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《小休止なのです》

「貴音たちの出番がなかったのですぅうううううううう!」

「まぁ今回は桃里くんが主役の【番外編】だからね……舞台も違うし」


「桃里おね……おにいちゃんの設定については以前《小休止なのです》でお話しているので省略するのです」

「元々作者の思いつきで登場したモブキャラだったはずなんだけどね……いつの間にか【番外編】の主役になってしまうとは! しかもこの作品って『ちぐはぐ()()コメディー』だったよな!? 百合じゃねーじゃん!」

「作者は時々シリアスなヒューマンドラマを書こうとするのです」

「だったら思い切ってそっちの路線でいけばいいのに」

「そればかりだと読者ウケしないのです」

「……身もフタもないこと言うな」



 ※※※※※※※



「今回は桃里おにいちゃんが帰省した話なのですが……どこなのです?」

「これはね、モデルになった場所はないんだなー架空の場所! 海が近くてそこまで田舎ではない街……といった感じかな」

「石川県ではないのですか?」

「んぐっ! 確かに金沢とか和倉という名前出てくるけど……作者は過去に2~3回しか行ってないから土地勘ないよ。そもそも金沢桃里という名前も笛吹市一宮町の()()という場所にある『()()()温泉』が名前の由来だし……」

「じゃあ他の登場人物の名前の由来を教えてほしいのです」

「うん、今回のヒロイン・和倉菜々緒さんはもちろん金沢と温泉つながりということで石川県の和倉温泉、そしてその温泉がある七尾市が名前の由来だよ」

「桃里おにいちゃんの三人のおねえさんはどういう由来なのです?」

「それはすっげー単純! 弟が『(もも)』だからお姉さんの名前は全てバラ科の果物にしたんだよ! 『(なし)』、『(あんず)』そして『(さくら)』……」

「桜は果物じゃないのです」

「そう! だから桜里さんの苗字は『佐藤』、双子の娘の名前を『さやか』と『てまり』に……」

「佐藤錦、紅さやか、紅てまり……全てサクランボの品種名なのです」

「ついでにサクランボだけに娘は双子なんだよね」

「根鳥葛矢は?」

「あれは……あまりにもキャラクターがクズ過ぎて、地名由来にするとその地域の方に迷惑でしょ!? だからそういうの一切関係ない名前にしたそうだよ!」


「そういえば本文に書いてあった『やり逃げ』ってどういう意味なのです?」

「それは……えっその……新しい陸上の種目(※もちろんウソです)」



 ※※※※※※※



「最後は桃里おにいちゃんが溺れた菜々緒さんを助けたのです! カッコよかったのです!」

「う~ん、でもねぇ……あれは小説だからそういう流れになったんだけど……実際にはやらない方がいいよ」

「なぜなのです?」

「本文にも書いてあったけど……引きずり込まれたでしょ!? 実際、泳いで助けに行ったら巻き込まれて救助者も犠牲になる……ってことがあるんだよ」

「ミ……ミイラ取りが()()()になるのです」

「何で韮崎市のゆるキャラに!? 実際には浮き輪やペットボトルなど水に浮く物をロープに付けて、溺れている人に向かって投げるのがいいみたいだよ! あと溺れた場合、手をバタバタさせたり大声で助けを求めるのは逆効果……」

「本文で桃里おにいちゃんも言ってたのですが……なぜなのです?」

「浮力が失われるからね! 実は肺に空気が入っているだけで浮き方が全然違うんだよ! 貴音ちゃん……今年の夏、体験ダイビングしたよね? 水中で大きく息を吸うと体が浮いて、反対に吐くと沈まなかった?」

「緊張してそこまで頭が回らなかったのですぅ……ぐるんぐるん」

「あっそ! ま、そういうワケで大きく息を吸ったら『背浮き』といって仰向けの状態で顔だけを水面に出すような姿勢で静かに救助を待つのがいいよ!」

「もうひとつ質問なのです! なぜ溺れている人は助けに来た人を水中に引きずり込むのですか!? それはひどいのです!」

「溺れている人は助かろうと無我夢中で何かに掴んで這い上がろうとするから、掴まれた人は反動で沈められちゃうんだよ! 本文で桃里くんは強引に手を振りほどいたってあるけど実際には難しい……でも意外な方法で離れられるんだよ」

「何なのです?」

「溺れた人と一緒に潜っちゃう!」

「殺す気なのですかっ!?」

「そうじゃない……溺れている人は水面に向かって這い上がろうとしているだけであって、本当は救助者を引きずり込むつもりじゃないから……一緒に沈めば手を放して浮上しようとする」

「ほわぁ……」

「あとは実際に桃里くんがやったように、溺れた人を背後から抱きかかえるようにして浮上する……もちろんレスキューに自信がない人はやっちゃダメだよ!」

「さすがおねえちゃん! カッコいいのです! 今度貴音も溺れておねえちゃんに人工呼吸をしてもらうのです♥」

「わざわざ溺れなくてもマウスツーマウスぐらいやってやるぞ♥」



 ※※※※※※※



「おかげさまでこの作品、アクセスが13万PVを突破したのです」

「ありがとうございまーす! でも、その割に評価ポイントが……」

「ユニークから察するにおそらく同じ方が何話も読んでくださっているのです! でももっと多くの読者様に読んでいただきたいのです」

「何で伸びないのかなー!? やっぱ異世界じゃないから?」

「原因の一つが更新頻度が低いことなのです」

「一応日曜日と水曜日更新だけど……最近作者は社畜化しているから週2回でもかなりキツいって! 苦肉の策で『萌海ちゃんねる』完結させちゃったし……」

「もう一つ……作者はSNSやってないのです」

「なろう作家はたいていSNSを駆使してるよな……」

「おそらくなろう作家の皆さんは実は『陽キャ』で『リア充』なのです! そうでなければSNSなんて使いこなせないのです! それに引き換えこのガチコミュ障作者……先日ヒップホップダンスについて私見を述べたエッセイ書いて久しぶりに感想が届いたらパニックになっていたのです! 返事を書いて送信してからも失礼なこと書いてないかなー怒ってないかなーと心配しきりだったのです」

「何かを発信する人の器じゃねーな」

「こんな売り込み方が下手な社会不適合作者なのですが、この作品はもっと売れたいと本気で思っているのです! ご家族、ご友人、お知り合いの方にもっともっとこの作品を紹介してポイント増に協力してほしいのです!」

「じゃあ今回の主役、金沢桃里くんからも一言お願いします」


「ごめん! ボクの周りには健康食品買ってくれる人いないんだ」

「マルチ商法じゃねーし!」

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