Link.40
10万字突破、お気に入り250人突破しました!10万字は少し前になっていたようですが。
これからも頑張らせて頂きます。
俺がビビっていると、アルテさんが、
「あっ!あんた達!よく私の前に顔出せたわね!」
「うるせぇ!そっちこそ、勝手にパーティ解約してんじゃねえよ!解約するなら俺達との狩りで手に入れたアイテム寄越せ!」
怒鳴り合っている。お知り合いですか?というか会話内容的に例のパーティなのだろう。
「はぁ!?ドロップは個人のものだ。ってぬかしたのはあんたたちでしょ!」
「俺達がいるから手に入ったようなもんだろ!それに遠距離で安全にラスアタどんどん持っていくし!」
「だったらあんた達が、のんびり待ってないで近くにいったり、弓なり魔法なりで遠距離攻撃しなさいよ!」
アルテさん、本気でキレてるんだなぁ。横にいるのが怖いくらいだ。え?俺?
すでに逃げ腰ですが何か?というか逃げていい?
「うるせぇよっ!あんたが大人しくファーストアタックだけしてれば問題なかったんだよ!」
「それじゃあ私の利益がないじゃない!矢に金掛かるんだから、少しでも少ない矢でしとめようとすることのどこが悪いのよ!」
言いたいことはすごく解る。俺も短剣使い捨てたから、新しく買わないとだし。それなのに、金がなければ、どうしようもない。
周りの人にもわかる人がいるのか、頷いている人が何人かいる。……周りの人?
ファッ!?
周りの人たち、遠巻きにこっちを見てるじゃん!?こっちは中心地にいるんだから、見られたら緊張するじゃん!?じゃん!?
……よし逃げよう。
アルテさんには悪いが、このままでは俺が、さっきの回想を繰り返すことになる。
フレンド登録もしたし、あとで連絡を入れさせてもらおう。
そう決めると、俺は露店の脇の人ごみに紛れようとする。
「……いいから、さっさとドロップをよこせ!ついでにパーティの解約金として有り金もな!……そこの逃げようとしてるガキもだ!」
「ひゃいっ!?」
「あんた、なに言ってんの!この子にトレイン仕掛けておいて、さらにアイテムを寄越せっていうの!?ようやく街に生きて帰ってこれたんだから、巻きこむのはやめなさい!」
「あぁん?ガキンチョのくせに生き残ったのかよ!だったら装備も問題ないだろ。おまえも有り金置いて行けよ!……それにしても、帰り道に、あのデカウサギがいたが、生きて帰ってきたらしいし、……まさかそれも倒したとか言わないだろうな!?」
「えっ、そ、それは、あの……」
これいったらもっとキレられそうだ。
そう思っていると、人垣から、盾を持ったちょっとチャライ感じの人があらわれた。
「おっすライン!盾買うのに手間取ってな。で、何の騒ぎだ?」
「あ、あぁノス。いろいろあってな」
どうやら、さきほどのお客さんの知り合いのようだ。
そんなことより、どう答えたもの……
「ふーん。あ!この子か?あのボスっぽいデカウサギを倒したのって」
「え?」
「あっバカ」
や、ヤバイっぽい?
周りから、
「おい。あのこあのハネウサギ倒したみたいだぞ」
「絡まれてる可哀そうな子かと思ったが、出来るやつなのか」
「合法ロリならぬ轟砲ロリなのか」
「いや、轟砲になりそうなものなんてな……魔法があるな」
変態的なセリフも聞こえたが、そんなのはどうでもよく。
今、この瞬間、俺に向けられる目線が急増した。
……うぷっ。気持ち悪い。
「てめぇ、あのデカウサギも狩ったなら、そのドロップも置いて行け!ついでに仲間にしてやってもいいぞ」
「あんたね。いいか……」
「いい加減にしぃ!人の店の前で大声で喧嘩して、商売の邪魔じゃい!」
ヤンさんがキレた。……ところでそれ何弁ですか?
そして俺は本気で限界である。すぐに立ち去ることにする。
「ん?だ、大丈夫ユクロスちゃん?」
「……いえ、これ以上人がいるところは限界なんでここを離れます」
「人がいるところって……どういうこ」
「あ!てめぇ、逃げんな」
「こら!話の途中やで」
逃げ出したところを、剣士のやつに捕まり、顔を近づけられた。
あっ!
「そんな子になにしてるの!?」
「うるさい!ガキはガキらしく出すもの出しやが「レロレロレロレロレロ」ギャァァァァァッ!」
ドシャァァァ。
いったぁ。
出すもの出してしまった。しかもこいつそれに気づいて投げ捨てるし。
「ゆ、ユウちゃん平気かい!」
「ユクロスちゃん!」
2人に抱えられ、ヤンさんは水筒みたいなものから水を出してくれた。
「このガキ、なんてことしやが『いい加減にしやがれ!』るぅ?」
「おまえこそ、そんなに人のせいにするうえ、あんなに衰弱するようなことして、恥ずかしくないのか!」
「そうだ!おまえら、こんなところでこんなことしてるとか、他のゲーマーに喧嘩売ってるのか!」
「「「「「そうだ!」」」」」
「な、何だてめぇら!俺達のアイテムを奪うあいつらの方が悪いじゃねえか」
「本気でいってるなら、どんな勇者だよ」
「はぁ?勇者ってどういうことだ?俺が強いってことか?」
「ここまでバカとはな。勇者っていうのは、RPGをやっているみたいに、自分だけがいいというプレイをするやつのことだよ。とくに、おまえみたいに、他人は自分の為にあるとか勘違いするバカが一番迷惑なんだよ!この自己中が!」
「っ!?この野郎!俺とバトルしやがれ!」
「いいぜ、おまえがそのプレイをやめないっていうなら、まずはその幻○をぶっ叩いてやる!」
「「「「その次は俺たちだがな!」」」」
どうやら、周りの人たちが、あの剣士を抑えてくれているようだ。
「今のうちに宿に戻り。この場は納めておくから」
「ごめんね。巻き込んじゃって」
「いえ、ありがとうございます」
そういって、俺は宿に向かったあと、一晩ですぐにログアウトした。
こんな人は勘弁してほしいですね。さすがにここまでひどい輩はいないと思いますが。
次回、ちょっと日常と、掲示板でも入れてから本編に戻る予定です。
キャラ名と値段考えるのが厳しいです。




