《小休止なのです》
「今回は新キャラが出てきたねぇ」
「新キャラじゃないのです! 特別出演なのです」
「えっ、そうなの?」
「今回登場した『鴨狩 紬』さんは、作者が書いた連載小説『女子高の問題教師と40人の変態たち』に登場する3年H組の生徒のひとりなのです……
【出席番号9番】鴨狩 紬(かもがり つむぎ)
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……この回に登場するのです! こちらも読んでほしいのです」
「でもさぁー、H組って全員変態なんでしょ!? その紬ちゃんって子も変態ってことじゃん! 貴音ちゃん、何かヘンなことされなかった?」
「何もされていないのです! 紬さんは貴音にアイスおご……とってもイイ人なのです! ウチのヘンタイおっぱいさんよりずっとまともなのです」
「おい誰がヘンタイだ! それとおっぱい関係ないだろ!?」
「紬さんがどのようなヘンタイさんなのかは『40人の変態たち』を読めばわかるのです! ヒントは貴音と別れるときのあいさつなのです」
「ところで……この作品の登場人物ってさぁ、山梨県内の公共温泉に由来しているんだよね? 彼女もそうなの?」
「そうなのです! 市川三郷町の鴨狩津向にある『つむぎの湯』なのです。作者が書いた他の連載作品に登場する人物で『ただイチャ』の名づけルールに対応できたのが『赤坂君と御勅使さん』に登場する上条志麻おねえちゃんと、今回登場した鴨狩紬さんだけなのです」
「へぇー、そうなんだ」
「今回のお話は、紬さんをわざわざ登場させるために書かれたお話なのです。というのも紬さんの通うあぶこまる……あぶおまる……えぇっと」
「おい、落ち着け!」
「あぶの…………私立高校が……」
「あきらめたな」
「県外にあるという設定なのです。だから紬さんはレギュラーになれないのです」
「なるほど……で、夏休みを使ってやって来たということか」
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「それにしても……紬さんの話し方はヘンだったのです」
「貴音ちゃんに言われるとは心外だな」
「作者は今回、2人のセリフに苦労したそうなのです」
「どっちがどっちなのか混乱するよね!? あと、ルビ振りと……」
「それなのです! 紬さんは滑舌が悪く、さ・し・す・せ・そ……が、しゃ・し・しゅ・しぇ・しょ……に聞こえてしまうのです」
「だから全部にルビ振ったんだよね? めんどくさいじゃん!」
「実は裏ワザがあるのです」
「えっ!?」
「同じ文字へ大量にルビを振る場合……例えば全ての『しゃ』に『しゃ』とルビを振りたいときは、まずルビを振らず普通に書くのです」
「?」
「次に一括変更機能を使って『しゃ』を『|しゃ《さ》』に変換するのです。こうすれば全ての『しゃ』にルビが振れるのです」
「なるほど!」
「ただしこの方法では、ルビを振りたくない文字にまで振られてしまう……という欠点があるのです。たとえば『しゃべった』という感じになってしまうのです」
「そこはルビ振りたくないよね」
「ルビ振り作業は簡単なのですが、書き終えてからのチェックが大変なのです。ちなみに作者は、ルビの多い童話を書くときにこの方法を使っているのです」
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「そういえば新年最初の《小休止》だよね!? 普通ならあけましておめでとうって挨拶したいところだけど……」
「新年早々、大きな災害や事故が起こってしまったのです。貴音はショックで、正月気分ではいられなかったのです!」
「今は辛いと思いますが、いつか笑って過ごせる日が来ることを願っております」
「辛いと言えば……年末のアクセス数が悲惨だったのです」
「う゛っ……まぁ作者も忙しくて書いているヒマなかったみたいだし、読者の皆さんも年末年始は予定があっただろうから仕方ないよね」
「貴音たちも今からがんばるのです! もっと面白い作品になるようがんばるので応援よろしくなのです!」
「そうだね……頑張ろう! 今年もよろしくお願いします」




