表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
55/105

Link.48

 最後に他視点があります。

 若干の○○成分あり。

 扉をあけるとそこには、


「「「「「あなた(おまえ)が謎の料理人かぁぁぁぁっ!」」」」」

「「「もふもふはどこじゃあー!」」」

「ひゃあっ!?(バタン)」

「「「閉めるなぁ!」」」

「「「ロリっ子キター!」」」

「「「え?」」」

「「「え?」」」


 な、なにあれ。廊下にびっしり人がいる!気持ち悪っ!

 ど、どうしよう。出るに出られない。他人が苦手とかどうとかじゃなく、物理的に出られない。

 ログアウトで強制的に出るか?とかも考え始めていると、外から、


「あのー。すみません。話したいんで、出てきてくれますか?」


 とのお言葉が。そういえば、天井付近開いてるんだよね。


「え、えーっと。……扉越しでいいですか?」

「できれば見せてもらえるとうれしいのですが」

「見せたら話ができない自信があります」


 というか、他人の目が気になるのだ。中ニ病コート作っておいてなんだけど。


「え?そ、それじゃあ、あとで作ったものだけでも見せてもらってもいいですか?」

「そ、そのくらいなら」


 その後は、なぜか質問コーナーに。


果物の香りのする料理を作ったのはあなたか?→はい

作った料理を見せてもらえないか?→扉の陰から渡す

作り方を教えてくれ→ダメ「「「当たり前だバカヤロー」」」

買わせてくれ→買い取りが435Lだったから……450Lくらいで

買う×4人→毎度あり 所持金785L→2585L

動物の鳴き声が聞こえたが、あなたのものか?→はい

見せてくれ→今寝てる

せめて何の動物?→キツネ「「「狐フォォォォォォ!」」」

もしかしてオラオラの人ですかーッ!?→YES!YES!YES!YES!YES!“OH MYGOD”

などなど。


「も、もういいですか?」

「あ?あぁ。もういいかな?」

「「「姿見せて!ロリが見たい!」」」

「「「ならキツネも見たい!」」」

「あの人達どうにかなりません?」

「見るだけならいいんじゃないか?触ったらBANされるだろうし」

「BAN?」

「知らないのか。BANっていうのは、ゲーム上のルールを守らないと、運営から、一定期間の使用不可とか、完全追放とかになることだ」

「そ、そうなんですか」

「とくに女性へのセクハラは禁止されてるはずだから、出てきても見られるだけだから大丈夫だよ」


 見られるのが嫌なんですが、しかたない。


「せめて、少しでも人に散ってもらえませんか?」

「ん?あぁ。聞いた人のある程度は、さっさと戻って生産してるよ」


 そ、それなら大丈夫か?

 そういえば、フードかぶり忘れてたし、かぶっておこう。

 それじゃあ!と、いうところで、ヤンさんからメール。


『ヤンより

ブリザードたちが、「ユクロスとフレ登録してないから、フィールドや室内にいるとメールが送れない。会いたいから連絡してくれ」だってさ。店のところにいるから会いに行ってやって。あと、大丈夫ならウチも会いたいで。』


 とのこと。

 ……そういえば、フレンド欄ヤンさんとアルテさんだけだった。

 それじゃあ、買い物ついでに会いに行こうかな。

 そう思い外に出ると、


「「「「…………」」」」

「「「やべぇ、カッコいいジャケットが台無しだ」」」


 ……やっぱり中ニ病スタイルはおかしいか。近いうちに新しいものを作るとしよう。

 そう思いながら廊下を駆け抜け、そうそうに階段を下りる。


「「「「「n…ja……!?」」」」」


 上で何か騒ぎがあったみたいだけど、気にせず出ていく。

 ……前に。一回フードを外す。


「す、すみません……」

『はい?あ!あなたはあの時の!』


 そう。あの時の店員さんだ。この人のおかげでだいぶ助かった。挨拶するなら顔を見せないと。


「は、は、はい。あの時はありがとうございました。これ、少ないですけどお礼です」

『あら。わざわざありがとうございます』


 お礼は、さっき作ったアプルジュース。いろいろ材料が足りないので、簡単なものになってしまったが、しかたないと諦める。

 そんなことを言っていると、上から走る音が。


「そ、それじゃあ!」

『あっ!?』


 引きとめられそうだったが、とにかく逃げるのみ!

 お店の方向は右側・・

 それでは、せっかく作ったこのコートの力、見せてもらおうか。



*  *  *



???視点

「そ、それじゃあ!」

『あっ!?』


 いってしまった。

 あの人、入ってきたときは、あれだけの人達に追いかけられていたけど、なぜ今もあんなに急いでいたのかしら?

 すると、階段の上から、


「おい急げ!あの子絶対にパーティに入れるぞ!」

「「「もちろん!」」」

「あのジャケット、あれはぜひ欲しい!手作りかな?」

「あんなに料理が上手いのに、ロリなうえににn『みなさま?』はい?」

『店の中で暴れないで貰えます?いいね?』

「「「あっはい」」」


 そういうと、落ち着いて店を出ていくようだ。あっ!


『みなさまの前に出ていかれたお客様は、左側・・に向かいましたよ?』

「「「ありがとうございます!」」」


 そういってぞろぞろ出ていく人たち。

 あら?出ていった方向が違う?

 あらあら?間違えちゃったわねw


『でもあの子、可愛かったわぁ♪』


 最初に来た時は、力を振り絞って強気に出てたのに、今出ていくときは、まるで小動物みたいに怯えて。

 だっこしていいこいいこしてあげたいわね♪

 そしてそのまま……うふふ!


『ああー!早くまた来てくれないかしら♪』

 これ、レから始まってズで終わるのと、ヒャクゴウ(漢字変換)のどっちに区分されるのか。

 いまだにわからないこの頃。


 あと、前回の問題の正解にたどりつかなかったので、次回こそ正解を出して見せます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ