表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
私が願う時  作者: 黒筆植明
6/9

アカウント

暇になりゲームを開いた主人公。そこには、ネット友達と全く知らない星という人物からのチャットが届いていた。星さんに返信をしたはいいが自身の文の読み取られ方が気になり、緊張しながら返ってきた返信を開くと…。

〔…カチッ〕

緊張してる影響でマウスの音が妙に大きく聞こえた。

------------------------

〈チャット〉

 返信していただきありがとうございます。送っていただいたことを参考に、自身にあった方法を探そうと思います。また、フレンド申請を承諾いただき嬉しく思います。


 話は変わりますが、月見さんの返信の文を見た際に丁寧だと感じました。僕にわかりやすいように嚙み砕いて説明しているところや、「〇〇をするためには△△をすることがいいと思います」など月見さんのようにプレイし続けている人ならではアドバイスがいただけとてもありがたく思います。


 また、文章がまとまり読みやすかったのですが関連のお仕事でもされているんですか。…

------------------------


上から言っていた気がする部分は大丈夫?だった。


読み進めると、お礼言葉や褒め言葉が多く見え私は驚いた。今まで、怒られることや適当にあしらわれることが多かった影響だろう。褒められ慣れていない私は自身にお世辞だと言い聞かせながら返信の文を考え送った。


自身のプレイヤー名を見直し、その影響もあってコールドムーンを撮ったのかもしれない。私は、そのままプロフィールを軽く確認した。最近バグが多くなっていたことをネット友達に相談した際、アカウントの再ログインが一番いいと聞いていた。そのため、プロフィールにあるログアウトを選択しアカウント選択の欄が表記された。


「…えっ…どういうこと?」


アカウント選択画面には2アカウントが表記された。いつも使用している月見のアカウントはわかるけど…この奏ってアカウントは…。


奏といえば…先生が誰かわかればメモを見てっていっていたような。


メモの内容が気になっていたこともあり、私は奏のアカウントを押しプロフィール欄をみた。最終ログインは約17年前…私が今14歳だから私が生まれる約3年前…。プレイ履歴を見てみると数日に1回の周期で初戦が約20年前…。ていうことは奏って人は、少なくても6歳以上離れていることになって…今は20歳以上ってことになる。


そういえば…このゲームが始まったのは約21年前だったはず。それに、発売当時の時点で難しいことで話題になっていたってサイトに書いてあったことから小学校の低学年ぐらいまでの子がプレイするとも考えずらい。そう考えるとゲームを買う時点で…およそ10歳以上で、ゲームの履歴から30歳以上…。


私は12月のカレンダーを裏返し付箋紙で一つ一つ貼った。考えると一つ引っかかることがあった。


まず…なんでこのパソコンに奏って人のアカウントがあるのかな。パソコンは確かに古いけど…それだけじゃない。先生も奏って人を知ってて私の夢にも出てきた…これが偶然な可能性はすごく低い何か共通点があるはず。


私は自身の学校についてのサイトをさがした。だが、サイトがまったく引っかからない。公式サイトも掲示板すら…なにもない。まるで…この学校が「存在しない」かのように…。


いや…そんなはずないよね。だったら一緒に学校へ通っている子たちって…。


違和感から私は学校がある集落について調べた。すると、あるサイトが私の目を引いた。

------------------------

身長△△以下対象!〇〇地区で時給5000円のバイト

------------------------


すごく詐欺っぽいサイト…。それに、この地区にいてそんな噂聞いたことがない。


私は半信半疑でサイトを開いた。

主人公のアカウント名なども出てきています。ですが、作者は記憶能力が低いためメモをとることにしました。メモ帳はすぐ埋まることが多いため、偶然この前工作用に残していたカレンダーの裏にメモをすることにしました。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ