表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
<R15>15歳未満の方は移動してください。
この作品には 〔ガールズラブ要素〕〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。
この連載作品は未完結のまま約14年以上の間、更新されていません。
今後、次話投稿されない可能性が極めて高いです。予めご了承下さい。

月の病

作者:響鏡 空
 夜の満天には星である。一見すれば、平穏な十一月なのだが、本当ならば満月の夜なのである。綺麗に輝くのは星だけの、不審の空であった。
 このように、月齢だけが正しい日々は、既に三ヵ月に渡っている。暦の正しさが揺るがない今日であるから、この異様さは人々にとっては不安なのである。いつしか、世情も荒れていくのであった。
 こうして緩やかに廃れていく様子は、流行り病にかかったようである。活気は失われて、逃避の風潮が蔓延るのであった。明日を容易く望めない日々であるから、世界は沈鬱なのである。
 そして、いつしかこの現象は「月の病」と呼ばれるようになった。そうなると、人々は都合の良い「特効薬」を求めるのである。
 勿論、そんなものは存在しない。しかし、聴けば共通の噂が、そのような夢想を許すのである。
 その噂とは――。

 ◇

 喩えて云えば、現は人の夢。
 叶うも叶わぬも、己が独力次第。
 天命や人事、世にある様々は試練ではあるが、それら無くして人は人には成れない――。

 
彼女の夢
2011/03/16 21:13
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ