

 ちなみに、すっかり忘れていたので、月曜に植えてから今日まで。ゲーム内時間で、えっと、50日くらいたっている。

 放置しすぎだろといわれても仕方ない。

 そもそも、何日で育つかわからないし、成長が早かったら、もう枯れてるかもしれないな。

 そう思いつつそこに行くと、


山のような草の塊、というかもう生け垣みたいなレベルになっている。


「な、なんじゃこりゃい!?」

「キュゥゥゥ!?」

「クゥン?」


 とにかく、試しに1本抜いてみる。というか、


「これ、何本になってるんだ?」


 そういいつつ抜くと、そこにはたわわに実ったジャガイモが。


「すげぇ!でも、なんで放置してたのに育ってるんだ?」


 そういいながら、気にせず収穫を続けようとしたら、草むらの中に何か変なボールのような大きさのものがあった。それをどけつ


「ギュ!?」

「ん?なに今の声?……もしかして、これか?」


 そういって草の中にあったボールのようなものを取り出すと、


「種?」

「ギュ……」


 キラキラバシューンってそうじゃない!?これもしかしてモンスターか!?

 驚いて手から落とすと、地面を転がり、止まった。と思ったら、種が割れて、中から顔が、


|0w0|


 ナズェミテルンディス!!


「…………」

「…………」

「……キュウ」

「……バウ?」


 ……動かない。なんでこんなに動かないんだ?もしかして、俺が近くにいるからか?


「ヤドカリかよ」

「……(じー)」


 それにしても、こんなモンスター、この森にいて初めて見るぞ?というか、ここにいたってことは、


「おまえが芋を育ててたのか?」


 ……何言ってるのか。モンスターが育てるわ「(コクン)」けないだろぅぇぇぇぇっ!?


「マジデカ」


 というか、反応してくれるなら、もしかすると、


「み、水とか飲む?」

「(コクン)」


 器(木製)に水を入れて差し出す。

 どうやって飲むんだ?と思っていたら、種の間から根っこのようなものが出てきた。そして、そのまま飲んでいるようだ。

 飲み終わるのを待って、ジャガイモの茎と葉っぱを出して、


「食べる?」

「(コクン)」


 また差し出すと、根っこで種の中に引っ張って、そのまま食べているようだ。

 食べるんだ。

 あと、試すことといえば、


「ペット」


ピコーン


『シードルをペットに出来ます。ペットにしますか?』


 もちYES。


『シードルをペットにすることに成功しました。名前を付けてください』


 名前、どうしようか。

 種といえば、どこぞのフシギな種さんのごとく成長したりするのかな。

 それだと、種を利用した名前は可哀そうだな。

 うーん。


少女考察中……


 軽く10分ほど悩んだ後、決めた名前は、


「おまえの名前は、『植育』と書いて『ウイ』だ」

「ギュ!」


 こんな名前になりました。

 文字の並び的には、『育植』の方が合うんだけど、読みがどうにも気にいらなかった。


 とにかく、これでメンバーも増えたことだし、どんどん行こう!

 と、いうことで芋の収穫の続き。


「こんだけあったら、マコとクロにはステーキで、俺は芋で生きていけるな」


 ついでに、芋の葉でウイも嬉しいみたいだし、何か作ってやろうかな。


 そんなことを考えて浮かれていたら、


「ふ、袋がいっぱいに……!!!もうなにもはいらないよ」


 芋を、半分と少し収穫したところで、もう袋がなくなってしまった。

 しかたない。あとで収穫用の箱でも作っておこうかな。

 とりあえず、今日はこのまま移動しよう。


「ついでに、昼間の間に陣地作って寝ておこうかな」


 夜は人が少ないから快適なんだもんなぁ。

 やったねユクロス!人以外がどんどん増えるよ!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ