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月の病  作者: 響鏡 空
1/1

彼女の夢

 この物語の途中には、十五歳未満の方には過激、もしくは不相応と思われる描写が含まれる可能性があります。もし、設定された年齢に満たない方がご覧になっている場合は、申し訳ありませんが、退出をお願いします。

 また、本作は縦書きを前提にしております。「縦書きで読む[PDF]」で御覧になっていただくことをお奨めいたします。携帯電話の方には不憫をおかけして、申し訳ありません。


 では本作、『月の病』をお楽しみください。


 

 水はなみなみ、満たして杯。

 砂はさらさら、(こわ)れて埋まる硝子の破片。


 星はれいれい。(ちりば)められた満天の、一見は孤独のそれぞれも、思わぬ縁で星宿り。



 ◇



 掴みそこねた星屑一つ。

 

 淡く(けむ)る天の川の、

 流れの一つ欲しさに指先浸し、

 わずか広がる波紋に見惚れていたら、つい。


 弾いたら、はしるほしぼし。

 混ぜたら、うずのほしぼし。

 (すく)ったら、ひかるほしぼし。  



 ◇



 遠く――遠く遠く、遥かに遠く。

 彼方から、此方(こなた)まで光を。


 月明かりという(しるべ)

 誘われて歩けば、なんて静かな夜。


 

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