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準決勝

 ここは代々木の体育館。渋谷高校剣道大会女子団体戦が行われている。

「渋谷高校剣道部! 次も勝つぞ!」

「おお!」

 渋谷高校剣道部は気合入れの円陣をしている。

「109!」

「ヒカリエ!」

「ストリーム!」

「ドキ子!」

「NHK!」

「渋谷! ファイト! ファイト!」

「おお!」

 渋谷高校剣道部の円陣も完成に近づいてきた。

「アンディ、早く来ないかしら。私の活躍見てほしいわ。」

 楽子は恋する乙女の目をする。

「助けてくれ!? 私は無実だ!?」

 アンディは教育委員会に呼ばれ、女子高生の教え子の楽子との不純異性交遊を尋問されていた。

「ざまあみさらせ!」

 代官山男は恋敵を倒した。

「あれが渋谷高校剣道部の魔法少女3バカトリオよ。」

「魔法でいかさました、忌々しい連中よ。」

「あんな卑怯者たちに私たちが負けたなんて、許せない!」

 恵比寿高校剣道部の恵三姉妹ともう一人女子高生がいた。

「目には目を、歯には歯を。魔法少女には魔法少女を。私が魔法で、みんなを勝たせてあげる。」

「ありがとう。狸子。」

 恵比寿高校剣道部は第4の魔法少女をスカウトしてきていたのだった。名字は、まだない。信楽焼、狸、読みは、リ。狸の子と書いてリコと読む。

「行き倒れていた私に食べ物を与えてくれたのは、ラブリー、メアリー、ユウリー。あなたたちじゃない。人間の優しさに触れたのは久しぶりだったな。」

 そろそろ作品的に地名は地名、または高校名で使用するので、名前まで地名で乗り切るのが苦しくなってきた。名前は自由創作になってきた。

「準決勝を始めます。先鋒、前へ!」

「今度こそ勝つわよ!」

「楽子ちゃん、がんばって!」

 渋谷高校剣道部の先鋒は主将の楽子である。

「はじめ!」

「でやああああああああ!」

 対戦相手の神泉高校剣道部員Aの面が楽子に炸裂する。

「一本! それまで。」

「ねえ? そろそろ私をヒロインらしく強くしない?」

「誰に言ってるの? 誰に。」

「ガクッ。」

 それには修行のシーンが必要だ。うなだれるの楽子。

「次鋒! 前へ!」

「ドキ子にお任せあれ! 私には楽子ちゃんと違い秘密兵器がある! ドキドキ。」

「見せてもらおうじゃない。ドキ子の秘密兵器とやらを。」

 ドキ子は自信満々に試合に望む。

「はじめ!」

「くらえ! 必殺! ドキ子のドキドキ・ウインク!」

 顔だけカワイイ、性格に保証書なし。ドキ子はウインクをした。

「でやああああああああ!」

 しかし、面の中でウインクしても相手には見えない。また相手は女性なので、カワイイ顔でウインクしても恨みを買うだけである。

「一本! それまで!」

「どうして!? ドキ子は可愛いのに!? 男子なら、みんなドキ子に負けてくれるのに!?」

「知るか。早くどけ! 私の出番だ。」

 栞が0勝2敗の崖っぷちの戦いに挑む。

「中堅、前へ。」

「怪獣ちゃん、優勝したら渋谷寿司で祝勝会ね!」

「うん。おばあちゃんに来てもらうね。」

 渋井姉妹は大家さんのおばあちゃん松トウにおごってもらうつもりである。

「はじめ!」

「私のギャラクシー・竹刀に銀河誕生の爆発を。必殺! ビックバーン打法! キエエエエエーイ!」

 栞が神泉高校剣道部員Cに飛び掛かる。

「ドカーン!」

 竹刀が触れた瞬間、大爆発が起こり神泉高校剣道部員Cを吹き飛ばした。

「1本! それまで!」

「正義は勝つ!」

「栞お姉ちゃん、すごい!」

 魔法があれば何でもできる。

「副将、前へ。」

「結、私たち、いつも尺がないよな。」

「いいんじゃない? 割愛で。今朝のロイヤルミルクティーは格別だわ。」

 そして副将戦、大将戦は、お約束として割愛される。

「3勝2敗で渋谷高校の勝ち。礼。」

「ありがとうございました。」

「やったー! 次は決勝戦だ!」

 渋谷高校は順当に勝ち上がるのだった。


つづく。

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