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閑話 夢 入れ替わったもう1人の自分との邂逅


樹)ん?ここは霧がかかって周りが見えないな。



男)よう入れ替わった世界の俺よ、夢の世界は短かいからな時間が無い、俺達のいた世界の事象に巻き込まれる形で入れ替わった住人だ、俺はお前の居る世界に飛ばされた、まだ狂った研究員が暴走事故を起こす数年前の世界にだ。

そっちは既に事の起こってしまった世界だが、お前の元居た世界の事故未来は未然に防いだから安心しろ。

ここはいい場所だな畑もあって文明が破壊される前のある程度平和な世界だ、ある意味感謝している。


樹)なるほど・・・聞きたいのだが何故こんな身体になっている?この能力やスキル、再生の能力や身体機能説明してもらえるんだろうな?。


男)そっちの世界から招かれた3つの融合、それは異常な変革と新たなフロンティア作り出されてしまった、それに応じて影響を受けた身体も変化した者達が現れだした、本来ならありえないんだがな。

俺の場合は適合しようと自らをいじくり回し薬品を摂取した、結果その能力を手に入れることは出来ずにいた、俺はそちらで大量のデカぶつの魔物共を道連れにして血を浴びながら死んだ、筈だった。


樹)なるほど、魔物共の血を浴びて変化したのかも知れんな?それなら納得できなくもない、魔物の世界、又は中世王国時代には隠しステムが存在したのかも知れん。

どちらかは今になってはどちらがとは、判断が付かんが事実そうした影響が出ているしな。


男)やはりか此方もステムが使える、そっちも使えてよかった、とりあえずの所はこっちは平和だ、そちらは無責任な言い分だが、大変かも知れんが俺の変わりに頑張ってくれ。

そちらの設備や兵器武装は全て実働可能にして全て使えように整備してある、他の離れた幾つかの施設の所有権も寝室の隠し部屋の金庫しまってある。

所在を記した場所の地図も入っている。

マスターキーを持っているだろう?それで全ての施設が使える、マスターキーが盗まれても他者には仕えないからな、使おうとしたら黒焦げになるように作ったからな。

発信機もついてるし、非常用に全身生態認証で入れるしな。

書類はハンタ-ギルドに持って行けば証明されるだろう、そこにはハンター証も入っている、それを使ってその世界で生きていくしかない。


樹)その様子だと元の世界に戻る方法は無いのだろうな、受け入れるしかないさ、アドバイス助かったお陰で覚悟も出来た。

だが思いの他混沌としていて驚いている、特に妖精や精霊と言った類は信じていなかったのだがな、あれを見ては信じざる得なかった、そちらには妖精や精霊はいるのか?。


男)いや此方はいないが、ステムの変化の影響は受けている模様だ、ステムの欄に魔法やら魔術やら、仕舞いにゃスキルのショップだ、一番驚いたのはヴァルハラだな、こっちじゃ無用の長物と思っていたんだがな。

平和だしな精霊も妖精も居ないが、馬鹿共と共に研究施設ごと消し飛ばす前に、ホムンクルスの研究施設のシリンダーに女達が235人と沢山いてな、すべて秘密裏に救助した感じだ、その子等をすべてヴァルハラに招いて何人かを嫁にした。

それともう一つこっちとそっちの時間軸がかなりずれている、こっちの俺は27だ、そっちはどうだ?。


樹)俺は20だな?どう言う事だ?魔物の血の影響か?それとも事象の影響か?考えても栓の無い話だろう。


男)そうか、そっちの巨大な魔物関連は殆ど倒したと思うが油断するなよ?敵は魔物だけじゃない妬みや恨み、羨みが敵になる世界だからな、人の持つ悪意に注意しておけ。

スキルのお陰で死ぬことは無いが他の奴等はそうじゃない事を忘れるなよ、得たスキルを十全に生かせでないと大切な者達を失うことになるぞ!。

現に俺はスキルを得る前に、そちらで大切な友や嫁を人質にとられ、その命を奪われたのだからな。

そろそろ時間のようだ、もう夢で会うことも無いだろ、そんな気がする、俺はリアリストだったんだがな、そちらの世界で超常現象を信じる様になった、化け物が多すぎたよ。

俺が経験したそちらの世界での記憶はあった方が役に立つだろう、苦しくて嫌なものもあるが引き継いでもらう。


そんな寂しそうな目をしながら徐々に薄くなっていく。


樹)こちらの事は任せて置けとは言えないが最善を尽くそう、俺が元居た世界でゆっくり過ごしてくれさらばだ!?もう1人の伊藤樹よ!俺の家族のこと頼んだぞ。


男)ゆっくり過ごすさ・・・戦いに疲れたからな・・・・さらばだ・・・。





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