2話、契約、困惑と招かれざる客?
樹)さぁ座って食べようか、人のサイズに程の大きさになれるのだろう、それと提案何だが妖精族は最弱扱いと聞いたそれは間違い無いな?もしだ?俺が妖精を進化させる事が出来るとしたら、リリアナとレニアは進化したいか?最弱から最上位種に進化できたら妖精達は蔑まれなくても良くなるのだろう?進化して今まで虐げてきた奴等を見返してやりたいか?。
リリアナ・レニア)え?・・・・・・・ご主人様?。
樹)ん?・・・・ご主人様ってなんだ?。
リリアナ達から内容を伺うと妖精族を唯一進化させる事が出来る存在であり、全妖精族の主様らしい。
よって仕える主でご主人様だと言う、恐るべき認識を共有していた。
樹)(いや進化は出来るよ、しかし仕えるってどう扱ったらいいのだ?、わからん)
樹は混乱していた、何をどう扱って行けば良いのかサッパリ分からないで居た。
樹)(とりあえず分かっているのは妖精族の安住の地を作る事と、奴隷や慰み物になっている同族を捜して進化させてから奪還するのが今後の目的となる、更に他の地域にある施設の事回収もしないといけなくなる上、軍港施設もあるしどうしたもんだろう。
街に出てこの軍管理の土地権利書を使って確認ししないとな、もし誰かの手に渡ってしまったら困るしな。
マスターキーも権利書も俺が全て持ってるし施設は開けられない、過激だがギルドが勝手に売ってたりしてたら、身の程を教えるしかないなぁ・・・・。
ああっ・・・・俺ののんびり農業と酪農スローライフが遠のいていく!?。)
樹)好きに呼べばいい、前もって言っておくが妖精の同胞達を進化させるには、俺の手でモンスターを狩らなくてはいけない、コレが進化の上で必要となる絶対の条件になる。
不満はあるだろうが、モンスターを倒して一定の基準をクリアすると、妖精達を進化させる事が出来るんだ。
要するにそれがどんな存在であれ、敵対者を倒し続けると進化出来るって事だ、人間でも多種族でも敵対する者はその対象となる。
後誤解が無い様に言っておくが、誰も彼も敵対したから殺すわけでは無いからな。
飯食ったら契約だったか?それをしてからリリアナとレニアの進化を行なう、それでかまわないか?。
リリアナ・レニア)はい!ご主人様!それで今のこの醜い豚のような顔をどう思いますか?。
樹)顔?豚顔だなそれがどうかしたのか?どんな顔をしていようとリリアナ達はリリアナ達だろう?顔が醜いからとそれだけで人の価値は決まる訳無いだろう?言っただろう俺は顔で人を蔑んだり馬鹿にしたりはしない。
もし俺が馬面不男だったとしても俺は俺だ、そのあり方も受け入れ誇るものだ。
どんな姿でも理解し受け入れてくれる人はいるだろう。
こう考えてはどうだ?どんなに美しいシーンでも、その皮を一枚剥いでしまえばグロテスクシーンに早変わりだ。
その上で相手を愛する事が出来る存在が居たら?。
態度を変える事無く付き合いをしてくれるも者が居たら?。
外見ではなく人としての中身を見てくれる人が居たらそれは幸せだろう?。
早い話が外見ではなく、中身を見て理解してくれる存在が居ればいいのだ、それだけで十分なんだよ。
親友として。相棒として、生涯のパートナーとして、相手の良くも悪くも受け入れて付き合っていけるだろう。
勿論言い争い、喧嘩だってするし、価値観の違いで気に喰わなかったり、納得行かなかったり、受け入れられなかったり、我慢の限界を向かえたり、嫉妬もある、他にも色々あるだろうけど。
そんなのは相手のいい所を見ないで、目をそらしてるだけだ、相手のいい所を見てあげないとな。
人なんて荒を捜そうと思えば、幾らでもキリがない程でてくるんだから。
そんなの一々気にしてたら人同士の付き合いなんて出来ないだろう?
だから顔で判断するなんて、くだらない事だと思っている、美しい物は美しいし綺麗だと思う、そしてそれ以上で、それ以下はない。
かなり理屈っぽいが俺の考えはそんな感じだ。
リリアナ達は涙を流しながら喜んでいた、過去に同じように契約者は居たが、ある理由で進化させることが出来なかったという、契約をすると精霊が見えるらしい。
樹)なるほどな、過去今までの契約者が全て女だったから進化できなかったし契約が微妙だったと?、それはどうなんだ?逆に尋ねるが、契約しないと進化できないものなのか?それと契約者に戦闘とかさせてたか?過保護にしていなかったか?
リリアナ)はい、契約しない進化できないし念話が使えませんし、契約者が魔法や魔術が使えないままです、契約をするとご主人様の能力の一部と強さに比例して私達妖精族も強くなるんです、契約者様も魔法や魔術が使える様になりますし、精霊様が見える様になります、
レニア)過去の契約者様も戦っていましたよ、過保護ということは無かったと思います、守られていた側だったので、それに何故か契約者様は必ずと言っていい程、謎の病にかかって死んでしまいます。
ただ分かっているのは毒に侵されているんですよね、何故でしょう?。
樹)魔法や魔術・・・それに精霊ね?まるでファンタジー世界の夢物語みたいだな。
レニア)いえそれは無いですよ?契約すると・・・もしかして魔法や魔術、精霊信じてません?。
樹)(だとしたら毒の線が濃厚だな・・・・不都合か?何者かが妖精族の進化を阻んでいるのか?・・・・・妬み・・・恨み・・・又は虐げる為の愉悦か?後考えられるのは、決め付け・・・弱いままで居てくれないと困るどれかの種族、憶測の域を出ないが、何者かの毒殺による物なのは間違いないだろうな・・・この俺に毒?・・・面白い俺に毒など効かない事を教えてやる。
魔法や魔術は、精霊と言われてもな、実際に見ていないから分からん、モンスターはいるみたいだが。
)
樹)なら毒殺だな、都合の悪い奴が使う常套手段だ、過去の契約者達も多分毒を盛られたのだろうな。
リリアナ)え!じゃぁ今まで毒に侵されてたのは、誰かが盛ったから、毒のあるモンスターから貰って来たとばかりに思っていました、ならご主人様と契約したら狙われるんじゃないですか!?。
樹)ああ~その辺りは心配しなくてもいい、俺には一切の毒は効かないから、高濃度の放射能の中でも生きていける・・・理由はその内話してやるよ。
レニア)ご主人様って一体何者なんですか?・・・毒が効かないって・・・放射能も平気ってどんな身体してるんですか?。
樹)そうだなまだ試していないが、見せてやる。
樹はナイフを取り出して肩から手首まで切り裂く、ナイフは手首に刺したまま。
リリアナ・レニア)ご主人様!?。
切り裂かれた筈の腕は直ぐに塞がり、流した血も腕に戻って床にも残っていない、しかし手首にナイフは刺さったまま。
樹)今見た通りだ、この様に再生してしまう、ナイフを抜いたら元通り、コレが俺が持つ能力の一つだ契約したらその能力の一部が、お前達妖精族に移るんだから喜んでおけばいい。
リリアナ・レニア)まだあるんですか!?。
レニア)ねぇ?リリアナもういいんじゃない?あれ解いても、ご主人様信用できる人だよ。
リリアナ)そうね隠し続けるのはご主人様に失礼よね、阻害認識解いちゃいましょ。
そう言うと樹の前には可愛くも美しい妖精が2人、そして人間と同じ歳相応の大きさになる。
樹)うむ確かに美しいな、これは追われる訳だやはり姿を誤魔化していたんだな、仕方ない処置だと思う気にするな、どんな姿でもリリアナだしレニアだからな、扱いなど変わるはずもない。
リリアナ)気が付いていたんですか!?。
樹)いや、初めは気が付かなかった、さっき話しただろ?私達を見てどう思いますかって、ニュアンスを匂わせただろう、状況と話を総合すれば逃げてきた時点で大体見当はつく。
レニア)驚かないのですね?。
樹)ん?驚いてるぞ?良く生き延びていたなと?食事をしてしまおう、この後風呂に入ってそれから契約と進化を行なう。
リリアナ・レニア)はい!。
レニア)(ねぇリリアナご主人様ってズレない?普通綺麗とか美しい!とか俺の物にしたい!とか言うよね?それが良く生き延びていたなって?否定はしないけど、なんか納得いかない。)
リリアナ)(そんなことは無いですよ、心配してあの発言が出たと思いますし、実際に気を使って優しくして頂けてましたし、ポケット越しの胸板温かくて厚かったわ、多分リアリスト(現実主義者)なんだと思うわ、でも信じてはくれてるみたいよ、モンスターや私達妖精を見て。
レニア)(それならいいけど、やっぱり変よねご主人様。)
そんなこんなで食事が終り・入浴が終り、契約が無事終わった、リリアナ達は契約が成功し驚くことになった。
リリアナ)ご主人様の強さに依存はしますけど、この能力ってなんですか?。
ステム
名前 リリアナ
年齢 17歳
スキル オールコマンダー
ユニーク 無限収納ハンドテンタクル(触手)
属性魔法 火 水 土 風 魔術
方陣召喚
エクストラ
肉体再生極み
長命種
レニア)うん私もそう思う。
ステム
名前 レニア
年齢 17
スキル オールコマンダー
ユニーク 無限収納ハンドテンタクル(触手)
属性魔法 火 水 土 風
魔術 方陣召喚
エクストラ
肉体再生の極み
長命種
リリアナ達が困惑を他所に、対侵入者用のブザーがなる
樹)どうやら招かれざる客?のようだ、K自動車を追ってきたか。