《小休止なのです》
「まずは今回のお話で、人によっては名前を見るのも耐えられない「アレ」が出てきたことをお詫びするのです」
「今回の話は、作者の奥さんから『ゴキブリとカブトムシの区別がつかない』という、男性にはおおよそ信じられない言葉を聞いたときに思い付いた話です!」
「おねえちゃん、結局オオクワガタはいたのですか?」
「くっそーいなかったよぉー! うわぁー、10万円がぁー!!」
「貴音はあの後ネットで調べてみたのです。パパが言ってた1千万円っていうのは昔の話なのです。当時はクワガタの人が大ブームだったそうなのです。だからパパの言ってた10万円って言うのも当てにならないのです」
「えっ、そうなの!? そういやその頃ってスニーカーもブームだったらしくて、今では考えられない値段で取引されたものもあったらしいよね」
「作者もレア物のスニーカーを当時買ったのです。でも使わないで保管していたらウレタンがボロボロになって履けなくなってしまったそうなのです」
「……バカじゃん!」
「ついでにゴキブリさんについても調べてみたのです」
「そんなの調べなくていい!」
「日本にはおよそ236億匹いるそうなのです」
「うげっ!」
「なので国民1人が230匹以上退治すればこの国からゴキブリが絶滅するのです」
「簡単に言うけどさぁー、それ絶対無理!」
「害虫と呼ばれるゴキブリの人はそのうちの1パーセント以下だそうなのです」
「それでも2億匹以上はいるのかよ……」
「実はほとんどのゴキブリの人って森のお掃除屋さんなのです。だからパパの言う通り『生きる意味』があるのです」
「でも……」
「「家の中では見たくない(のです)」」
※※※※※※※
「そういや、トイレに引き続き……お継父さんやってくれたね」
「パパは虫の人以外にも、食べるときと攻撃されたとき以外はむやみに生き物を殺さないのです。生き物はすべて童話の主人公だから……という理由なのです」
「攻撃されたとき?」
「具体的に言うと『蚊』なのです」
「なるほど……で、お継父さんは今までどんな生き物を主人公にしてきたの?」
「ええっと、ミミズさん、オケラさん、アメンボさん……」
「……色々問題あるからそのラインアップはやめなさい」
「それにしても、おねえちゃんもママさんもゴキブリの人が苦手だったとは意外だったのです」
「だって、嫌いなモンは嫌いなんだよ! 以前住んでいたアパートはゴキブリの巣窟でね、夏になると大変だったよ」
「パニックの様子が手に取るようにわかるのです。で、どうなったのです?」
「意外なことに和が平気だったんだよ! 『あらあら~、悪いゴキブリは許さないわよ~』と言ってゴキブリをメッタ打ちしてた……」
「……おっぱいで?」
「ブラックジャック(※殴打用の武器)じゃねぇから! 新聞紙丸めてそれはもう親の仇のように……何かアイツ、病んでたよな」
「よく『ゴキブリ並みの生命力』って言うのです」
「あぁ、言うねぇ」
「まるでおねえちゃんみたいなのです」
「何だと!? 失礼だぞ!」
「だから和おねえちゃんは、ゴキブリの人をおねえちゃんだと思ってバンバン叩いたのです」
「どういう意味だよ」
「あっ、やっぱり違うのです! おねえちゃんはゴキブリの人というよりはオオクワガタの人なのです」
「えっ、高価ってこと? やっぱりなぁ~私ってセレブ感が……」
「ゴキブリの人は幼虫からほとんど形が変わらない『不完全変態』なのです。一方のオオクワガタの人は幼虫、さなぎ、成虫へと形が変わる『完全変態』と呼ばれているのです! おねえちゃんは完全なヘンタイさんなのです」
「貴音ちゃ~ん、後でパンツ脱がせてお尻ペンペンしてあげる♥」
「やっぱり完全なヘンタイさんなのですぅううううっ!」
※※※※※※※
「さて、次回は私が貴音ちゃんと『アレ』をする話です!」
「貴音がおねえちゃんのお尻をペンペンする話なのです」
「違うよー! さーて、今のうちにシャワー浴びておこうっと♥」
「貴音にお尻を叩かれる準備なのですか?」
「だから違うってぇー!」
「まだまだこのお話は続くのです」
「引き続き、評価とブックマークといいねをお待ちしておりまーす♥」
「貴音とおねえちゃんを応援して欲しいのですぅううううっ♥」
貴音なのです。
本日、3万PV突破したのです。ありがとうなのです! でも、他の作者様の作品に比べたらまだまだ底辺のレベルなのです!
とりあえず貴音は、もう一桁上を目指すのです! よろしくお願いするのです。




