《雑談2》貴音たちもカキ氷食べるのです(4杯目)
「というワケでカキ氷巡りの続きなのです」
「何が『というワケ』なのかわからんが……次は4杯目だね」
「2杯目と3杯目は諸事情により後回し(割り込み投稿)にするのです」
「4杯目は……洋蘭園?」
「そうなのです! 甲府市にある『ひじかた洋蘭園』さんなのです」
「えっ花屋さん? 飲食店じゃないじゃん!」
「大丈夫なのです! ここはお花以外にイチゴ農園をやっているのです! その関係でカフェも併設しているのです」
「小瀬スポーツ公園の近くだっけ……そういやこの辺ってイチゴ農家多いよね」
「ココのカフェは元々、イチゴパフェで有名なお店なのです」
「へー、でもせっかく来たから洋ランも見に行こうか」
「えっ……貴音は早くカキ氷が食べたいのです」
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「うわっすげー! メッチャ大きな胡蝶蘭がいっぱい……」
「洋蘭園だから当然なのです」
「でも値段が……そりゃそうだよな」
「基本的にお祝いで贈ったりするお花なのです。自分用に買う人はあまり見ない気がするのです」
「ねぇ貴音ちゃん! お姉ちゃんさぁ、将来自分のお店……飲食店かカフェをやってみたいんだよね」
「……?」
「そしたらさぁ、開店祝いに和たちからいっぱい胡蝶蘭をもらって……」
「おねえちゃん! この雑談コーナーは本編と時系列が違うからそういうお話はNGなのです!」
「えぇええええっ!? ダメなの?」
「茶番はいいので早くカキ氷食べるのです」
「他にも多肉植物とか売ってんじゃん、この辺だったら私でも買えそう……」
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「カフェに戻って来たのです」
「入り口から入ってすぐの場所だね! そういや駐車場も広くて余裕ありそう」
「おぉっ! まだ8月に入ってすぐだから桃のカキ氷があるのです」
「色々あるね、どれにする?」
「もちろん『桃丸ごとかき氷』なのです♪」
「あ、今日は苺がないのか……じゃあ私はアニメでも食べていた柿にしよう」
「おねえちゃん! イチゴじゃなくて(イ)チゴなのです!」
「それ前々回やった甲州弁アクセントの話な! 若い人はあまり言わないよ」
「でも『き(よ)さと』は納得いかないのです」
「ところで……これ何だろ?」
「サイン色紙なのです……あっ!」
「どしたの?」
「これ……monoの『中の人』のサインなのです!」
「へぇ、ここに来たんだ」
「他にもポスターとか……完全にmono推しなのです!」
「じゃあ夏休みに聖地巡礼する人は、このお店は絶対に外せないね!?」
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「桃のカキ氷ができたのです」
「ホントだ! シロップとかじゃなく凍った果肉が削られているんだ」
「これで750円なのです(2025年8月現在)しかも練乳もサービスなのです」
「桃1個半以上使ってるらしいから……これはお得かもね」
「そして美味しいのです♪ アイツらは食べられなくてざまぁ! なのです」
「オマエ性格悪いな……」
「ところで……おねえちゃんが注文したカキの柿氷なのですが」
「字が逆だぞ」
「柿って秋の果物なのです! なぜこの時期にあるのです?」
「それな! まぁだいたい予想がつくと思うけど、去年の秋に収穫した柿を冷凍保存しているらしいよ」
「そうなのですか、貴音はてっきり枯露柿(干し柿)を……」
「さすがにそれは硬そうだし高くなりそうだ」
「で、お味はどうなのです?」
「こっ、これは……メッチャうめぇ!」
「ほっ本当なのです! 意外とさっぱりして美味しいのです」
「おぃ、しれっとお姉ちゃんのカキ氷食ってんじゃねぇよ!」
「貴音のカキ氷も食べていいのです」
「じゃあひと口……って食べ終わってんじゃねーか!」
「アニメで言ってるほど重くはないのです! でも普通のカキ氷よりは『実体』があるのです」
「いやー満足! でも糖分摂りすぎたから小瀬(スポーツ公園)に寄って園内をランニングして帰るか」
「おねえちゃん……貴音を殺す気なのですか!?」
続くのです。




