私は妹に……試してみた(いづみside)
……えっ!? 何で妹がここに?
私は自分の部屋で就寝中、妹の貴音に手荒な方法で起こされた。妹は怖くてトイレに行けないと言うので付き添ってやったのだが、その後「妹の部屋」に連れて行き妹を寝かしつけたはず……。
そして私も自分の部屋に戻りベッドで寝なおしたのだが、布団の中に何か違和感を覚えまたもや目が覚めた。何だろう、なにか温かい物体が隣にあるなぁと思い部屋の照明(常夜灯)をつけてみると……
……私の布団の中で……妹が寝ていたのだ!
――えぇええええええええっ!?
妹はよく私を起こしに来る。ときどき起こしに来た妹が眠くなり私のベッドで寝てしまう「ミイラ取りがミイラになる」状態になることもある。だがこれは朝の出来事、こんな夜中に妹がベッドに潜り込んできたのは初めてだ。
――これは……チャンスじゃね!?
私の心の中の「欲望」がささやく。飛んで火に入る……じゃないが、こうやってわざわざ向こうからやって来たのだ。こちらから誘ったワケではない。このまま寝ている妹にキスしたり裸にして色々いじくりまわしたり……やりたい放題だ♥
――ダメだよ! そんなことしちゃ!
今度は私の心の中の「理性」がささやいてきた。そうだよ! この子は尊い存在だ。しかも……そういう行為をしてはいけないことを誰よりも私が知っている!
「はじめ!」
「メー……」「ドーウ!」
「一本!」
……心の中の対決は理性の一本勝ち!
でも……なんでここに?
よく見ると妹は、むにゃむにゃと口を動かして何か寝言を言ってるようだ。もしかして寝ぼけてここまで来た? 夢遊病か?
何を言っているのかよく聞き取れない……まるで赤ちゃんがしゃべっているみたいだ。だがその中でハッキリ聞き取れる言葉があった。
「……ママァ……ママァ……」
ママを呼んでいたのだ。
※※※※※※※
この子は三歳のときに実の母親を病気で亡くしたそうだ。なので物心ついたときにはすでに母親がいない……つまり母親の記憶がないのだ。
今夜は父親も、この子にとっては継母となる茅乃もいない……さっきはトイレに行けず私を頼ってきた。いつまでも母親の幻想を抱いているせいか、妹はときどき甘えん坊のところがある。
いつもは自分の部屋に入って一人で寝起きをするのだが、今夜は父親も茅乃もいない状況だ……仕方ない、今日だけは私が「添い寝」をしてやろう!
……いや、決して「下心」はないよ! うん……ないよ……たぶん♥
私は妹に腕枕をしてあげた。最近はイタズラ好きで生意気な部分が出てきた妹だが、こうして見ると本当にお人形さんみたいでカワイイ♥
だがその妹は少し震えながら寝言で「ママァー、ママァ―」と呟いている。常夜灯で薄暗い中、妹の顔をよく見ると目にうっすら涙を浮かべているようだ。その顔を見た瞬間、私も悲しくなって思わず妹をグッと引き寄せた。
すると妹の震えがピタッと止まった。私のことをお母さんだと思って安心したのだろうか。これで妹も落ち着いて寝られるかな……そう思ったとき、妹は寝言で、
「ママァー……おっぱい♥」
――は?
もしかしてこの子……夢の中で赤ちゃんになって……
――ママのおっぱい飲もうとしてる?
悪いな妹よ……
確かにお姉ちゃんは巨乳だが、子どもを産んだことはない……
だから母乳は出ねーよ……まぁ夢なんだから出る出ないは関係ねーか。
だが妹は冗談か本気か……私の胸に顔を埋めてきた!
――おいおいおいおいっ! マジかよ!?
あっ、でも……
何か面白そうだ! ここで私がおっぱい出したら妹はマジでおっぱい飲もうとするのだろうか? 私も恥ずかしいが、無意識とはいえ中学生にもなっておっぱい飲もうとする妹も、この事実を知ったら絶対に恥ずかしがるだろう!
私は妹がおっぱいを飲もうとするか試してみた♥
私はパジャマのボタンを外すと自分のおっぱいを出した……寝るときはノーブラ派だ。そして妹の顔に押し当ててみた。すると妹は本当におっぱいを吸うような仕草を見せてきた。あーでも残念! それは私の手だぞー!
改めて自分の乳首を妹の口に押し当て……うーん、はたから見たら絶対に変態的行為だよなぁ。でも……
私は基本「タチ」だが、セフレの和とHするときはお互いのおっぱいを揉んだり乳首をなめたり……文字通り「乳繰り合う」ことくらいはする。
まぁ和のおっぱいはデカすぎて揉むと疲れるが……愛撫というよりエステのマッサージに近い重労働だ。
しかし中学生の妹にこの行為……背徳感ハンパねぇ! でもこれって「授乳」であって「性行為」じゃねぇよなぁ?
やがて妹は私の乳首を認識したのか……
〝チュゥウウウウッ!〟
――マジで吸い付きやがったー♥
うわー、さすがに自分のおっぱいを撮影するわけにはいかないが、できればこの様子を妹が起きたら伝えてみたい。中学生にもなっておっぱい飲んでる姿……本人知ったら顔から火が出る思いだろうなぁ。
だが……最初は面白半分にやっていた私だったが、このあと妹から思わぬ反撃を食らうことになる。
――ひぃいいいいいいいいっ!
妹は初め、唇でキスをするようにチューチュー吸っていたのだが……ときどき舌を出してくるようになってきた。つまり……
――乳首なめてきやがったぁああああっ!
ヤバい! 冗談のつもりが本気になってしまう♥ しかも三回目になめられたときは気持ちよすぎて思わず「あぁんっ♥」って声が出るところだったぞ!
さらに私は己の浅はかさに気づいてしまった! よく考えたら妹は赤ちゃんではなく中学生だったのだ。つまりどういうことかと言うと……
赤ちゃん=歯が無い。
妹=歯がある。しかも永久歯……
――下手すりゃ噛まれるじゃん!!
どうすんだよぉ! もし乳首噛まれてケガして病院に行ったら……医者に何て説明したらいいんだよ!?
それにもしケガした乳首を和に見られたりしたら……アイツのことだ、「ずる~い、いっちゃん抜け駆けじゃん! 私も貴音ちゃんとヤりた~い」なんて言ってくるに違いない!
お願いだ妹よ! 絶対……絶対にガブって噛むなよぉ!? 落ち着いて……落ち着いて……夢の中でママのおっぱいを優しく吸って満足したらそのまま……だから舌を使うなぁー! オマエ今、舌で乳首を転がすように動かさなかったか!? まさか起きてんじゃねぇだろうな!?
もっもういい、私が悪かった! だからやめろー…………あんっ♥
※※※※※※※
「すー、すー……」
数分後、私の乳首は無傷のまま……妹は深い眠りについた。
ぶわぁー! つっ……疲れた。
快感と恐怖が折り重なるように積みあがった私も深い眠りについた。
パジャマのボタンを掛けないまま……。
貴音なのです。おっ、おねえちゃん! 何をやってるのですか!?




