23話:四律魔典の関係
身体中から湯気が上がり、髪は濡れて艶を得ている。実に色っぽい。しかし、藍騎は、そのロゼリアを見てもなんとも思っていないようだ。それがなんとも、もどかしい様子のロゼリア。彼女の恋心は本物かもしれなかった。しかし、藍騎はそれに気づくことはない。藍騎は、ロゼリアを連れ部屋に入る。
「るーの服だと少しでかいが、我慢してくれ」
実際は少しどころではなく、胸などぶかぶかだったのだが、まあ、そこは触れない方がいいだろうと藍騎はスルーしたのだ。
「それで、あたしは、これからどうすればいいんだよ」
「とりあえず俺の部屋に居てもらうしかねぇな。四律魔典が増えりゃ、流石に、この部屋にいてもらうわけにはいかねぇが」
今のところ、藍騎の部屋は、二人住まいが限界である。
「あいつ等が来たところでここに泊まりたいなんて言わねぇと思うぜ」
「分かってるよ。つーか、マリネスには、ぜってぇー来て欲しくねぇから」
最悪にして最低にして最強の四律魔典であるマリネスと藍騎は、仲がいい。だからこそ藍騎は、マリネスが家に来ることを拒む。簡単に言えば、マリネスが何を考えているか分からないから、来て欲しくないのだ。敵なのに妙に優しいマリネスの心理が読み取れないのが問題。性格としては、四律魔典一悪いだろうと藍騎は思っている。
「あー、うん。そうだな。あれはあたしも嫌いだ」
どうやら仲間内でも嫌われているらしいマリネス。
「逆に、フェルアはいても構わんが」
「は?何でアイツなんだよ?」
どうやらロゼリアはフェルアのことが嫌いらしい。




