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昨日は感想たくさんありがとうございます!
やっぱ、感想があると、「読んでもらえてるんだなぁ」となって、やる気出ますね。
「え!?……まぁ、掲示板を見ていなければ、知らないのも無理がないのかもしれないね。うん。掲示板を見ていなければね」
「……2回言った」
「知られてなくてショックなのか?」
「対人苦手な俺に、他人について聞かれても」
「そこ!全部聞こえてるよ!」
そんなことを言っているスティ……あれ?
吹雪に聞こうとすると、
「で、どうかしたのかスティックさん?」
「スティングだ!」
そうそう。スティッコさんだ。
で、そのスコッティさんだが、なんだか軽くて速そうな装備をしている。まるで、
ニンジャファンな外国人が、野外に出掛ける格好
みたいだ。思っても言わないけど。
「なんだそのニンジャのパチモンみたいなの」
やめようよ初雪ちゃ……吹雪っ!?
「なんだとっ!?この俺の今できるニンジャ仕様がニンジャっぽくないだとぉ?」
「どうせするんだったら、色を黒くしたり、スカーフ巻いて口元隠したり、どうせ短剣ならベルトの陰に隠して暗器みたいにしてみやがれ」
「え?ぶ、ブリザードさん?」
「その発想はなかった」
「え!?なかったの!?」
ところで、ニンジャトークしに来たの?
「……はっ!?いつのまにかニンジャについて語ってた」
「お、俺もだ」
「乙。で、ス……ニンジャマニアさんは何しに来たの?」
「スティングだ!……話というのは君が有名になったことについてだ」
「なんでか知っているんですか?」
「知っているというより、確認しに来たというべきかな」
「というと?」
「俺は、掲示板で、ホットな噂や、ネタになっている人や事を調べているのだ。実際に現場にいったり、注目の人物に会いに行って、教えられることだけでも教えてもらうべく走っているのだ」
「それは大変そうで」
「それで、今話題になっているのが、『ユクロス』君だ」
「え?俺ですか?」
「というか、初日から結構話題だった」
「最初から!?」
「そりゃ」
「そうでしょ」
「2人とも!?」
「初日の頃は、あの氷精戦車といるのが。その後、スノーの方がお姉ちゃんと呼んでいて、社会人だということ。あと、これは完全に不確定だが、メーカーハウスで、夜にフルーティな香りをさせるステーキを焼いて飯テロを起こした人物も君かと思ったのだが」
「ほぼあっている。というか飯テロだったか」
「夜にステーキの香りだけとか、イジメか」
「ステーキ食べたい」
「キュウ(ステーキと聞いて目を輝かしている)」
え、えぇ……。てか2人は食べすぎだから今はなし!
「次の日は、朝から露店で店員を叫ばしたり、ソロで森にいっていたり、ウサギの群れから生き延びて、ボスクラスのハネウサギを倒した。そのせいで絡まれてゲ(プ(ry)ってしまったと」
「そ、その通りだけど」
「というかゲ(ry出来ることに驚きだぞ」
「右に同じく」
「3日目は見られなかったですが、この日は掲示板で、『誰にもバレずにソロやっているのか』と噂されていました」
「アレのせいで落ちてました」
「ベッド汚れなかったか?」
「リアルはなにも起きてなかった」
「そりゃよかった」
「あとでもう一回お菓子頂戴。お母さんがほとんど食べちゃったし」
「いいけど、また今度ね。しばらく作りたくない」
「ほうほう。リアルでも料理が上手と」
そんなの聞いてどうするの?
「で、今日はログインして早々に、ウサギやハネウサギの噂から、戦力にしようとしたPLに追いかけられて、森に逃げ込む」
「あれ戦力目当てだったのか」
「そりゃ、戦える人は大歓迎だろ」
「しかも可愛いときてますので、マスコットキャラとしての人気もあります」
「それはどうなの?」
「そして森から戻ってきて、追いかけられた後行方不明に。次に発見されたとき、手作りとみられる装備とともに、氷精戦車と、ペットとみられる狐を愛でているのを発見」
「俺は愛でてないぞ?」
「そんなことより、なんで手作りと?」
「「「そんな中ニ病なの手作りだろ(でしょ)」」」
「……うん」
やっぱり中ニ病かぁ。
「その後、嬉々として料理を作りだし、夜前まで臨時屋台を経営。美味と大盛況」
「大盛況だとさ!」
「もちのろん!」
「なんで2人が嬉しそうなのさ」
「最終的に、強くて、装備が作れて、困難なペットを連れていて、料理がおいしい社会人のロリということで、掲示板でもどこが手に入れるかで揉めてます」
「ひゅい!?」
「「あー」」
「『あー』ってっ!?」
「しかも、仲がよさそうってことで、氷精戦車も一緒に手に入るのでは?という意見も多数」
「「ちょっ!?」」
「それと、どこの誰からの報告かわかりませんが、君が男だとかいう噂もありましたね(笑)。おかげでチートしてるんじゃないかとも言われてますよ」
「え゛っ?」
「え?」
「「あっ!?」」
「もしかして……マジですか?」
や、やべぇよやべぇよ!?
今男だっていえば、チート扱いされる。
女だっていえば、あとでバレた時が怖い。
キレた女の人は怖いからな。あ、これ実体験な。
吹雪を見る。すっげぇ目が踊ってる。なんで俺よりきょどってるんだよ!
初雪ちゃんを見る。なにその、『勇者の冒険は終わってしまった』的な目は。諦めろと?
「あのー」
「ひゃい!?」
あぁ!?せめてどっちにするか決めておけばよかった!
そう思っていると、吹雪から一言。
「(逆に考えるんだ。精神まで完全に女の子になっちゃってもいいさ。と)」
「男です」
「マジですかっ!?」
心まで女の子は、男だというプライドが許せなかった。
「お姉ちゃん、その辺の女性より女性っぽいのに」
「スノーちゃん!?」
「やっぱりテメーチートだったんだな!?」
「ひぃ!?」
「「「誰っ!?」」」
女を選んだ場合
吹雪に、なりきれるようにと少女向け漫画を渡され、初雪に女性服を選ばれてました。
ユクロスさん、普段見えてない掲示板で噂されまくりでした。
今回のステテコさんは、男でニンジャもどきにするか、女で記者風にするか迷いましたが、出番少なそうなので男で。
ござるとか言ってないのは、あくまでもどきで、なりきれてないんでしょう。
なんだか最近、閲覧数や、作品や作者のお気に入り、点数評価が増えてきました。
みなさんどこから見つけてきてくれるんですかね。
あれ?もう5月終わり!?ちょっと前に艦これイベ終わったと思ったのに。




