表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
56/105

Link.49

 久々にあの二人の出番です。

 お姉さんの店で、ジャガイアモとビネルガー、レプラス(ジャガイモとビネガーとレタス)を買ってから、集合場所であるヤンさんの店の辺りにきて、2人を見つけたのはいいのだが、


「二人ともおまたせ。なんか久しぶりだね」

「おっ!ゲ(プラ(ry)らしいけど、大丈夫だったブフォォォォアッ!?」

「何やってるの兄さん!お姉ちゃん、1人でだいじょブフォォォォアッ!?」

「な、なにごと?」


 俺を見て2人して噴き出すとか。これはいったいどういうことだ?


「あ、ユウちゃん!来たんかい。あの後平気だったかい?」

「うっ!?あ。はいヤンさん。大丈夫で「なんやてぇぇぇぇぇぇッ!?」すッ!?」


 ほ、本当にどういうことだ!?……あっ!?


「やっぱり、この中ニ病コートはないか」

「「「違う、そうじゃない」」」

「え?」

「「「なんだ(なに)そのお腹は!?」」」

「ん?お腹?」

「「「いつからボテ腹になったんだ!?」」」

「え?……えぇぇぇぇぇぇぇっ!?」


 な、なに言ってくれてるんですか!?


「おまえ、女の子になったからって、そんな体験しなくても」

「違うよっ!いろいろ言いたいけど、なんで俺が自分から求めたみたいになってるんだよ!?」

「……お姉ちゃん。お姉ちゃんをそんな姿にした人を教えて?すぐに消してみせるから♪」

「誰でもないから落ち着いて!これはモンスターを」

「つまり、獣か」

「言わせねえよッ!?」


 なんだこのカオス。


「それにこれはお腹が膨らんでるんじゃない!これは」


 そういいながらコートを脱ぐ。


「「「お?」」」

「この子が入っていたからだ「「かわいいー!」」よぉ!?」

「キュ!?(大きな声で驚いて起きたようだ)」

「お姉ちゃん!この子撫でていい?というか撫でるよ!」

「確定事項!?」

「なんやこの子!超かわええやん!ウチも撫でさせてぇ!」

「キュ、キューッ!?(2人になでられつつ抜け出そうともがいている)」


 そうして女の子2人にマコが撫でまわされる。

 ……すまんマコ。少し我慢してくれ。

 その状態の女性は苦手なんだ。


「で、あの子はどうしたんだ?もしかして、ペットに出来たのか?」


 吹雪は落ち着いているようだ。


「あ、あぁ。なんでかわからないけどな。というか、ずいぶん落ち着いてるな」

「驚いてるわい。……あんな2人を見れば自然と落ち着くわ」

「それもそうか」

「とりあえず、2人が落ち着くまで、そこで座って話でもするか」

「うん」


 ちなみに、2人による撫でまわしは、10分ほど続いた。というか、さすがに止めた。




「ふぅ。お姉ちゃん。もう少し撫でたい」

「せやせや」

「ダメです。マコが生まれたての小鹿みたいになってるじゃないか」

「……プルプルしてて可愛い」

「ダメ!」

「でもユウちゃん。どこでどうやってペットにしてきたの?こんなモンスター初めてみるよ?」

「それと、本題に戻るが、おまえあんなことがあって大丈夫だったのか?」

「それは……」


 そのまま一昨日からさっきまでのことを話すことに。


説明中。しばらくお待ちください。


「つまり、一昨日に森にいってカマキリを倒した後、草原でMPKにあって生き残って、ハネウサギに会って倒して街に戻ったらMPKのPLに絡まれて?」

「やっちゃった後、宿に戻って、現実戻って買い物やクッキー焼いてからまたログインして?」

「街で追いかけられて森にいって、そこでこの狐に会ってペットにして街で生産していたと?」

「だいたいあってる」

「「「どんだけ濃い生活してるんだ(の)(や)」」」


 そうかなぁ。


「それじゃあ、このマコは姿が見えてないってことか?」

「そうかも。草原とか他の場所にも、見えないだけでモンスターとかいるのかも」

「だが結局、ペットに出来たのはたまたまなのか?」

「せやなぁ。近づいてきたモンスターにスキル使うだけなんかなぁ?」

「その辺はさっぱりだなぁ」


 そう3人で言い合っていると、初雪ちゃんがすごいことを言いだした。


「お姉ちゃんは森に行ったときに、草むらが揺れて、ステーキ落として、その反対側から来たカマキリから逃げたんですよね」

「え?そうだけど?」

「マコちゃんはステーキ好きなんですよね」

「そうだね。いっぱい食べてたし」

「もしかすると、その揺れた草むらにマコちゃんがいて、お姉ちゃんが逃げた後でステーキを食べたのではないでしょうか?」


 え?それってもしかして。


「餌付け?」

「キュウ?」

「「「「…………」」」」

「今度やってみる」

「おう。俺も知り合いに試してもらうわ」

「ウチもお客さんにいるいいなぁ」

「ところで撫でていいですか?」

「ダメ」

「それじゃあ何か食べ物ください」

「あ!俺も食べたい」

「食べ物?うーん?ステーキはマコが食べるから、ある程度残しておきたいんだけど、あ!」

「「「ん?」」」

「ヤンさん。ここで料理作るとどうなります?」

「多分ロストするで?」

「そうですか……」

「でも、露店の中なら大丈夫だから、ウチの店でなんか作る?」

「いいんですか?」

「ちょっと見てみたいからなぁ」


 というわけで店の中に。


「あ!でも火がないで?あと店の中で火を起こすのも勘弁な」

「大丈夫です。今回のは火を使わないので」


 そういって取りだすのは、レタスにトマト、人参に大根、卵だ。あと調味料関係から、塩と油と先ほど買ったビネガー。


 これだけあれば1、2品つくれるかな?

 何をつくるかって?

 この手の話で定番のアレですよ。アレ。


 あと、ご飯が欲しくなるものも一つ作りたい。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ