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Vanguard(4)

 明けて、翌朝の午前九時半。

 場所は研究所中央にあるプレイングルームと名前のつけられた一室に、参加者と研究者がぎゅうぎゅうと敷き詰められていた。

 室内にはあらかじめカプセル型のベッドが参加者分だけ備え付けられており、中にはベッドとゲーム用デバイス。それと各人に取り付けられる予定の点滴のチューブなどが見えている。


「ようするに、これから我々はこの未来的カプセルの中で数ヶ月を過ごすわけだね」


 なんとも寝心地の良さそうな、完全介護ベッドだろう。ここまで行き届いたホテルは初めて見たよとはフェラーリさんの談。

 自分こと大蔵一心はと言うと、自分のベッドよりは高級そうな感触のマットに驚きながら周囲を見回し、他の参加者の悉くが何だか二日酔いのような、重たい目蓋をしているのを気にしていた。

 まともに立っているのは研究者の人達と、妻がどうとか言っていたあの厳ついおっさんだけだ。

 彼は、昨日あれだけのことを言ったとおり一刻の無駄も赦せないとばかりの様子で、しきりにカプセルの中に入りたそうな素振りを見せている。


「せっかちだなぁ」


 と呟きはすれども、気持ちはまぁ、分からないけれど想像はできる。

 彼ら夫婦を襲った悲劇には心からの同情をするところだけど――けれどそれだけだ。

 それ以上の感情は、特に抱かずフラットなままにとどめておこう。


「それでは、いよいよ皆さんにゲームを開始していただきます」


 昨日と同じ、開発主任っぽいおっちゃんの合図と共に、研究員たちの補助や説明を受けながらカプセルに皆で入り込んでいく。

 中は想像していたとおりの寝心地の良さで、マットは身体が沈み込むと言うよりは、適度に受け止めるだけの弾力を持っている。低反発とかその辺りの、麻薬的魔力を持ったあの感触である。

 うお、なんだこれー、とおもいながらキャッキャと感触を楽しんだら研究員さんに白い目で見られたので自重した。

 静かにしつつ、カプセル内に備え付けられていたデバイスを手にとって手順通りに装着していく。

 デバイスの形状を何か物に例えるとするならばメガネが近い。

 それかサングラスと言ったところか。それらのデザインに対して近未来SF映画に出てくる品物という特注をし、デザイナーに依頼したらきっとこれに似た物ができあがるだろう。

 耳と鼻に支持を得て頭部を挟み込む形でかっちりと固定されたそれは、眉間と、額、それとこめかみにそれぞれある端末から電気情報を送受信する。

 宛先は脳みそ。

 この機械は、普通なら機械間で行うデータ受信を電気信号同士なら「いけんじゃね?」という発想から機械と脳みそ間でやってのけちゃうハイテクデバイスなのだ。

 ――そんなことをトイレで読んだ契約書で学んだ。

 それ以上の仕組みも、操作感も、どんなヴィジョンが見えるのかも実際の所、自分は何も知らない。

 さすがに大々的にPVやらCMやらを流していたので、それらは目にしたことはあるけれど。


(あれって、大体CG加工とか掛かっているからなぁ)


 あとは画面のはめ込みとか、色々。つまるところ、実際に触ってみるまで分かりゃしないのである。

 というわけで装着を終えてからボタンをポチっ。

 瞬間、一瞬の電気音ぶぅんの後に、


「うお、なんじゃこりゃ」


 今、実際に目にしている視界を上書きしてデバイスからの映像が来た。


「はい、みなさーん。異常なく画面が見えてますかー? 異常がある人は遠慮なくいってくださいね」


 これから数ヶ月間連続起動するので、交換できるのは今だけですよーと研究員の人。

 だが、皆それどころじゃないのか、初めては触ったらしいこのデバイスから投影される映像に悲喜交々の歓声が上がっている。

 うん、いや、よくわかるよこれ。

 だって、視界が二重にだぶってみえるからすごい気持ちが悪い。

 頭を強く打ったときとか目と目を離して別の物を見たときとかに、別々の映像が重なって見えるあれ。医学用語ではダブルヴィジョンとかいうんだっけ。

 そんな、くらくらするような気持ち悪さが確かにある。

 だけどそれも瞳を閉じて、視覚情報をカットしてやればクリアな物だ。本来ならば、これが想定された画面なんだろう。

 目蓋の裏側――あるいは頭蓋骨の裏側に投影されている映像はまったくクリアで現実の物にしか見えない。

 浮かび上がっているのは象徴的な黄金の麦畑。それと前面にあるタイトルロゴにスタートやオプション等の選択タブ。

 どういう仕組みか、瞳を動かせばカーソルが連動して動き回る。

 中々どうして、出来たハイテクっぷりである。


「見えてますねー? ではこれがこちらからアナウンスできる最後の情報となります。

 今から皆さんには、スタートボタンを選んで実際にゲームを開始していただきます。

 それから後に始まるのはVRMMO『終焉のヴァンガード』です。

 脱出不可能な牢獄と化したこれがデスゲームと化しているのは皆さんも承知の通りですね――いいですか、よく聞いてください。

 ここが最後の分水嶺です。

 皆さんに少しでも迷いがあるのであれば、やめようかどうか迷っているというのであれば、今この時が最後のチャンスです」


 一息。


「私の声が皆さんに届くのもこれが最後です。

 これ以後は、皆さんが各々の判断でゲームクリアを目指していただくこととなります。

 基本的に、こちらからのデータ介入は新規のゲーム参加やデータのモニタリング以外不可能となります。

 新たなデータ書き換えを前提としたチートプログラムなどによる支援は基本的に行えません。

 また、あなた方も、他の参加者と同様に十分に死亡する可能性があります」


 一息。


「――よろしいですね? 

 あなた方はこれからゲームクリアまで、『終焉のヴァンガード』が作り上げたラストリアで過ごすこととなります。

 そこにあるのは脳波による完全同調によって作り出されたほぼ現実と変わりのない仮想現実世界の生活です。

 ゲーム参加者とNPCの区別すら限りなく薄い、現在の人類が作り上げることの出来る最高規模のヴァーチャルリアルです。

 そこであなた方は新しい人生の始まりと、そして、もしかしたらその終焉を迎えることとなります。私たちは、あなた方にこのVRMMOを平和裏に終わらせる救世主となっていただきたい。

 それを望んでおり、それ以上にあなた方の無事の帰還を祈っています。

 ですから、ゲームだからと言って決して無茶はなさらず、無謀を行わず、第一にあなた方の人命第一、安全第一に行動してください。

 安易な死を望まず、ただ何も行わず、仮想現実内で生き延びてくださっても結構なのです」


 一息。


「――よろしいですね?」


 一息。


「――本当によろしいですね?」


 反応は、誰もない。

 ただ、機械の動く音。冷却ファンの静かな鼓動が響く。


「――よろしい。では、ゲームをスタートしてください」


 告げ、参加者は皆、スタートの上に視線カーソルを向ける。


「――これより、『終焉のヴァンガード』を開始します。皆さんのご武運を」


 その言葉と共に、デスゲーム『終焉のヴァンガード』に新たな参加者二百五十名が加わった。


 ◆


 スタート画面の選択と共にダヴルビジョン状態が消え、完全な現実感がゲーム画面に訪れる。

 脳裏に投影された映像と脳がよりダイレクトに繋がり、視覚以外の五感をもデバイスが支配していく感覚。

 四肢が新たに電子世界に構築され、新しい、しかし仮初めの肉体が構築されていく。

 スタート画面の選択の後に現れたのはキャラクタークリエイト画面だ。

 ぽとり、と言った感じで何もない世界に身体は着地させられる。


「お、もうしゃべったり出来るのか」


 誰も居ない、灰色に閉じた世界で一人だけ。キョロキョロと周囲と身体を見回せば、灰色のなんだか衝突実験にでも使われそうな人形じみた腕と、一枚だけ空中に浮かぶ不自然な鏡がある。


「あれに行けばいいのかな」


 何があるわけでもなさそうなので、鏡の前に行けば自然と自分が映し出される。今度は腕だけでなく、輪郭だけを古いポリゴンで作られている、テクスチャーを張り忘れた人形みたいなのがそこに居る。

 そんな不出来な人物の横にはタッチパネルのような表示パネルが幾つか映し出されていた。

 見れば、顔、髪型、服装、体格、etc……と、身体の各所に対応しているようだ。


「これで操作しろって事か」


 とりあえずは適当に弄ってみようと、ぽちぽち操作をすれば、


「おおっ?」


 鏡に映し出された顔や、髪型が操作に応じて移り変わっていく。しばらくは自分をアフロやちょんまげにしたり、顔を超ブサイクからイケメン、はたまたエルフ耳からドワーフ体系と一通り楽しんだ。

 特別酷い人外以外は、スライダーや色調調整から再現可能で、面倒くさがりな人にはどうにもランダム機能と元々の体型を再現する機能がある様子。


「さて、どうしようかな」


 悩みながらランダムボタンをぽちぽちと連打する。それがリザードマンから村を今にも襲いかかりそうなオークを経てゴブリンになった辺りで一度停止。


「よし、決めた」


 言葉と共にサーチボタンを選択すれば、自身の体型をスキャニングし、現実世界と一寸変わらぬ姿がそこに再現された。

 そこに髪型や、髪の色などを少しだけアレンジングし微調整を施して完成した。

 服装は白を基調とした黒の混じるモノクロ配色。傍目から見てかっこいいコートを適当にセットし、おまけにマフラーも巻き付けておく。

 これらが何処まで再現されるのかは分からないが、ないよりはあった方が良いだろうという判断だった。


「いや、実際問題、寒さとかの体感も再現されてたら困るしね」


 言い訳しながら、自身の中にわき上がる年相応の悪戯心がエルフ耳とか、黒一色のロングコートとか、訳のわからない片腕だけに施されたタトゥーとかオッドアイ設定とか、そういったモノを施したいとわき上がりまくっているからして、それに影響された面は否定できない。


「ま、まぁこれくらいは許容っしょ」


 言いながらそれで決定。変更出来ませんがよろしいですか、と言う確認画面もOKを選択。

 次の画面はクラス選択画面だ。


「といってもーっと」


 このゲームは一風変わったところがある。それがこの職業選択システムが余り大きなウェイトを置かれていない部分だろう。

 鏡に映し出される職業選択画面には数十カテゴリーという膨大な選択パネルが表示されている。

 剣士、侍、弓兵、和弓兵、弩兵、鍛冶師、錬金術師etc……。

 それらには付随して、武器と装備とスキルとパラメーター表示がある。

 だが、それだけだ。


「初期パラメーターとスキルと装備。それだけが画一化されているだけで、それ以後の成長はどうぞお好きにっと」


 初期選択クラスによるスキル取得制限や、成長パラメーターの偏りなどは一切存在しない。

 そもそも、この選択画面に表示されるクラス名すらイメージに過ぎず、こういう役回りもありますよと言うシステム側からの提示に過ぎない。

 要するに、このゲームには職業という概念はシステム的に存在しないのだ。

 あるのはパラメーターと装備とスキルによってできあがる個性であり、プレイングスタイルのみ。


「そして、レベル制の廃止による無限にして無制限の成長と可能性の保証」


 契約書に書いてあったゲームシステムには謳い文句としてそう書かれていた。

 イメージとしてはオープンフィールド式のアクションゲームにおけるスキル獲得型のキャラクター成長システムが近いかも知れない。

 明確な経験値取得によるレベルではなく、あくまでプレイイングスキルの上達と、継続したプレイによって獲得した報酬によるスキル獲得にパラメーター改変。

 プレイスタイル次第では十分にレベル上位者に対抗できる設定であり、スキルはあくまで補助に過ぎないという設計思想。


「――まぁ、あんまり成功した試しのないゲームシステムのような気もするけれど」


 似たような謳い文句のゲームは数多くあれ、やはり継続プレイ時間数の多い人間の方がスキル数や装備周りの面で圧倒的優位を持つものだ。

 どんなにプレイングスキルが最初からずば向けたプレイヤーだって、費やした時間《人生》の重さには敵わない。

 それはゲームシステムが実は、長時間プレイしたプレイヤーを大事にするという考えを根底に持っているからであって。


「欠陥とかそういう物ではなく、ユーザーやファンを大切にするゲームブランド側からのご褒美ってやつだよな」


 果たしてそれがこのデスゲームにもあるのか否かは、実際にプレイしてみないことには分からない。

 パネルを移動させ、一通り確認してから一つのクラスに心を決める。


「やっぱこれだな」


 画面に表示されたのは拳銃士ライトガンナーの文字。他に、アサルトライフルを中心とした銃士に銃火器を取り扱うのに特化したヘビーガンナーとかいうのもあったから、扱う銃の大きさで分類しているのだろう。

 スキル画面には二挺拳銃ダブルアームズとある。

 スキル説明項目には、ゲーム側からのアシストが両手に持った拳銃の両方に掛かるスキルと書いてある。


「どれくらいアシストが掛かるかはやってみなきゃ分かったもんじゃないけど」


 契約書には、射程距離内ならば視界内に現れた照準がヒット確定状態で赤く染まるとあった。

 クラスを選択すると、自身の背後に音がした。

 見れば、先ほどまでの自分と瓜二つな衝突人形君(仮)が現れている。

 視界上部には、なんだかSFでよく見るスクリーンが浮かび上がり「Cz-75×2を入手しました」のテロップ。


「チュートリアルって所か」


 案の定、テロップは次にチュートリアルの開始を告げた。


「さって、どうやるんだっけな」


 契約書に書いてあったマニュアルを思い出しながら、頭の中でコックピットの表示を命令した。

 すると、視界の両側にアイテムや装備など様々な項目が現れる。


「丁度、HUDみたいな感じだなこれ」


 最新鋭戦闘機のヘルメットに投影されるHUDに似た画面にぼそりと呟く。


「ああ、だからコックピットなのかもしかして」


 語意的には操作室とかそういう感じだったと思うから、あくまでイメージなんだと思うが。

 デバイス自体が脳波を検出する物であることを利用した、直感的なインターフェースだ。

 指で触れることも出来るし、考えるだけでも操作も可能。

 試しに、頭の中で装備画面を命令すれば、HUDはすぐに反応してそれを表示する。


「これ結構面白いなぁ」


 ゲームを始めたばかりの時はこういったシステム周りを弄っているだけでも割と楽しい。暫く、脳波コントロールの練習と称していろいろな命令と、その確度を調べる。

 暫く弄って分かったのは、マニュアルにあったとおりと言うこと。

 脳波によるシステムのコントロールは明確な意志によってのみ反応し、例えばぼんやりと「そういえばポーションあったよなぁ」と思い浮かべただけでは反応しない。

 明確ではっきりとした意志に反応して選択されるシステムだ。


「割とレスポンスが過敏って訳じゃなさそうだな」


 少なくとも戦闘中に勝手に開いたり、選択されたりで誤爆と言う事はなさそうだ。代わりに、戦闘中にも明確な選択の意志が必要なので、速度的にはそこが問題かも知れない。


「後でショートカットキーの設定がないかも探してみるか」


 もしかしたら、呪文設定とかで呼び出せたりするかも知れない。スキルとかにありそうで少し楽しみだ。


「なにはともあれっと」


 先ほどから衝突人形君(仮)がこちらを見つめてぽつんと寂しそうなので、そろそろ本分を果たして上げることとする。

 コックピットから装備画面を選択。拳銃をまずは一つだけ装備する。

 現れたのはCz-75。チェコの名銃と名高い拳銃で、特徴的なのはグリップの吸い付き。

 暫く掌の中で感触を試してから、細かいギミックをチェックする。


「うわ、マガジンまでちゃんと存在する」


 色々といじり回して分かったのは、装弾から何から手動だと言う事。弾丸の替えは何処にあるのかと探せば、いつの間にやら腰辺りにポーチが在り、マガジンが装備されている。

 装弾数は十六発。装弾室チェンバーにあらかじめ弾を送り込めば、十七発だ。

 とりあえずは、という事で試しに銃を構えて人形君へ向けてみると、視界内に丸の中心に十字が描かれた照準が現れる。

 ターゲットと重なるとその色が白から赤に切り替わる。


「なるほど、これがアシストってやつか」


 その色もどうやら数段階の濃度があるらしく、それが命中率を表しているようだ。

 試しに照準が深紅に染まったところで発砲。

 すると、鈍い反動の後、銃弾がまっすぐに飛んで人形君の頭部にヒット。

 人形君はのけぞってその場に倒れ、消滅の蒼い光(エフェクト)が飛び散った。

 だが、人形君はすぐさままたその場に、白い燐光と効果音と伴って出現する。

 つまるところ、満足するまで打ちまくれと言う事のようだ。


「幸い、拳銃に弾丸制限の概念はないみたいだし」


 マガジンを装填し直し、ポーチを確認するとその中にマガジンが復活している。

 どうにも不思議だが、こういう所はゲーム的だ。


「しばらくは試し打ちしてみるか」


 そう言って、照準を人形君の頭部に構え発砲。発砲。また発砲。そんな単純動作に、様々な動きを混ぜ込みながら仮想現実の肉体に慣れ親しんでいった。


 ◆


 ――それから、約一時間余り撃ちまくった当たりで一通り満足したので試し打ちをやめたけど、それまでに人形君は百人くらい犠牲になったのでした。南無。


 いや、ほんと。途中から何体まで出てくるのか楽しくなって撃ちまくって目的が逆転してたんだよね……。うん。



 撃ちまくって後、コックピットを呼び出してチュートリアル終了を選択。

 いよいよ、本格的にゲームが始まる。

 無機質だった室内に、先ほどまでの人形君のような、ゲームらしい唐突さで、エフェクトの煌めきと豪奢な効果音と共に扉が現れた。

 そこをくぐれば、始まりという事らしい。

 門の上には初めて見た単語が幾つか彫り込まれている。ちっとも読めやしないのだが、おおよその見当は付いた。


「汝この門をくぐりし者は――」


 ――一切の望みを捨てよ。ダンテ神曲の一節。作者自身が詩人や恋人に導かれて異世界を旅する物語において、登場した門に書かれていた文言。


「これで違う言葉が書かれていたら笑い話なんだけど」


 確認しようにも、検索エンジンがここにはない。

 だからそう描かれていると信じることにして、扉に手をかけて、一言。


「――棄てないさ。これがゲームで有る限りは」


 そこに望みは持ち続ける。

 願わくばこれが最高の娯楽でありますようにと祈り続ける。


「さーてゲームを始めようか!」


 そうして、異世界『ラストリア』への扉を開き、デスゲームへの一歩を大神一心は踏み出した。

意見じゃね→いけんじゃね 修正

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