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世界はボッチに優しくないが、ボッチは世界を生きていける?  作者: 夜猫
2章・森の乙女と森の妖精の街
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Link.87

「それで、どんな感じなんですか?」

「え?」

「その2つの違い」

「あぁ。 なんで2種類あるのか気になるね」


 そんなわけで確認っと……え?!


「そうなのか……困るなこれ」

「どうしたんですか? 取ると困ることでも?」

「それが」


『注意:【テイマー】【サモナー】は片方しか取得できません』


「おおぅ……なんでですか?」

「いま調べる」


 そして調べた結果、要約すると


共通点

 ペットにしたモンスターを戦闘に参加させられる。

 モンスターを育てることができる。 進化も可。

 基本的にペットと同じ扱い。(食事や連れ歩ける数など)


 で、問題はここからなのだが


【テイマー】

 前衛・遊撃向け

 ペットの意思が強い。(命令無視や好き勝手に動くこともある)

 普段から教えておけば、戦闘時にかってに動く。


【サモナー】

 後衛・指揮・遊撃向け

 ペットの意思が弱い。(命令に忠実に動く。 ただし拒否することもある)

 命令を優先するため、全体を見れれば高度な戦闘ができる。


 といった感じだ。


「【サモナー】は魔法や弓をとって、後ろから狙う人向けみたいですね。 で、攻撃!とか避けろ!とか言って戦うと」

「なるほどなるほど」

「【テイマー】は、普段から教えておけば、剣士が戦ってる時に一緒に戦ったり、ペットが敵を攪乱しているうちに隙をついたりすると」

「ほほう……」

「……わかってます?」

「たぶん」

「要は、戦闘中に慌てずに対応できる人が【サモナー】、戦闘中は自分で手いっぱいの人は【テイマー】ってことでいいと思います」

「なるほど。 じゃあ俺は……」

「【テイマー】ですね」

「……はい」


 戦闘中といわず、慌ててないときのほうが少ないです。 はい。




「というか、戦闘パターンがまるっきり違うからどっちかだけなんですね」

「あー。 そういやそうだったねー」

「(忘れてたなお姉さん)」

「ん? 何か言った?」

「いいえ? ところで今すぐ取るんですか?」

「そうだね……」


ジョブP:12

【テイマー】10P


…………ぽち


「今取りました」

「……え?」

「ふい(目逸らし」

「怒るとでも思ったんですか?」

「……はい」

「怒られるようなことをしないでくださいよ!」


 面目ない。


ピコーン


「ん?」


『これまでの累計経験により、『マコ』がレベルアップ』

『これまでの累計経験により、『クロ』がレベルアップ』

『これまでの累計経験により、『ウイ』がレベルアップ』


 おおう!


マコ:LV1→LV4

クロ:LV1→LV3

ウイ:LV1→LV2


「どうしました?」

「マコたちのレベルが上がった」

「……レベル制なんですか?」

「みたい? さすがにペットにジョブシステム適用できないでしょ……たぶん」

「……ですね」


 とにかく、新ジョブゲットだぜ!






 人数オーバーのためコッコを戻して先に進む。

 だいぶ街に近づいたため、そろそろ人に会ってもいいと思うのだが……会わない方がいいけど。


「人に会いませんねー」

「あ、うん」

「なんで動揺してるんですか?」

「同じこと考えてたから、心読まれたのかと思った」

「そんなわけないじゃないですか……わかりやすいですけど」


 わかりやすいのか。


「なんか緊急メンテ的な連絡でもありましたかね?」

「さあねー」

「(ぽちぽち)あっ」

「ん?」

「連絡が入ってて、街でイベントがあるそうです」

「イベントね……アイドルのライブとか?」

「そういうのじゃないですね。 せっかくですし急ぎましょう」


グイッ


「あぁー。 引っ張らないで」

「キュン」


 イベントね……まあ俺には関係ないだろうな。






 そして俺の前に見えるのは


「街の門とかすっごい久々に見たわ」

「普通はあり得ないですけどね」


 門をくぐって街に入る。

 ……やっぱり人多いな。


「ん? お姉さん震えてません?」

「帰りたい」

「……普通帰る場所は街じゃないですか?というツッコみはしませんよもう」

「口に出してる口に」


 とりあえず、目立つんでペットメンバーは帰還。


「「「……(じぃ)」」」

「そんな1人で行かせたら不安って目で見なくてもいいよ」


 今日入った卯月にすらその目で見られるってどうなのさ。


「モフモフ……(ぼそ」

「え?」

「なんでもありません! とりあえず、ギルドに行きます? イベについて調べます?」

「ギルドでいいかな。 イベとか別にいいし」

「いいんですか?」

「だって目立つ・・・でしょ」

「……そうでしたね。 こっちです」


 案内された先は


「メーカーハウスの近くなのか」

「ここは知ってるんですね……って生産するんでしたね」

「あとで寄っていくか」

「もうお好きにどうぞ」


 そういってアカリちゃんはギルドに入っていく。

 俺もついて入っていくと、


「お前、横入りするなよ!」

「はぁ?! お前に言われる筋合いはねぇし!」

「オレは前! きさまは後ろだ!!」


……ナニコレ

 サモナーかと思った? 残念テイマーだよ!


 前回の感想でみんなサモナーにしか触れないという。

 というか”さん”にしか触れないというw


 さすがに”さん”出すわけにはいかないから! 怒られるから! 作者が!




 ちなみに、サモナーは、アニメのポケ〇ンみたいに命令して、戦闘だけで強くなっていく感じ。

 テイマーは、勝手に戦うから注意しないとだけど、育成次第でだいぶ変わっていく感じ。


 考えない人はサモナー。 こだわる人はテイマーってイメージで書いてます。




 ちなみに、作者の個人的な意見だと、サモナーは、サモン〇イトみたいに、召喚獣をその場で出して戦うイメージ。

 テイマーは、餌あげたりして育てて強くするイメージです。


 この作品では、どちらも【ペット】からの派生なので、こんな感じに。

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