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貴音はおねえちゃんのノーブラにドキドキしたのです(貴音side)

 



 九月になったのです!




 貴音の通う学校は夏休み……が終わって二学期が始まったのです。


 (o)ぉ、(r)くでもない日々がまた始まる、(z)ーん……気分は「orz」なのです。


「がちゃ……ただいまなのです」


 今日も貴音はこのうんちょす(クソ)暑いなか、六時間目までの授業を耐え抜いて帰還したのです。貴音はとっても偉い子なのです! 勇者なのです!


「わんっ! わんっ!」


 ――あれ?


 でも勇者貴音を出迎えてくれたのはクララだけなのです! 誰も「おかえり」と言ってくれないのです!

 そういえば今日もパパとママさんはお出かけして家にいないのです。でも……


「ちらり」


 玄関におねえちゃんの靴はあるのです。おねえちゃん、家にいるハズなのに「おかえり」と言ってくれないのです。



 ――許さないのです!



 貴音はクララにあいさつしてお水を交換すると、二階にあるおねえちゃんのお部屋に向かったのです。



 ※※※※※※※



 貴音の学校はもう二学期だというのに、おねえちゃんはまだ夏休みなのです……ズルいのです!


 なんかムカついたので、昨日は制服の下にマッチョTシャツを着ておねえちゃんにドッキリを仕掛けたのです。

 おねえちゃんは、制服から透けたマッチョのハダカを貴音のおっぱいだとカン違いしてジロジロ見ていたのです……この人はヘンタイおっぱいさんなのです。

 貴音がネタバラシをしたとき、おねえちゃんは顔を真っ赤にしてその場にへたり込んだのです! 貴音より夏休みが長いバツなのです……ざまぁなのです!


 でも昨日の今日なのに、おねえちゃんはまだ夏休みを楽しんでいるのです。二学期で苦労している貴音に対してソンタクがないのです!

 きっとおねえちゃんはお部屋の中で、スライムのようにだらぁ~っと溶けているに違いないのです! 勇者貴音はスライムおねえちゃんを倒すため、ノックもしないでお部屋に突入したのです。


「がちゃ……おねえちゃん! 貴音が帰ってきたのにおかえりも言わないなんてひどいのです!」


 ところが! 目の前にいるおねえちゃんの態度はもっとひどかったのです!


「すぅ……すぅ……」


 ――おねえちゃん……寝ているのですぅううううっ!!


 今は平日の午後なのです! 貴音は学校に行って来て、世間一般のサラリーマンさんも会社に行ってお仕事をしている時間帯なのです! それをこの人は……まだ夏休みなのをいいことに、平日の昼間からベッドで寝ているのです!


 大学生ってヒマなのですか!? これじゃニートとほぼ一緒なのです(※個人の見解です)。


 貴音の怒りはピークに達したのです。しかも昨日はドッキリを仕掛けられたというのに、おねえちゃんはまだこりていないのです!

 いつも貴音はあの手この手を使っておねえちゃんを起こすのです。しかし今回の貴音は怒っているのです! おねえちゃんばかりダラダラできるなんて許せないのです! なので貴音はフツーにおねえちゃんを揺すり起こすのです!


「おねえちゃん! こんな時間にダラダラと寝ていると夜、眠れなくなってしまうのです! 起きるのです」


 おねえちゃんは布団を掛けずに横向きで寝ているのです。貴音がおねえちゃんをゆっさゆっさと揺らすと、おねえちゃんは


「う……うぅ~ん」


 と言って寝返りを打ったのです! このグータラおねえちゃんはまだ寝るつもりなのですかぁああああっ……って、


 ――えっ!?


 ところが……向きを変えて仰向けになったおねえちゃんを見て、貴音はカミナリのツッコミから茨城なまりで叩かれ……じゃなかったカミナリに打たれたような衝撃を受けたのです。


 それはおねえちゃんの格好なのです。おねえちゃんはTシャツにホットパンツという姿だったのです。もちろんホットパンツから飛び出した太もももえっちいのですが、それより何より……

 おねえちゃんは無地のTシャツを着ていて、その胸のあたりに何やらポチッとした小さな出っ張りが見えたのです。あっ、あれはもしかして……



 ……おっぱいの『先っちょ』なのです!!



 ということは……



 おねえちゃんは……ノーブラなのですぅううううううううっ♥



 ※※※※※※※



 貴音はおねえちゃんと何度もお風呂に入っているのです。なのでおねえちゃんのおっぱいは何度も見ているし……貴音は覚えていないのですが、どうやら以前おねえちゃんの先っちょを吸ったこともあるらしいのです♥

 でも今目の前にある光景は、まるで新しい通り道を発見して通ったときのような新鮮さがあるのです。こっこれはドキドキするのですぅ! すると貴音の心に「ある欲望」が湧いたのです。


 ――あの先っちょをポチッと指で押してみたいのです♥


 でも、ヘンタイおっぱいさんの先っちょを押したら貴音もヘンタイさんになってしまうのです……押したらダメなのです。

 しかし! どこかの芸人さんみたいに「押すなよ、押すなよ」と言われたら逆に押してしまうのが人間なのです! 他にもエレベーターの呼出しボタンや火災報知機など、ダメなモノは余計に押したくなるのです!


 おねえちゃんはまだ爆睡しているのです。その間に貴音は先っちょを「ポチッとな!」と押してみたいのです♥


 あっ、でも……


 先っちょを親指と人差し指でつまんでみるというのも面白いのです♥ 困ったのです! どっちにしようか悩むのです……あっそうか!


 ――両方やればいいのです……てへっ♥


 でももし、先っちょを押して戻らなくなったら大変なのです! そこで先につまんでからポチッと押すのです!

 貴音はさっそく、寝ているおねえちゃんに気づかれないようそーっと近づいたのです。もっと近くでおねえちゃんの先っちょが見たい……そう思って貴音はおねえちゃんのおっぱいに顔を近づけたのです……と、そのときなのです!


 〝ガバッ!〟


「ほわっ!」


 突然おねえちゃんに抱きつかれ、そのまま締めつけられたのです!


「ふっふっふ、引っかかったなぁ!」

「むっ……むぐぅ!?」

「昨日の仕返しだ! 貴音ちゃん……こういう格好していると絶対に近付いてくると思ったよ」


 おねえちゃんは起きていたのです! ダマされたのです! おねえちゃんはジリジリと貴音を締めつけていくのです……くっ苦しいのです!


 ――でも……気持ちいいのですぅううううっ♥


 貴音の頭はおねえちゃんのおっぱいに包まれているのです! しかも目の前には先っちょが……貴音は今日経験したイヤな出来事が全部吹っ飛んだのです!


 ――しっ……幸せなのですぅううううううううっ♥


 貴音を包むおねえちゃんのおっぱいはとってもあったかいのです♥


 ……あったかいのです♥



 ……あったかいのです♥



 ……あったかい……



 ……あった……あっ……あ……




「暑いのですぅううううううううっ!」

「うわぁ! 暑いぃいいいいいいいいっ!」


 貴音とおねえちゃんは思わず飛び起きたのです。そう! エアコンの効いた部屋とはいえ、今はまだ残暑が厳しい季節なのです!

 貴音とおねえちゃんは夏休みに入ったばかりの頃にも同じようなことをしていたのです……何の進歩もないのです。

貴音なのです。この後しっかり「つまんで」からの「ポチッとな」をしたのです♥

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