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Link.28

「そうだ、すりつぶすことができるなら、りん……アプルの実をすりおろす・・・・・こともできるんじゃ……」


 そう、すりつぶすだけだと出来ないかもしれないが、そのための道具はすり鉢なのだ。

 すり鉢なら、山芋をとろろにするように、アプルの実を押しつけてすりおろすことができるのでは?

 そして、すりおろせば、すりりん……すりアプルのジュースができるのでは?


 思ったら即実行である。


 まずは包丁で皮を剥く。4等分しヘタと種を取る。あ、このとき、皮と種は取っておきます。

 次に、すり鉢で4等分したアプルをすりおろします。

 入れ物がないので、とりあえずビンに入れておきます。


 完成!


アプルジュース:評価6

アプルの実で作ったジュース。すりおろして作ったため果汁100%に果肉もたっぷりである。

製作者:ユクロス


 アプルの実1個でビン2個分できた。というかポーションのビンなので1つが少ない。

 そして、作ったからには飲んでみる。


「……あまぁぁぁぁぁい!」


 大変おいしゅうございました。

 おいしいので、もう1個すりおろしてジュースにしました。


アプルの実4→2

アプルジュース0→3


 残りの2個は予定通りジャムにすることに。


 まずはジュ-スの時と同じく、皮を剥いて4等分し、ヘタと種を取る。このときも皮と種を残しておく。

 次にりん……アプルの実を薄く切り、塩水に入れておく。そしたら鍋に、残しておいた皮と種、あと水を入れて火にかける。

 なにをしているのかというと、ペクチンを出しているのだ。ペクチンについて詳しく説明すると長いので簡潔にいうと、ジャム特有のあのとろみを出すのに必要なのだ。


 ……時間はかかったが、水がだいぶ蒸発し、残り少なくなってきたところで、皮と種を取り除いてからアプルを投入。 柔らかくなったところで砂糖をほどほどに入れさらに煮詰める。あとは味を見つつ砂糖を追加し、隠し味にひとつまみの塩。

 スイカに塩をかけると甘さが引き立つって言うあれと同じ感じで俺は入れている。

 甘いにおいが部屋中に広がっていく。できればレモンの果汁があればよかったが、そんなものはないので今回は無しです。

 少し物足りないですが、とりあえず、今できる範囲のものが完せ……


 入れ物がない。


 やっべぇ!すっかり忘れてた!手元にビンが2個残っているが、とてもじゃないが2個じゃ足りない量だ。

 ……しかたない。これはそのままにしておいて、《錬金》で大きなビンが作れることを祈っておくしかない。

 というか、このままだとヤバい。

 鍋の中身はボックスに入れられないから、このまま部屋を出た時点で、ジャムのロストは確定事項だ。

 それは困る。せっかくおいしそうにできたのに、ただ捨てるというのはどうしても許せない。そう、もったいない。

 そのためにも大きな入れ物を作らなくては。


 というわけで錬金セットの前に立っています。

 できれば皿より大きいといいので、5のカップ分鍋に入れる。

 問題はMPだ。

 ジュースをすったり、ジャムを煮込むのに1時間以上かかっていたようで、MPが15しかない。

 ビンが2のカップにMP5、皿が4のカップにMP10であるから、5のカップならおそらく、MP12~13で足りるのだと思う。が、心配なので、あと5分待ち、炉にMP15入れて、《錬金》で1消費する予定にする。と、そんなことを言っているうちに回復したので、いざ、……《錬金》!


ガラスの皿:評価4

ガラス製の皿。保温性に優れるが壊れやすい。

製作者:ユクロス


ガラスのナイフ:評価2

ガラス製のナイフ。料理を食べるときに使うと高級感が出る。

製作者:ユクロス


 ざけんなっ!

 ガラスのナイフは初めて出来たからうれしいが、なんで2つ出来るんだよ!しかも炉のMPがなくなってるし。

 …………落ち着け俺、落ち着くんだ。

 皿が出来たってことは、その時点で4カップ分の砂とMP10が消費されたってことだ。つまり、1のカップ分とMP5でナイフができるってことか。これはいいことがわかった。

 ……じゃない!問題なのは「ビンができなかった」ということだ。

 とりあえず、残っていた2つのビンにジャムを入れるだけ移す。


アプルジャム:評価6

アプルの実を使ったジャム。アプルの香りと甘み、滑らかなとろみが食欲を誘う。

製作者:ユクロス


 うーん。あとビン1つと半分くらいかなぁ。

 ……これ最初からビン2つ作ってればよかった。




 この後と、残りのジャムはどうするか考えつつ、MP回復時間を稼ぐ為にメニューを確認する。

 すると、ゲーム時間ではもう23時のようだ。さすがにそろそろ寝ておきたい。

 あとは……あ、そうだった!

 作ったウサギの胸当てに、確認のために外した装備は、着るだけでなく、もう一度装備し直さないといけないんだった。

 危ない危ない。このままだったら、危うく装備なし状態で突っ込むところだったな。装備装備っと。

 他にすることは何かないかなー?

 とりあえず、今日はもう薬草や毒草、不明な草は弄れないな。スルーで。

 ハーブは(???)が気になるから保留。

 作ったポーション類の大半は売りで、ついでにジュースも売ってみようかな?

 ガラスの棘か……売るか何かに使ってみようか。どちらにするべきか。

 ヤンさんに聞いてみよう。

 あと目立つものは……ん?


下処理したウサギ肉×3


 あ、忘れてた。

 このまま残しておくのもあれだし、焼いちゃおうかな。

 ……そういえば、リンゴには酵素が含まれるって聞いたな。

 そして俺の前には肉。


「りん……アプルジャムをウサギ肉に使ってみるか?」


 ところどころリンゴと言い間違えているところは、作者が間違えたところです。

 自分で設定しておいて間違えすぎですね。


 あとペクチンは種や皮でなくても、市販されているとこもあります。

 作ってみたい人はぜひ調べてみてください。



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 火曜日に外出するので、水曜日の投稿がなくなる恐れがあります。

 というかGW中は、実家に帰ったり出掛けたりが多いので、書くのが間に合わず投稿できない日が何日かあるかもしれません。

 出来る限り、毎日投稿できるように頑張ります。

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