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今書いてる作品が書けないので、ついカッとなって書いた。
ほどほどに進められるようにします。
VRMMO……(Virtual Reality Massively Multiplayer Online)。日本語だと仮想現実大規模多人数オンライン。つまり、仮想現実でできた大きなゲームを、ネットを使って大人数で楽しもうというものだ。
10年前にVRが発明され、医療関連からアトラクション、そして6年前、ゲーマーが夢に見てきたVRゲームがとうとう誕生したのだった。
なぜゲームの発展が遅れたのかというと、医療やアトラクションと違い、NPCが必要だったからだ。
医療は患者や家族、医師などがいればよいし、アトラクションにはスタッフが自然といるものだ。
しかしゲームではそうはいかない。ゲームというものは、24時間いつだれがやっても、できるものでなければならない。個人で楽しむにはVRを映し出すための機器は大きすぎるし、大型器機をネットをつかって、大人数で楽しめるネットゲームにするにも24時間スタッフが入っているわけにもいかない。
つまり、AIの入ったNPCが必要だったのはゲームだけだったのだ。
そこで当時、ゲーム開発を行っていた複数の会社が合併し、AIを研究していた科学者と合同で、AI付きのNPCを作り出すこととなったのだ。開発陣はAIつきのゲームが作れる。科学者はAIのテストを全国のゲーマーにしてもらえるという両方に得な作品だったのだ。
それでも最初のうちは簡単なことしかできず、スポーツ系のゲームで、ルールやジャッジを行う程度であり、PLからの抗議には対応できなかった。
それでも彼らが研究を続けたことにより、2年後には、クエストの対応やNPCによる店員がいるVRMMOの先駆けとなる作品が出来たのだ。
そこからは、さすが今までもゲームを作り続けた開発陣であって、ジョブやスキル、装備やアイテムの充実さ、世界観やストーリーを生みだし、次々にゲームを生みだしていった。
そして、目の前にあるVRMMOには、無数のAIが生活を送り、自分の体のように動かせるキャラがあり、様々な装備が充実している、いわばもうひとつの世界がある。
話が長くなったが、今俺が始めようとしているこのVRMMO作品である、「Link of World」は、彼らの努力があって初めて生まれた作品なのだ。
そして何よりすごいのが、ここの開発陣。様々な人のアイデアを参考にしようと、アイテムや装備の生産技術を存分に使える作品となっているのだ。若干他人任せなきがするが、つまりは自分の好きな見た目の装備が作れるということだ。
剣にモンスターの爪を大量に付けてチェインソーみたいにしたり、防具を虹色にしたりとかもできるそうだ。
しかも「Link of World」という名の通り、世界の人々と繋がることもできるのだ。これは自動翻訳アプリのテストでもあるそうで、どこまで日常会話に合わせられるかの研究でもあるそうだ。
こんなテストまみれの作品ではあるが、好きな装備が出来るということに、ゲーマー達はこぞってβテストの抽選に送ったそうだ。
俺?もちろん送って外れました。でも外れた人からも抽選をし、当たった人には正式サービス前にVR機器とソフトの値段の半額を払うことで発売日に必ず届きますというプレゼント。しかも値段は事前に払った半額のみという仕様。
そして俺はVR機器を持っていないし、しかもVR機器自体が、ゲームの正式発売日の発表と同時にほとんど店から予約を含めて消えました。ここまでいえばわかるよな。俺はこれに…………も外れました。
ところで俺には数少ない友人がいるのだが、そいつは兄妹でVR機器を持っていたのに、友人はβが、妹ちゃんには発売日のものがあたったそうだ。
そんな素晴らしい友人に売ってくれと頼んだら、
「わるいな、もう予約が入っているんだ」
とのことで追い出されました。
悲しみの雨が顔から地面に降り注いでいると、なんと妹ちゃんから譲っていただけるとのことで!
そこで俺は、妹ちゃんにVR機器そのものの値段(半額の値段ではなく新品の値段)を払って購入。ただし妹ちゃんは発売日まで他のゲームもするので機器は発売日に受け取ることに。妹ちゃんにはそんなにいらないといわれたが、これでも俺は仕事をしていてお金はあるのだ。だから年下の子には甘えないのだ。
というか見栄張らせてください。
そしてソフトだけは予約してあったので後は発売日を待つだけだったのだ。
また話が長くなったがこういった経緯で俺の目の前にはゲームの準備がそろっている。
あと、機器は妹ちゃんのお古なので、ちゃんとリセッ○ュしました。俺は年下の子のヘルメを被る、そんな変態では無いぞ。ただ、ちゃんとやるのを妹ちゃんの前でやったら、
「そんなに臭くないもん」
と怒られました。
いろいろ思い出していたら悲しみの思い出がぼろぼろと。
……とにかく、もうすぐ正式稼働開始の12時だ。お昼を食べてトイレも行ったので準備は万端だ。そろそろ電源を入れてヘルメットをかぶっておこう。話によると12時の開始に合わせてできるよう、キャラメイキングだけは30分前に始められるそうだ。
それでは、もうひとつの世界に、「悠、いきまーす!!」
いきなりパロディネタ突っ込みました。
というかこれパロディネタであっているんだよね?
こんなゲームがあればこんなことしたいと考えながら書いていきます。
あとあらすじ読んだらわかるフラグもあって、どうしよう。
3月29日に誤字修正