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私が願う時  作者: 黒筆植明
5/9

ゲームチャット

現像の注文を終え家に帰った主人公。多少信用ができる先生の言うとおりに紙を置き2階でパンを食べていると玄関まで先生がきた音がした。本当に先生を信用していいんだよね…。

玄関から扉の音が響いた。何かをめくる音が聞こえた…おそらく私が置いた紙だろう。そのあと、玄関が閉まる音がした。先生は約束通りチェックをつけてくれたようだ。なら、今日の話は信じていいかもしれない。先生が覚えていても私が今日のことを忘れたら意味ないから、念のためメモ帳に書いておこう。

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1月1日 先生との出来事

 人の目を気にしながらも防音室に移動して話してくれたことから信用していいと思う。

先生が話していたことは、多くが夢や幻聴の人物や今後の話だった。


前夢で見た人は「かほりさん」と「なきさん」は少し名前を間違っていて「香織さん」と「凪さん」っていう名前ということ。そして、これから他の人が聞いてる時や見てる時は嘘をつくかもしれないということ。だが、他の人の前で嘘をついていても先生は味方であると

いう話だった。

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メモを書き終えるとやることがなくなり、起きいるためにログインボーナス受け取りもかねて数日プレイしていなかったゲームを立ち上げた。ゲームを立ち上げると、ログインしていないことから心配というチャットと…知らない人からのチャットとフレンド申請がきていた。「ネット友達に最近忙しかっただけだよ。」や「心配してくれてありがとう。」などのよう返した。


 問題は…対戦した履歴も記憶もない人物からのフレンド申請とチャット。チャットを全体の画面で既読をつけないように内容を見てみた。

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〈チャット〉

月見さんはじめまして、ほしという名前でプレイしているものです。プレイが上手いと数日前に月見さんと対戦した友人から伺い、僕のことを知らないことを知りながらもチャットとフレンド申請を送らせていただきました。

もしよければ、コツなどを教えていただけると助かります。

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「…対戦相手だった人の友人で星さんっていうんだ…。」


最近のいろいろな出来事もあり簡単に信用していいか迷い、星さんのプロフィールにあるフレンドリストを見ることにした。


「…この前対戦した人が数名かいる。誰がチャットの友人かわからないけど…」


プロフィールからは嘘か本当かわからない…だって、対戦した人の多くがつい最近フレンドになったばっかりの人だ。信用はできないけど…実際に会う人でもないし、ゲームだから申請を承諾してチャットを返そう。

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〈チャット〉

 星さんはじめまして、プレイが上手いかはわかりませんが私がプレイしているときに気を付けていることを記しておきます。…

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と返信をして、腕がなまらないようにゲームをプレイしていると1階にある電話が鳴った。電話番号を確認すると現像店からだったため受話器を取った。


「もしもし」


現像店「もしもし、現像店の者ですが月見さんいらっしゃいますか?」


「はい。私が月見です。」


現像店「現像を終えたので1週間以内に受け取りに来てください。」


「はい。わかりました。」


受話器をゆっくり置いて電話をきった。学校の予定表を見て空いている日を確認すると、来週の同じ曜日だけ空いていた。


1週間以内と言っていたから、学校の予定変更がおきたら受け取れなくなっちゃうな…。どうせ寝ないんだし夜とか学校行く前に受け取ればいいかな。


そう考え事をしながら2階にもどるとチャットの通知音が鳴った。星さんからの返信だ。星さんの文が長く既読をつけなければ読めなさそうだった。少し上から目線で返信した部分があったためどう思われたのかという緊張でマウスを握る手は震えていた。緊張しながら私は、ゆっくりと右手の人差し指を動かした。

コールドムーンは作中だけに存在するものではありません。12月30日にロジーニが見たコールドムーンは、2020年の同じ日付に観測されています。12月はコールドムーンですが、1~12月それぞれ満月の愛称があります。

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