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《雑談2》貴音たちもカキ氷食べるのです(5杯目)

「次は5杯目だね」

「お麩屋さんのカキ氷なのです」

「お麩の専門店と言ったらココしかないよね?」

「昭和町にある『麩の岡田屋』さんなのです! 山梨で()()栄えている場所・イオンモール(※個人の見解です)の近くにあるのです」

「じゃあ早速入ろう!」

「その前に……アニメでは一切触れていなかったけど、原作のマンガで紹介されたお隣のカレー屋さんでお昼ご飯を食べるのです」



 ※※※※※※※



「じゃあまずはこっちのカレー屋さんに車停めるか」

「ここは『カレーハウスじゃがいも昭和店』さんなのです。マンガに出てきた『お麩カレー』を食べに来たのですが……」

「ぶわっ、暑い! ここってクーラー使ってないじゃん」

「しかもあちこちにフィギュアやぬいぐるみがあるのです! 他にもマンガや……こっこれは?」

「……マイタウン? あっ、聞いたことがある! その昔、県内で発行されたタウン誌だよ! 私が山梨に越して来たときには既になかったような……でも茅乃が見たら喜びそうだ」


「で、肝心のお麩カレーはどれなのです?」

「メニューがいっぱいあって迷うが……このイタリアンとかいうヤツに車麩と生麩が使ってあるみたいだな」

「イタリアン? カレーじゃないのです」

「いや、カレーみたいだぞ」

「ななっ……何かよくわからないのです!」

「まぁ一言で言うならこの店『カオス』だな」

「ちなみにイタリアン……女の子限定ってあるのです」

「どうやらご飯が少なめって意味らしい」

()()()()()()()()なのです! だから食べられないのです」

「日本語おかしいだろ? ま、私はこのガッツリ系のカレーでいいけど」



 ※※※※※※※



「ごちそうさまなのです」

「結構ボリューミーだったなぁ! 満足満足」

「甘口でもまぁまぁ辛かったのです! おかげで汗が……」

「そりゃクーラーなかったしな」

「でもマスターがとても気さくでいい人だったのです」

「食後にアイスをサービスしてくれたしな……今からカキ氷食べる予定なんだが」

「年配のマスターがひとりで切り盛りしているお店なのです。興味のある人は行ってみるといいのです」

「そういやあのマスター……隣のお麩屋さんに車停め直そうとしたら、そのままウチに停めていいよって言ってくれたけど……」


「それなのです」

「えっ?」

「今は午後2時なのです! カレー屋さんは準備中になるのです」

「そっか、お客さんがいない時間帯だね」

「実は公式サイトにも書いてあるのですが……お麩屋さんの駐車場はたった2台分しかないのです」

「えっ、そうなの?」

「カキ氷のシーズンは混雑するのです! そこで午後2時から5時の間はこちらのカレー屋さんの駐車場が利用できるのです」

「ご近所さんだからね、持ちつ持たれつ……か」



 ※※※※※※※



「では改めて『麩の岡田屋』さんに行ってみるのです」

「おぉ、さっそくmonoのイラストとか飾られてんじゃん」

「貴音は一番人気、monoで食べていた『いちごベリー』にするのです」

「じゃあ私はおかわりで食べていた『ふじさん』……あれ? そんなのないぞ」

「おねえちゃん、たぶんこれなのです」

「んっ、『バタフライピーレモン』? 何じゃそりゃ!?」

「とりあえず食べてみるのです! 1杯800円なのです(2025年8月現在)。しかも練乳サービスなのです」

「他にも北杜市産のリンゴを使ったアップルシナモンやマンゴーやキウイ、定番の抹茶あずきがあるんだね!」

「お麩が和風だから、抹茶あずきもSNS映えしそうなのです」


「原作では小さくて1杯じゃ物足りない……みたいな表現だったけど」

「ふわっとしてない盛り付けだから、まぁそこそこありそうなのです」

「うわっ、貴音ちゃんのカキ氷……ブルーベリー(とラズベリー)めっちゃ乗ってんじゃん!」

「ソースは小曲のイチゴを使っているのです」

「小曲って……前回行った洋蘭園さんの近くだね、あの辺イチゴ農家多いなぁ」

「おねえちゃんの富士山、てっぺんまで青いから夏の富士山なのです」

「でも、練乳をかけると……」

「冬の富士山なのです! ところでもうひとつ、黄色い液体があるのですが」

「あぁ、レモンピールシロップだって! 何かこれをかけると……」


「「おぉ!」」


「紫色に変わったのです!」

「何これスゲー! ってか何なのコレ!?」

「調べてみたのです! バタフライピーとは熱帯に生息する豆の仲間で、お花の色がめっちゃ青いのが特徴なのです」

「へぇ」

「このお花は主にハーブティーとして使われるそうなのです」


「それじゃ、いただきまーす」

「お麩屋さんなので、まずはトッピングのお麩をいただくのです……ぱくっ」

「んっ! 何かモチっとしてうめぇ! ナイス食感!」

「白玉にも似ているのですが、差し歯が取れるほどの粘り気はないのです」

「その表現はどうかと……ま、味噌汁に入ってる麩とは全然違うね!」

「他にも色々なお麩を売っていたから、ママさんへお土産買っていくのです」


「そういえばさぁ、バタフライピーってハーブティーに使われるんでしょ!? 何か効能とかあるの?」

「それなのです! 実はバタフライピーにはアントシアニンがたくさん含まれているのです!」

「あの目にイイっていうヤツか!? そういえば貴音ちゃんのカキ氷にもブルーベリー入ってたじゃん!」

「本当なのです! もしかして貴音たち、視力が良くなったかもしれないのです」

「いや急には……」


「おぉっ! 貴音には次の目的地が見えるのです」

「んなこたぁない」

「おねえちゃん! 後でわかったのですが、どのカキ氷もプラス200円で生麩を追加できたらしいのです……ぼそっ」

「マジか!? 追加すりゃよかったぁああああっ!」


まだまだ続くのです。

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