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良、第1魔法少年、山男

 俺の名前は、代官山男。魔法少年だ。俺は楽子が好きで剣道を始めたんだが、どうやら雲行きが怪しい。

 大好きな楽子は教師に失恋すると「もう男はこりごり」と言わんばかりに剣道一筋になってしまった。 

 いつになったら俺の恋は叶うのやら。 

「諦めなさい。」

 ここは魔法渋谷高校剣道部の稽古場。山男に冷たい言葉を浴びせる栞。

「なっ!?」

「ストーカーは銃殺刑にしちゃうぞ。」

「見苦しい。それでも魔法騎士か?」

 泪と結が畳み掛ける。

「おまえらは鬼か!? でも剣道=魔法騎士という発想はいいな。魔法剣士でもいいのかな? いや、魔法サムライの方がウケるのかもしれない。トーナメントはやめて、100対100のオンラインサバイバルゲームでもいいな。」

 山男は推理オタクの様に発想の連想ゲームをする。

「そういうところがモテない原因だと思います。本に書いてありました。」

「考え事して、女の相手をしないのは罪だわ。だって乙女心がドキドキしないもの。ドキ。」

 さらに谷子とドキ子もダメ出しをする。

「ガーン!?」

 山男は連続罵声攻撃に大ダメージを受ける。

「私、恋愛に興味はないから。」

「ガン、ガーン!?」

 楽子の一言が山男にとどめの一撃を食らわせる。

「さあ、魔法剣道東京大会も始めるし、ミーティングを始めるわよ!」

 栞が真剣な眼差しで部員たちに訴えかける。

「今日のお題は、これよ!」

「おお!」

 剣道部員たちが、お題を見て驚く。

「2020エルメス降臨祭と、おまけのアイドル魔法少女48のコンサートをどうすれば、実現させることが出来るか!」

 ドンドン! ピュウピュウ! パフパフ! 爆音を上げクラッカーに、色とりどりの紙吹雪が舞い散る。

「いいかげん、おまえも諦めろって。処刑台に送るぞ。」

「そろそろメインを魔法少女48のコンサートに変えた方がいいんじゃない。」 「栞お姉ちゃん、まだ諦めてなかったのね。」

「ドキ子の小学生対抗! ドキドキクイズ大会! の方がウケるわよ! ドキ。」

「え? 私も魔法少女だから、コンサートが実施されたらステージに立つの?」

 剣道部の面々もエンターテイメント化に戦々恐々としている。

「おまえたち! それでも友達か!?」

「友達よ! 私たちは強い絆で結ばれた仲間よ!」

「ありがとう! みんな!」

 剣道部員たちは栞に背を向けて、アッカンベーをする。

「栞の破壊神降臨祭は置いておいて、私たちの魔法少女48は死活問題だぞ。48人集めるというのは目標にはなるが。」

「そうね。これからは枠の取り合いだし、48人を超えたら、命懸けの足の引っ張り合いになるのよね。禁呪魔法でメンバーが他のメンバーに強姦魔を送るのよ。信じられない!?」

「私はほんのおねえさんが忙しいから、私の魔法少女5番をあげるよ。」

「ドキ子、かわいいからラッキー7! わ~い! ドキ。」

「私にも泪と結が言いたいことが分かってきたわ。」

 楽子が議題の本題に触れる。

「ドキ子の友達と練習試合した時に思ったの。この人たち魔法少女にしてしまえばいいんじゃない? って。」

 ミレミレ、メロメロ、コイコイ、キコキコの4人。彼女たちは、みんな能力者である。そして能力者は全て魔法使い扱いになる。

「まあ、幸いなのが魔法少女は女子高生限定だから、あの人たちが魔法少女になることはないけどね。」

 女子高生アイドルはあるけど、女子大生アイドルが痛いのはなんでだろう? 女子大生が汚れ無き純粋な存在じゃないからかな。

「甘い!」

 その時、ドキ子が大きな声を出して否定する。

「ミレミレは昔ピッコロロ大魔王も欲しがった、若返りの薬の開発に成功したわ。この調子でいけば魔法少女48が揃うのは時間の問題よ。ドキ。」

「なんですって!? 急いで自分の派閥の魔法少女を育てなければ!」

 魔法少女アイドル育成ゲームな日常になってきた。


 つづく。

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