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《小休止なのです》

「今回は(なごみ)おねえちゃんのお話なのです」

「和の生い立ち、私や茅乃(かやの)とのつながり……そしてヤツの()()()()がどうやって生まれたかについて本人が語っています」


「ヘンタイセーヨクって……おねえちゃんも一緒なのです!」

「そっ、そんなこと……」

「おねえちゃんと和おねえちゃんはよく似ているのです! だから双子と言われても納得するのです」

「えっ、そうかぁ? 見た目は全然似てないけど……」

「おっぱいは完全に双子なのです♥」


「何だそれ!? まぁ実際私は双子でしたけどね……だから前に(てん)ちゃんが『双子は生まれてきて迷惑』って言ったとき、茅乃がキレたんですよ」


「おねえちゃんと和おねえちゃんの『双子おっぱい』で貴音(たかね)を挟……」

「もうその話はやめぃ! 今回は私や和の高校時代……家政婦だった茅乃の仕事内容を中心に、私たちがどのような生活をしていたかお教えします」

「小学生だった貴音も出てくるのです」



 ※※※※※※※



「まずは平日の午後、私が住んでいたアパートで……茅乃は私たちのために焼きそばを二人分作っています」

「私たち? おねえちゃんも食べるのですか?」

「私は部活が終わり帰ってから! 先に帰宅部の和が家に立ち寄ります」

「帰宅部って……どんな活動してるのです?」

「話が脱線するからまた後で! ちなみに焼きそばの具材は毎日冷蔵庫に補充されていました! しかもなぜか全部()()()()()()で……」

「えっ!? それはミステリーなのです」


「和が食べ終わる頃、茅乃は家政婦の仕事に出かけます」

「貴音の家に行くのです!」

「和は家でテレビを見たりスマホをいじりながら留守番をしています」

「ゲームはしないのですか?」

「家にゲーム機なかったの! だから私はTVゲーム苦手なんだよ……で、辺りが暗くなるころ、私は部活から帰ってきます」

「何部なのです?」

「剣道部だよ! 私の部屋にまだ防具あるだろ?」


「ここでおねえちゃんは和おねえちゃんと家で一緒に過ごすのです。ところでおねえちゃん! 本文に『そのまま二人きりの時間を過ごし……』とあるのですが、和おねえちゃんと何をしていたのです?」

「えぇっ!? それはちょっと……(貴音ちゃんには言えねぇ)」

「あっ! わかったのです!」

「えっ!? ななな何が!?」

「おねえちゃんはヘンタイおっぱいさんなのです! だから……」

「いっ、いやいや……貴音ちゃん知らないよな? そういうこと……」


「和おねえちゃんと一緒にお風呂入ったのです! そして和おねえちゃんのおっぱいをむぎゅっ♥ としたのです!」

「あっ、あ~ある意味正解……かな?」

(ホントはもっと過激なことしてんだけど……)



 ※※※※※※※



「そのころママさんは貴音の家にやって来るのです!」

「いつも夕ご飯の食材を買ってから来るらしいね?」

「そうなのです! 新鮮でおいしそうなものを買ってくるのです」

「ウチはいつも()()期限切れの食材……まぁ()()期限じゃねーからいいけど」


「ママさん……当時は武川さんと呼んでいたのですが、武川さんは買ってきた食材を冷蔵庫などへしまうと最初に洗濯をするのです」

「えっ、洗濯って朝するんじゃないの?」

「貴音の家は夜のケーヤクなのです! それに貴音の家はドラム式洗濯機だから乾燥までしてくれるのです!」

「あぁそういえば……」


「次に掃除をするのです。でも毎日してるからそこまで汚れていないのです」

「貴音ちゃん、散らかしてなかった?」

「してないのです! どちらかと言えばパパの方がだらしないのです!」

「えっ、そうなの?」

「パパの書斎だけは掃除禁止なのです!」

「そういや書斎は立入禁止だっけ……」

「きっと中は●蟲が住む腐海なのです」

「ナ●シカか!」


「そしていよいよ夕ご飯を作るのです」

「まぁ今も作ってるから聞くまでもないけど……美味しかった?」

「はいなのです♥」


「そのころアパートでは、和が寮の夕食なくなると言って慌てて帰るんだよ」

「焼きそば食べて……まだ夕ご飯も食べるのですか!?」

「高校生はお腹空くんだよ! 女子は小食なんて幻想だぞ! で、私は茅乃の遅い夕食……夜食だな、と自分の夕食を作るんだよ」

「おねえちゃんも食べるのですか? だから二人ともおっぱいが大きいのです♥」

「まぁそれはわからんけど……」


「そのころママさ……武川さんは貴音たちの朝ごはんを作るのです」

「へぇ、そうなんだ!」

「レンチンで食べられるように作ってあるのです。ママさんはすごいのです!」

「ホント、行動にムダがねーや」

「そして食器を洗ったあと、乾燥まで終わった洗濯物をたたんだりアイロンがけをしてくれるのです」

「で、派遣元に報告メールを送ってゴミ出しして帰る……だっけ?」


「パパがいないときは貴音の家に泊って話し相手してくれたのです♥」

「そーいやたまに『今日は帰れん』ってメールがあったけど……オマエが原因か」

「ごっ、ごめんなさいなのですぅううううっ」

「ひとりだとトイレにも行けないもんね、貴音ちゃんは♥」

「貴音の部屋におトイレがあればいいのです」

「専用かよ! でも、二階にも欲しいね」

「なのです」



 ※※※※※※※



「これで茅乃の仕事は終わ……」

「まだなのです! ママさんには大事なお仕事があるのです!」

「えっ、何?」


「貴音の家で余った食材、賞味期限切れの食材を持って帰るのです。パパとケーヤクしたとき、賞味期限切れの食材は自由に持って帰っていいと約束したのです」


「ちょっと待て! そーいやあの食材って尾白家の近くにあるスーパーのラベルが貼ってあったが……まさか!?」

「ママさんは『明日の焼きそばに使う』と言ってたのです」

「うわぁ、なんてこった! 私や和は尾白家の()()()()で生きていたのか!?」



 ※※※※※※※



「最近、この作品『らしくない』話が続いたのです」

「重い話か……まぁ緩急織り交ぜるのがこの作品の特徴だけど」

「次回は軽くてえっちな話なのです♥」

「私が()()になって()()()・貴音ちゃんを追いつめていきます」

「ていうかおねえちゃん! また貴音にえっちなことをしようとするのです! セクハラなのです! ヘンタイおっぱいさんなのです!」

「いや、貴音ちゃんだって何であんなことを……実は今回の《小休止》に、次回の伏線が張ってありますよ! それでは次回も読んでくださーい♥」


「★をくれない人は読まなくていいのです!」

「そんなことないですよー! でも、評価やブックマーク、いいねは引き続きお待ちしていまーす」


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