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ミッション

 創作部屋にたどり着け。

「……こちらユクロス。これより街へ潜入をする」


 …………。

 返答などあるわけないのだが。


 とりあえず、門の近くまで来たが、ここからが問題だ。

 朝みたいに人に追いかけられたくなどないので、どうしようか悩んでいるのだが、今できることなど限られているので、大人しく《忍び足》で路地裏を中心に動くことにする。

 今後用意していきたいのは、目立つこの顔と身長を隠すアイテムとか欲しいな。




 現在、この間アプルを売ってもらったおば……お姉さんのところの近くの路地裏まできた。

 ちなみに、ここに来るまでに襲撃3回、5回迷った。

 ……そんなことよりお姉さんのお店である。

 出来ることなら、とっとと製作部屋に引きこもりたいところだが、そのための材料を揃えておきたい。

 具体的には、野菜類やガラス砂、あと、卵があるから牛乳とかないかなーという次第だ。

 あと一つ、欲しいものがあるのですが、あるのでしょうか?

 ……というか、卵があるかどうかも心配なのだが。


 ただ、店が通りに面しているから、行くに行けない状況だ。

 どうしようか考えていると、


「おーい!あっちでPvPするってよ!」

「PvPなんてありがちだろ?」

「それが美女対美女らしい」

「「「OKすぐそこに連れていくんだ」」」


 そんな騒ぎがあって、通りに人が少なくなった。

 いつ行くの?今でしょ!

 というわけでお店に疾走!


「……あ、あのぉ……すみません」

『はい?……あ!あのお譲ちゃんじゃないかい!何か買い物かい?』

「えっと、はい。……野菜を適当に見つくろってもらえませんか?あとアプル20個とガラスの砂を10袋ほど」

『お?結構買うね!野菜はどれをどれぐらい?』

「その、オススメを含めて、1つにつき4つくらいで、5種類ほど。あと、卵と牛乳とバターとイースト菌・・・・・あります?」

『じゃあ適当にみつくろ、イースト菌?』


 出したものでわかる人もいるだろうが、俺が作りたいのはパンだ。

 この前ヤンさんに貰ったパンが堅過ぎたので、柔らかいパンが食べたかったのだ。


『卵はあるし、牛乳はわからないけどミルクならあるよ?バターは保管があれだからなくて、あとイースト菌はわからんね』

「そうですか……そ、それじゃあミルクは絞ってそのままですか?」

『そうだよ。というか、卵とミルクとバターは飼っている人じゃないと手に入らないからね』

「ん?どういうことですか?」

『なんだったか?……そうそう、《ペット・・・》というスキルがあると飼うことができて、アイテムを入手できるらしいよ。販売者にホルスターとフニワトリを狩っている人がいるからね』

「え、えぇぇぇっ!」


 NPCの人がスキルを持っているのも驚きだけど、フニワトリはペットで卵が手に入るのか!

 ……ニワトリ飼えば、普通は手に入るか。

 ホルスターというのは、たぶん、ホルスタインのことだろう。

 今度フニワトリをペットにして卵を量産してやる。


 そんなことより、早く買い物である。


「ちょっとミルク見せてもらってもいいですか?」

『……ちょっとだけよ?』


 そういうと、奥から1リットルほど入りそうなビン牛乳がでてきた。

 見せてもらうと、どうやらしぼりたてはだてじゃないらしい。

 これなら。というわけで、


「じゃあ、卵を10個。ミルクを10……20本ください」

『……ずいぶん買うわね』


 いろいろ実験するので。


「あと、柑橘系の果物あります?」

『いくつかあるよ?』


 そういうと、オレンジっぽいのとレモンっぽいのを出してくれる。


「えっと、じゃあ5個ずつくらいお願いします」

『はいよ。オーレンジとイレモンね』


 名前何とかならんのか?


『それじゃあ、全部で2350Lか。特別に2000Lでいいよ!』

「ひぇ!?ね、値引き過ぎじゃないですか?」

『いいのいいの!今後もよろしくしてくれればいいから』

「……ありがとうございます」

『……かわいいねぇ。撫でていい?』

「ふぇぇぇっ!?ど、どうぞ」

『前も思ったけど、あんた怖がりだねぇ』


 すみません!


所持金825L→825L

借金1000L→3000L




 というわけで来ましたメーカーハウス!


『いらっしゃいま』

「すみません!2階の部屋借りますね!」

『すぇ!?は、はい!』

「あと、このあと来る人たちに俺のことを聞かれたら3階に行ったって答えといてください!」

『えっ!?えぇぇぇぇっ!?』

「おねがいします!」


 そう言って俺は2階に駆け上がった。

 2階についた頃、1階がざわざわしだした。


「そこのメイド!幼女は来たか?」

『!?』

「幼女は来たかと聞いている!!答えろ!」

『え、えっと、えーとですね』

「答えろ!!」

『来てません!』

「そうか、邪魔したな」


 そうして騒ぎが収まったようだ。


 まさか来てないと言ってくれるとは。あとで謝り倒さないと。

 とりあえず、まずは適当な部屋を見つけて入るとしよう。


「はやくマコを出してあげて、ご飯も食べたいからな」

 次回は久々の生産回。

 何をつくるかお楽しみに!(劇場限定HGUCバ○シィを作りつつ)


 ……長くなりそうだ。

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