《小休止なのです》
「いやー……それにしても貴音ちゃん、あいかわらず天ちゃんは聞く耳持たない子だったねぇ」
「そうなのです! 天ちゃんは一度決めたらそう簡単には信念を曲げない困った子なのです。だから答えたテストを『見直す』という考えは一ミリもないのです」
「じ、じゃあ名前の記入忘れ何かしちゃったら……」
「小学校のとき、それを実際にやって零点取ったのです」
「うわぁ……中学校でそれやったらダメだよぉ!」
「なのです」
「でも、空ちゃんは頭いいよね?」
「それは……勉強に限らず普段から姉の天ちゃんという暴走機関車を間近に見て学習しているのです」
「なっなるほど、『人の振り見て我が振り直せ』というヤツだね」
「空ちゃんは天ちゃんと一緒にいることで自然に『空気読み』と『要領』が身に付いていったのです」
「あーそういえばあのとき、ナツメグに気がついたの空ちゃんだけだったよな」
「天ちゃんも本当は頭がいいのです。でも今言ったように、天ちゃんはケアレスミスが多すぎるのです」
「ふーん……で、そのケアレスミスが多すぎる天ちゃんよりも点数が悪いのが貴音ちゃんなんだね!」
「う゛ぅっ……」
※※※※※※※
「話は変わるのです! おねえちゃん!」
「ん? 何?」
「貴音はどうしても納得いかないのです」
「ゲーム使用禁止の話か? だってあれは……」
「そうじゃないのです! 確かにゲームも正直納得がいかないのですが、それよりも『おねえちゃんが妹』って……あれは一体どういうことなのですか?」
「あぁあれ? うーん、何て言ったらいいかなぁ~、あっそうだ貴音ちゃん! もしお姉ちゃんが『もうひとり』いたとしたらどう思う?」
「そっ……それはおねえちゃんのおっぱいが四つに増えるということなのです」
「私をおっぱい基準で考えるな!」
「おねえちゃんのおっぱいが四つになったら貴音を挟んで四方から『むぎゅ』ってしてほしいのです♥」
「だんだん変態化していくなぁこの子は……つまりね、もしいづみお姉ちゃんより上に『お姉ちゃん』がいたとしたら私はそのお姉ちゃんの『妹』になるよね」
「えっ、じゃあどこかにもうひとりおねえちゃんが……あっ、わかったのです!」
「えっ?」
「きっとおねえちゃんには生き別れのおねえちゃんがいるのです!」
「あーよくドラマとかでありがちな設定だけどねー」
「それともタイムリープした未来のおねえちゃんがどこかにいるのです!」
「ずいぶん発想が飛躍したねー」
「そうだ! 押入れの中にロボットがあるのです! で、鼻を押すと自分そっくりの……」
「オマエはもしかして昭和の生まれか?」
「実はおねえちゃんは忍者で、分身の術が使えるのです!」
「わ、わかった……もうそれでいいわ」
「やっ……やっぱり貴音はわからないのですぅううううっ!」
「その真相は次回わかるかも!? 次回は友人『平井 和』が主役の話です。和の生い立ちや私との出会いと別れ……そして私の母・茅乃との関係も明らかになっていきますよ!」
「えっ!? 和おねえちゃんと姉妹なのです? じゃあ貴音はいづみおねえちゃんと和おねえちゃんのおっぱいに挟まれて『むぎゅ♥』ってされたいので……」
「それじゃ引き続き読んでくださーい! ちゃんとアクセス解析しているから何時台の読者が冷たい人たちなのかわかってますよー!」
「ちゃんと戻ってくるのです!! ついでにお友だちにこの話を紹介して連れてくるのです!」




