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アンブラインドワールド  作者: だかずお
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〜 名をパタリロ 〜


北條の元、修行を再開するタケルと神井


「まずは霊力についておさらいするとしよう、霊力は各々の意識、精神、技術によって、その力は大きく変わってくる、源は一つとなりますが、主にこの宇宙の陰と陽の二極の性質により、ここでは、その力の元はあえて二つと言っておきましょう、それは光のエネルギーと闇のエネルギーとなります」


「既に分かっている様に、タケル君が利用してるのは光のエネルギー、神井君は闇のエネルギーを利用している、これに関して正直に私の意見を言おう。私はどちらを利用しても構わないと思っている」


その言葉に驚くペレー「えっ、良いウキか」


光堂やマナも、北條がタケル達の修行をつける様子から、何かを学べると思いこの場に来ていた


「ペレー君、私は全てのものに善と悪のレッテルを貼るつもりはありません。しかし神井君、一つ覚えておくと良い、闇のエネルギー、つまり陰のエネルギーを使うと言う事は、恐怖、怒り、恐れ、不安、分離感などを主軸にすると言う事、君の精神は陰の精神状態に堕ちて行く事となります、その事の意味をしっかりと忘れない様にしなさい、それらは間違いなく自分に返って来る事になります」


「それに真のエネルギーは陰と陽を統合した所に生まれるのです、どちらか片方が真実な訳でもないのです、光と闇、どちらか欠けた所に一方を知ることはありません」


「陰と陽の統合、それが本来のエネルギーの在り方なのですが、これは今は置いておきます、さて、このエネルギーを駆使した能力は今や宇宙で多数の技として活用されています、もちろんこれらも能力によって技術も能力の幅も無限に広がります」


「へぇー、でもテレパシーとかは、もうそれ以上能力の先がないっすよね」タケルが言った


「そうでもないわタケル君、私達が今出来るテレパシーは、せいぜい一人とか数名の会話通信の様な者、テレパシーに精通してる者なら、同時に何億、何兆の存在、本来会話をしない物達や非物質な存在とテレパシーを通じて会話出来る者もいる、更には時空間を超え、未来や過去の存在と会話出来る者も」


「ひょえ〜能力ってのはそんなに拡大出来るのか、驚きだぜ」


「そう、エネルギーは無限」北條が言う


神井の気分は高揚していた、己の能力に限界は無いと


「そして能力も様々な方向に枝分かれしている、タケル君、君の開眼した能力は前にも言った様に、陽のエネルギーを駆使した浄化のエネルギーとなる、浄化した者を、本来の中道の流れに戻す為の輪廻転生の道に送る、もちろんこれには陰のエネルギーを使った浄化をする者も居る」


「って事は?」タケルが北條を見る


「そうです、浄化した者を地獄の転生のサイクルに送る、タケル君の場合は浄化された者は、いずれ転生の道を抜ける、本来の魂の道に還す役割を担う事となる、しかし陰のエネルギーを駆使した浄化は、魂を未来永劫に陰のエネルギーで呪縛しようとする」


タケルは息を呑んだ


「良く聴いて下さい、これを強大な力で、この全宇宙に住む存在に決行しようとしているのが、闇の主と言う存在です

闇の主は、この宇宙に居る全ての存在を一人残らず、そうするつもりです、そしてそれをするだけの力が実際にあります、つまりタケル君、君と対局の位置に立つ存在と言う事になる」


「嘘だろ…宇宙の全存在に……そんな事が可能だなんて……」


「その存在は微塵の疑いもなく、自身にそれが出来る事を知っています、タケル君、神井君、まずは信じなさい、発見しなさい、内に宿る己の力を

そして今は可能でなくとも、必ず出来ると信頼する精神エネルギーが全てを可能にさせます」


「神井君、君の覚醒した能力のエネルギーを読むと、君は陰のエネルギーを使った、主に攻撃タイプに特化している能力の様だ」

北條は神井のエネルギーをこの時、しっかりと見つめていた

そう、それは未来に開花するであろうその先の力も……


「北條さん、質問なんだけど、この宇宙には他にどんな能力があるんだ?」


「今のところ俺が知ってるのは、テレパシーにテレポートに、え〜っと」


「良い質問です、全てを今ここで説明する事は省きます、後にベストなタイミングで、自らの瞳で見る事になるからです、今は大まかにある能力を説明しましょう、まずはタケル君の言ったテレパシー(意思疎通能力)、テレポート(移動能力)、感知タイプの能力(霊力、未来、過去などを感知する能力)、これらの能力をより磨くには繊細なエネルギーの作業が必要となります」


「それとマナさんの使う、治癒能力、それに防御や結界など守備に特化する能力もある」


マナは驚いていた

凄い人、北條さんには私の防御の能力の話は一切していないのに、私の気を読み既に分かっていたんだ、感知能力のレベルも物凄く高い、本来一つの能力を極めるだけでも物凄く大変な事、それに個性がある様に、能力にも向き不向きがある、一人の人がこれ程多くの能力に長けてるなんて本当に信じ難い人


「光堂君は、タケル君と同じく浄化の能力だね」


「へぇ光堂さんもそうだったのか、ペレーはどうなんだ?」


「ペレーは霊力コントロールとか苦手ウキ、得意なのはバナナを食べる事ウキ〜」


「凄い能力だなペレー」タケルが笑う


「他にも憑依、姿、形を変える能力など、これらも無限に広がって行くので今はこの辺にしておいて、修行を再開させましょう

これからの修行は二人の覚醒し始めた能力を伸ばす段階に入るとしましょう」

こうして北條の修行は再び始まった


とある惑星


宇宙に君臨する強大な力を持つ闇の王

闇の王のそれぞれの力は強大で、宇宙連合すらも迂闊には手が出せない。

その内の一人 ルシ・サタン


ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴオオオオオーーー


ルシ・サタンは怒っていた

なにが闇の主

この己を差し置いて、闇の主だと、ふざけるな

サタンは思う、今すぐにでも直々に己が出向き、闇の主を破壊してやっても構わないが、奴の意識はまだ眠っている、そんな段階の者を破壊しに行く行為こそが己に対する侮辱

良いだろう闇の主よ、お前が目覚めた瞬間にこの世から貴様を破壊してやるとしよう


ルシ・サタンの信頼する五人の怪物

その内の二人が龍神抹殺の為にペドスドラコの惑星に訪れようとしていた


配下の者達は噂をしていた

「なあなあ、ペドスドラコに幹部の二人が行くらしいぜ、信じられるかよ幹部が二人も、一体ペドスドラコで何が起きるって言うんだろうな?」


「分からねえが、一つ言える事は、今は絶対にペドスドラコへは行くなって事は間違いねぇぜ」


「ああ、考えただけで身震いがする、あの幹部が二人も同時に一つの惑星に存在するなんてな」


その存在の片腕の太さ百メートル

顔には目鼻口は無く、普段の顔の色は真っ黒いだけ、肌質は例えるなら、ダイヤがゼリーに感じる程の、硬さと強度を持つ謎の物質で形成されている、これはこの存在のとにかく硬くなりたいと思う強き信念が具現化されたものでもあるのかも知れない、何故ならこんな種は宇宙で他に類を見ないからである、宇宙に一人の種族

その存在には手、足二本ずつはえ、姿はまるでヒューマノイド型(人間)の様だ

驚く事に言葉を喋り、頭の回転も速い

更に不気味に感じさせる事は、その存在は身体に赤いマントをつけ、巨大な椅子にふんぞり返って一日の八割は動かず(例外の日はある)、そこにふんぞり返って座っている、その姿はまるで何処ぞの王様の様であった

良い王様か?いや違う暴君、最悪の暴君なのである

性格は凶暴、言葉を間違えれば奴は怒り、即座に相手を殺してしまう、私はこの世で、こんなに無慈悲な存在を今まで見た事がない

その存在は何かを支配する事を好む性質を持っていた

何よりもこいつは、今まで私が目にした巨人族よりも態度がデカかった

私の人生唯一後悔した事、それは……この残虐、無慈悲な怪物と出会ってしまった事だろう


冒険家 ヘマ トルヘルの言葉より


そいつは自らをこう名乗った パタリロ


パタリロは巨大な身体を揺さぶらせ踊っていた

周りには奴隷の女が二百人

パタリロは自分の好む衣装を二百人の女性に着せ、喜んで舞っていたのだ


「パタリロ パタリロ」自らの名を叫びご機嫌の中、次の瞬間、一人の女性が逃げ出そうとするのに気がつく


パタリロは怒った


怒ったのだ


黒い色の顔はみるみる赤くなり、その温度はすぐに三千度に達する

次の瞬間ジャンプしたと思えば、地面にそのまま横に倒れ込んだ

全ての女達は即死であった

「パタリロ パタリロ」


パタリロは部下に命ずる

「五百、持ってこい、今度は男だ」


パタリロは笑っていた

自身がこの宇宙で唯一崇拝する、ルシ・サタンを思って

あのお方は強かった、自らが感動する程に

そんな方からの直々の命


ペドスドラコを破壊しろ


御意


ルシ・サタン様


そう、この存在こそルシ・サタンの配下の幹部の一人


名をパタリロ





〜 アンブラインドワールド 〜




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