表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
49/105

Link.42

 3日目(実際は4日目)スタートです!

「知らない天井だ」


 知ってるのですが。目を開くと、昨日?一昨日?と同じ宿屋の天井だった。

 あのときは詳しく見てなかったから、このネタを思いつかなかっただけだ。

 ……馬鹿やってないで起きよう。


 着替えずに(着替えないけど)寝たけど、特に問題はなさそうだ。

 そのまま下に降りていくと、宿屋のおばちゃんに、


「すみません。もう一晩泊まっていたので、一晩分の料金追加です」

「ふぇ!?え?マジでしょうか?」

「マジですよ?」


追加料金を請求された。

 もしかして、


「一晩は1晩、一回は、一度泊まったら何日でも、とかですか?」

「はい。いってませんでしたか?」


 聞いてないです。

 聞かなかった俺が悪いので、大人しくお金を払って宿屋を出る。




 出たのはいいけど、今日はどうしようか?まだこっちではお昼前みたいだし……ん?

 なんだろう。すごく寒気がする。具体的には何かに見られているような……


「やぁこんにちは」

「ひゃい!?」

「あ。驚いてる。この人でいいみたいだな」

「だと思う。見た目も聞いてる限り似ているし、初見で驚くのも聞いてる」


 え?え?


「それじゃあ。俺達のパーティにはいってくれ!」

「え?」

「……いきなりなに言ってるの!この子は私たちのパーティに入ってもらうの!」

「ええっ!?」

「アイヤ、オジョウサン!ウチノパーティハカワイイコイッパイダヨ?」

「誰!?」

「「「いや、俺達のパーティに(ry」」」

「ま、間に合ってますぅ!」


 なんでこんなにお誘いが来てるんだよ!俺ゲロった男(女)だぞ!

 困った時は逃げるに限る!


「逃げたぞ!」

「追え!」

「生きて帰すな!」

「「「任せろ!」」」

「なんでなのさぁ!」


 これは、また街の外まで逃げるか?

 一度振り向くと、


「な、何だみんなして走って?」

「もしかして、追いかけられてるあの子、例のあの子じゃない?」

「なんだって!?じゃあ追いかけてるのはパーティ希望者達か!俺達も追いかけるぞ!」

「「「もちろん!」」」

「「「「「そこの女の子、待つんだ!」」」」」

「増えてるぅっ!?」


 門まで来たが、問答無用で門を駆け抜ける!

 そして、《周囲観察》と《忍び足》を発動!

 モンスターに会わないように。そして、会っても追いかけられないようにだ。

 いっそ、モンスターに押し付けたいが、トレインになるからやめておく。

 この場合、迷惑なのはモンスターだろうが。




 も、もうすぐ森の近くなのだが、後ろからは、


「ま、待ってくれ」

「さすが噂になるくらいね……。すごい体力だわ」

「はぁはぁ言っていて、なんか変な気分になってきた」

「「おい変態!」」


 なんでこの前の人たちより追いかけてくるのよ。

 こうなりゃ森の中で、木を使って《忍び足》全力だ!ガサガサ


「しまった!森に入られるぞ!」

「ときどき見つけられないやつがいたから、隠れる系のスキルを持っているはずだ」

「かくれんぼですか?それなら、見つけたらヤっていいということで」

「「……パーティ申請だよな(ね)?」」

「えっ!?アッハイ」

「「…………」」

「……他でもいいですか?」

「森で1人とか、(貞操のためにも)早く見つけるぞ!」

「そうね。(貞操が)危ないから早く見つけましょう」

「「こいつ(この人)より速く!」」

「俺は諦めないぞ!」


 そういうと、3人は、俺の下を・・・駆け抜けていった。


 ……。木のぼりできてよかった。

 とりあえず逃げよう。特に、1人変態がいたっぽいから、急ごう。

 そうして、木から下り『ズドンッ』……落ちてから逃げ出す。






「迷った」


 気のせいだろうか。この間もこんなことがあったことを思い出す。

 ……というか一昨日のことだよ!?現実だと4時間くらいだよ!?


「はぁ。どうしよ」


 すると目の前にはこの間の泉が。


「やばい。この間のリプレイだ!このあとカマキリが来るんだ」


 どうする?どうする!?

 ……とりあえず、起きてからずっと走っていたので、泉の水飲む。

 またここに来るんだったら、水を入れるものでも用意しておけばよかったよ。あっ!

 そういえば、手持ちのポーション使ったから、ビンがいくつかあったはず。

 これで水を持って帰れる♪って、うん?


ビン×6

水筒×1


 水筒?

 これどうしたんだっけ?ってアレか!俺がゲロったあとで飲ませてくれた水筒か!


「ごめんなさいヤンさん。この水筒は、帰ってか……水を持って帰って使ってから返します」


 あるものは使わせてください。


森の泉の水

森の中にある泉の水。普通の水より成分がよく、おいしい。


 全部のビンと水筒に、すすいでから水を入れた後、すぐさまここから離れる。

 このままいると、カマキリが出てくるフラグが立っている!

 さあ逃げ……《周囲観察》発動!


「やっぱりフラグだった!?」


 とにかく武器武器。あれ?


不壊ナイフ×4


「しまった!短剣買ってねぇっ!?」


 とりあえず、ナイフを両腰に2本ずつ装備し、1本ずつ抜いておく。

 すると、真後ろから『ガサリ』と草をかき分ける音が!

 急いで振り向くと、そこには!


「あれ?なにもいなひひゃぁ!?」


 な、なにもいない・・・・・・のに足に何かふわふわしたものが触れている・・・・・!?



***



 空腹で森の中をさまよっていると、向こうからあの人・・・の匂いがする!

 急いで会わないと、また逃げられちゃう。

 今の私では、森から出る・・・・・ことができない。

 だから、森の中で出会わないと。


 しばらく歩いていると、この前あの人がいた泉にいる。

 出ていこうと思ったが、どうやらこちらを警戒してるみたい。


 しかたがないので、私は姿を消し・・・・、あの人に向かっていく。

 とうとう出会い?ました。


 ところでみなさんは、魔法は、技名言うだけで発動するのと、呪文を入れるのと、魔方陣を用意したり、いろいろ手間をかけるのと、どれが好きですか?


 作者的にはどれも味があって好きなのですが、ゲーム内の魔法発動方を試行中です。

 ……いっそ全パターン用意するか?(作者の精神がマッハ)

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ