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1回戦、始まる。イスラ

 ここは魔法高校剣道東京大会の会場の日本武道館。

「それでは1回戦を始めます。」

 いよいよ高校剣道東京大会が始まった。

「さあ! みんな! 東京大会も勝つぞ!」

「おお!」

 渋谷高校剣道部の雰囲気も盛り上がってきた。

「あっちで世田谷高校の試合が始まるみたいだ。」

「見に行きましょう。どんな戦いをするのか見ておかないと。」

「敵情視察だな。」

 楽子たちは世田谷高校の試合を見に行く。

「それでは魔法新宿高校と魔法世田谷高校の試合を始めます。」

「お願いします!」

 両校が挨拶をして自軍に引き下がる。

「私の爆弾で全員やっつけてしまおうかしら?」

「やめなさい。スポーツにはルールがあるから、反則行為をすると負けになってしまうから。」

「は~い、気をつけます。」

 世田谷高校の先鋒は、テロリストを司る魔法少女のイスラ。面を被って試合に備える。

「先鋒! 前へ!」

 イスラの剣道着は、派手なデザインは無く、至って普通の剣道着に見えた。竹刀も普通の竹刀である。

「始め!」

 試合が始まった。世田谷高校はイスラ。対戦相手の新宿高校は剣道部員Aである。

「アタック、ディフェンス、スタミナ、スピードUP! 新宿・宿・宿!」

 試合開始、早々に新宿高校剣道部員Aは、魔法でステータスを向上させた。

「クスッ。」

 それを見て、イスラはクスッと笑った。

「でやあ!」

 新宿高校剣道部員Aが突進してくる。

「バーン。」

 吹き飛んだ。イスラが小さく「バーン」と言うと、新宿高校剣道部員Aの剣道着が吹き飛んだ。

「ちょん。」

 キョトンと立ち尽くす新宿高校剣道部員Aの頭に竹刀を当てるイスラ。

「一本!」

 魔法世田谷高校が先鋒戦を勝利した。

「戦地に比べれば、魔法剣道なんて大したことないよ。」

 イスラは余裕で笑いながら自陣に戻って来た。

「な、何をしたんだ!? あいつは!?」

「ドカーンって、爆発したぞ!? 爆発!?」 

 渋谷高校剣道部は世田谷高校の先鋒戦を見て、何が起こったのか理解できなかった。

「あいつは、テロリストだ!?」

「テロリスト!?」

 泪がイスラの扱う爆発を見て直感で感じた。

「それもかなりのやり手だ。見ろ。あの子の剣道着を。」

 渋谷高校剣道部はイスラを見る。

「普通の防具に見えるけど?」

「違う。普通に見えるんだけど、あれも防具の中に爆発物を隠し持っているはず!? きっと竹刀も爆発するはずだ!?」

「なんだって!?」

 テロリストを司る魔法少女は、爆弾、ライフル、毒ガス等テロに使えそうなものなら何でも魔法行使することができる。

「ドキ子、テロリストと友達になりたい! 土器を掘削する時、洞窟を爆破してもらったら掘らなくていいもの。ドキ。」

「やめい!? 貴重な土器がバラバラになるぞ!?」

 渋谷高校剣道部は、強敵が現れてもマイペースで平常心であった。

「そういえば聞いたことがある。昔、中東で戦争が起こった時に、一人の女の子が中東で略奪を行っているテロリスト集団アルカイダダを壊滅させたと。さらに中東を征服して油田の権利を奪おうとしたアメリカ軍を殲滅し撤退させた、伝説の女の子テロリストがいたと。」

「なんだって!?」

「まさに幼女テロリストだ!?」

 これはイスラちゃんの幼少期のお話である。

「その女の子は、中東の王族のお姫様と日本人の外交官との間にできた隠し子だったそうな。」

「ということは中東と日本の二重国籍!?」

「なら名前は東京なおみだろ!?」

「テロリストじゃなくて、テニスをしているだろう!?」

「いや、違う。それは別人だ。」

 二重国籍であれば、日本に入国することに問題は無い。

「剣道をしているんだ。なんでテロリストが剣道をしているんだ!?」

「しかも魔法少女!? 戦争はなんという悲劇のヒロインを生み出したんだ。」

 渋谷高校剣道部員たちは、テロの恐怖に恐怖した。

 つづく。

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