《小休止なのです》
「おねえちゃん! 一緒にお風呂入るのです♥」
「えぇっ、何で入ってくるんだよ!? やだよ!」
「なぜなのです? 初めのころは貴音と入りたがっていたのです」
「いっ、いやそれは……とにかく今日は無理」
「おねえちゃん……貴音に『つるんつるん』を見られるのがイヤなのですね?」
「おっおまっ、なんでそれを……あっ、さては和だな!? くっそー妹に余計なこと吹き込みやがって!」
「おねえちゃん! ボーボーを見られるのがイヤ、つるんつるんを見られるのもイヤだなんてワガママなのです! 貴音にはどちらを見せたいのですか!?」
「どちらも見せたくねーよ! ってかお姉ちゃんの股間にロックオンしてるヒマがあったらとっとと湯船に入れー!」
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「ふぅ……久しぶりにおねえちゃんとお風呂に入ったのです♥」
「そうだね! 平日はジムのシャワー借りてるから、週末くらいゆっくり湯船に浸かりたいよ」
「で、おねえちゃん! もう二度とおねえちゃんのボーボーおまたは拝めないのですか? 貴音は悲しいのです……しくしく」
「わざとらしく泣くな! お姉ちゃんがやってるのは永久脱毛じゃないから、また生えてくるよ!」
「そっ、そうなのですか?」
「レーザー脱毛って医療行為なんだよ! だから永久脱毛と言われているのはクリニックみたいな医療機関でしかできないんだって!」
「えっ、おねえちゃんはつるんつるんを目指しているのではないのですか?」
「あぁ、そういうのはハイジニーナって言うんだけどね」
「クララのお友だち……」
「違うぞー! お姉ちゃんの場合はビキニラインだけだよ」
「……?」
「今まで水着になる機会なかったからさぁー、特に必要なかったんだけど……貴音ちゃん、夏休みとかに海やプールに行きたくない?」
「行きたいのです!」
「そのときさぁー、もしお姉ちゃんの水着から……はみ出してたらどう思う?」
「……ヘンタイさんなのです」
「そこまで言われるとは……まぁでも知り合いだったら恥ずかしいよね!? だからさぁー、貴音ちゃんと一緒にそう言う場所に行けるように脱毛してるんだよ」
「やったぁー! 夏休みはおねえちゃんと海に行くのです♥」
「どこに行きたい?」
「海と言ったら……静波海水浴場なのです!」
「山梨県民のド定番だよねー」
「あれ? でもおかしいのです!」
「えっ、何が?」
「おねえちゃん、水着になる機会がなかったって……高校生のときプールの授業はどうしていたのですか?」
「あぁ、女子高で誰に見せるワケでもなかったから……ノー処理」
「やっぱりヘンタイさんだったのです」
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「おねえちゃんは筋トレをしているのです」
「うん、大学に入ってこれといった運動していなかったからね」
「しかも会員さんに説明できるくらい詳しいのです! レッグプレスとかレッグエクスなんとかって……何なのです?」
「あぁ実はね、この作品の作者は以前スポーツクラブにいたんだよ! 水泳やエアロビクス、そして筋トレもやっていたからジムトレーニングに関してもある程度の知識はあるんだよ」
「男がエアロビ……なんかキモいのです」
「偏見だよー! ちなみに『バタフライマシンに逆向きで座っていた会員さん』は実話! 実際に作者がそういう人を見たことがあるんだって……ラットマシンと勘違いをしたのかもね」
「ところで、作者の実力はどのくらいなのです?」
「ベンチプレスで60㎏が限界……」
「……初級者レベルなのです」
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「今回は新キャラが登場したよね」
「志麻おねえちゃんなのです!」
「彼女は作者の書いた『席が隣同士の赤坂君と御勅使さんは今日も平和に戦争中』という作品に登場したキャラクターです。作品では主人公とヒロインの間に入って三角関係(?)になる役どころなんですが……」
「本当はそうじゃないのです! 志麻おねえちゃんはむしろ他人の恋愛を応援する人なのです!」
「しかもその作品では、中学校時代に彼女のいる男を略奪したとかいうウワサが立てられていたみたいだけど……今回の話で『真相』が語られているんですよー」
「貴音はゲーム好きの志麻おねえちゃんを気に入ったのです!」
「そういえばさ、二人でゲームの話をしてたみたいだけど……」
「詳しく説明するのです! この作品はコロナ前の2017年が舞台なのです! この年の三月にニャンテンドーヌイッチが発売されたのです! 貴音は発売初日に手に入れたのです」
「えっ、マジで!?」
「パパの人脈なのです」
「そういうことか……」
「志麻おねえちゃん、そして天ちゃん空ちゃんも当時はWllUしか持っていなかったのです! でもこのときはまだヌイッチ版のスブラトーソがなかったのです!」
「へぇ、そうだったんだぁー」
「ちなみに作者の家はプレイヌテーショソ2で時が止まっているのです」
「話変わって……この作者の連載作品には志麻ちゃん以外にも他の作品のキャラクターがよく登場します」
「夏休みには別の作品から誰か登場するかも……なのです」
「そうなんだ……誰だろうね」
「これを機会に他の作品も読んでほしいのです! 面白かったら★を置いていってほしいのです! 面白くなくても★を置いていくのです!」
「いやそこまでしなくてもいーけど……引き続き、応援よろしくお願いしまーす」
「次回はおねえちゃんがお風呂で何かやらかすのです♥」
「どちらかと言えば貴音ちゃんだよ! オマエ……何てことすんだよ!」




