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地獄でいっぱい







 今、俺は岩に埋め込まれている。


 すさまじい衝撃により岩への埋没、それから命を守るための急速な治癒により俺の肉は岩肌にガッチリと食い込み、新手のオブジェと化している。


 名付けるならそう『琥珀の中の虫』または『*いしのなかにいる*』


 俺はこのまま化石となって後年に考古学者を悩ませる遺物になり果てるのだ。









「……何で石に埋まっているんだ?」


「歴史に名を刻もうとしてるのさ」


「……そうか」


 勇者が神妙な顔でこちらを見ると、何やら思い悩んだように眉間に手を当てている。


 心の中で仲間の奇行に何とかまともな解釈を付けようと、四苦八苦しているのが分かるのだが、一体勇者は俺のこの状況にどのように向き合うというのだろうか……


 もし俺に石に埋まるような趣味をしている知人がいたら、直ぐビルの基礎工事をしている場所を紹介して付き合いを辞める。


「……なぜ裸なんだ?」


「裸だったら何が悪い?」


「……いや……悪い……わけではない……ただ理由を聞いただけで……」


「人は生まれた時は裸だった。しかし服を着る。なぜか? それが人のエゴだからだ」


「つまり僧侶の趣味趣向のようなものか?」


 何とか理由を誤魔化そうと迂遠な言い方をするが、勇者にバッサリと切られる


「……まぁ趣味みたいなものだと思えばいい」


「……趣味か……」



 健気に仲間の性癖に向き合おうとしているその努力は美しい

 別にそんなものは向き合わなくても一向にかまわないのだが



「じゃあ最後に……なんで……その……急に髪を? ……」


「なぜ俺が急にハゲているのかが気になるか?」


「……あぁ……まぁ……そうだ」


「髪を剃るのは聖職者にそう珍しいものではないだろ」


「……僧侶はあまり神を信じて無いから少し疑問に思ってな……」


「髪だけに?」


「は?」


「いや何でもない忘れてくれ…………、これも趣味だ」


「いや待てさすがにそれは……」


「趣味だ」




「…………そうか、……趣味か、……そうか、……つまり僧侶は趣味として頭を剃り、裸になって岩に埋まることで歴史に名を刻もうとしてたのか? ……」


「あぁ……頭を剃り、裸になって岩に埋まることで歴史に名を刻もうとしていた……」


「……そう、……か、……とりあえず旅のために岩から外してもいいか……?」


 あっ今、勇者の中で俺を受け入れる方向から、世の中には自分の想像もつかない人間もいる方面にかじ取りがなされかけてるなこれ



 まぁ仲間の縁を切られないだけ勇者はケツの穴のでかい男だ。


 それにこの際は勇者からの俺への評価は別にどうでもいい



 ただ弁明したいのはなぜ俺はこんな頭のおかしい返答をしなければいけないのか? 


 その答えは勇者の後ろにある。




(勇者の前で私がやったことを話したら殺すわ……)

(あっちゃー、そういえば昨日、戦ってるときになんかふっ飛ばしてたけど……僧侶ちゃんだったかー、バレてないよね……いやバレる前に口封じを……)

(どうやらあの後、他の奴に襲われたようだが言ったらどうなるか分かるよな……)

(夜のことを昼に持ち出す無粋者は皆消えてもらってるからね)

(僧侶さんはなぜあのような状況に? ……趣味、……やはり彼女はどこかおかしいようですね)




 なぜこいつ等はこんなにも身勝手なのか……、あと騎士、石に埋まってるのはテメーの所為だぞ気付け 



 俺は勇者の力によって岩から何とか脱出することができる。


 どうやら俺が朝から行方不明になったのを勇者が気を探ってここまで来たらしい


 気ってなんだよと、元気であったら聞きたいところだったが疲れてそれどころではない、裸では辛いので置いてあったバックに入っている替えの下着を身に着け、丈夫ゆえに残った靴と武器、ベルトを身に付ける。


 一度自分を見返す。



 ………………痴女かな? 



 動きやすいどころの話ではない、もはや開放されすぎて怖い、こんなんほぼ裸じゃねーか


 一人、悶絶していると勇者がこちらに近づいてくる。



「ちょっといいか僧侶?」

「……なんだ」


 正直、誰とも話したくない、そう思って振り向くとそこには畳んだ外套を持った勇者がいた。


「その……さっきはああいっていたが、やはり体を守るためにも裸は隠した方がいい……、いやもちろん僧侶の意志を尊重する。どうしても嫌なら言ってくれ、君が裸に誇りを持っているなら俺もその横を歩くことに何のためらいもない、周りの誰にだって僧侶を馬鹿になんてさせない、俺たちはチームだ」


 スゲーな勇者……まさか俺を受け入れちゃったか……ケツの穴ガバガバじゃねーか……


 勇者は誠実な態度で俺に話すと、外套をこちらに遠慮がちに差し出そうとする。


「あぁ……助かる……」

「……そうか、着てくれるか……」(よかった……どうやら余計な世話じゃなかったようだな……)


 着てみればそのサイズは少し大きく、下着の上に外套を着こんでみると気分はまるで露出狂だ。


 勇者が適当な布を肩に巻いているのを見れば、外套に替えは無いようだ。おそらく俺のためにわざわざ一つしかない自分の物を渡したのだろう


 思えば久しく他人の優しさに触れていないので思わず少しうるっときてしまう……、ありがたく貰っておこう。


 俺は大きめの外套を羽織りながら旅の準備をしようと勇者に礼を言って離れる。




「ねぇ……その外套……勇者のだよね……」(殺してでも奪い取るよ)

「なんでアンタがそれを着てるわけ?」(殺してでも奪い取るわ)

「……別に替えの服ぐらい貸してやるぞ」(殺してでも奪い取る……)

「さっきの格好も似あってたじゃないか」(殺してでも奪い取る)

「殺してでも奪い取ります」


 通りすがりの追剥ABCDEが現れた。


「そんな恰好をして勇者の情けを貰おうなんて君にプライドはないのかい?」

「いやそもそも魔術師が俺の服を全部燃やしたのが」

「そんな恰好で恥じらいもなくよく居られるな……」

「だから魔術師に燃やさ」

「その体で勇者さまの気を引こうとしていたのですね、汚らわしい……」

「魔術師に燃や」

「そッ……、そんな簡単に裸を女の子が見せちゃだめだよ!!」

「もや」

「フン! なんて淫売なのかしら」

「ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ァ゛ァ゛ァァァァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


 その後に俺は勇者の外套を他の奴の外套と交換することを提案し事なきを得たが、勇者の外套を誰もが頑なに譲らず、結果としてなぜか俺が裸を我慢して勇者に外套を返すべきという話にまとまった。



 外套を返す時に勇者が少し悲しそうな顔をして


「……そうか……出過ぎた真似をしたな……」(どうやら僧侶は裸に誇りのようなものを持っているようだ……)


 と言われた時にはなぜか泣きそうになった。


 俺は生前、人にどう思われようが一切気にしていなかった、だがここまで人に誤解されることで胸が苦しいと思ったことはない


(裸で勇者の気を引こうなんて)

(君のその吹けば飛ぶような薄い体で勇者を誘惑しようなんて思わないことだね)

(あんなのただの痴女だよ……)


 あなた方の選択が私を痴女にしているんですからね、わかってますか? 


 こいつらに関してはストレスで胃が苦しい




 旅の二日目も俺が馬に乗るための練習時間を勇者はとってくれた。


 一日目よりは多少落馬の数は減った。あと落馬の時に裸だと必ずかすり傷を作って痛い、すごく痛い


 今日は何とか馬に乗ることはできた。まだ自分で操ることはできないので誰かの先導で引いて貰わなければならないが今までの苦労が報われて少し感動する。



「初めて二日目ならたいしたものだよ僧侶ちゃん」

「疲れた……、ラクな上達のコツとかないのか?」

「う~ん……、馬と仲良くなるとかかな……」

「どうやってだ?」

「世話を率先してするとか、あと名前を付けるとか……」

「名前か……、ディープソウリョインパクトいや競走馬の名前は九文字以内だったな……、オグリソウリョ……、キタサンソウリョ……」

「……うん、……変わった名前だね」(何その名付けの感性……)


 フン……、どれも時代を作った名馬達から名を拝借してるというのに……、このセンスがわからんとはな


「この黒鹿毛……、決めた! お前はソウリョブライアンだ!」

「うんブライアン、いい名前じゃないか」

「ソウリョブライアンだ!!!」

「うん……、まぁ……、乗るのは僧侶ちゃんだからね……」(なんで自分の名前を付けたがるんだろう……)


 うるさい、馬主の夢だぞ。


 俺の馬の練習が終わるとようやく旅が始まる。


 出発時間に俺が行方不明になったり、馬の練習をしてかなり時間を取ったようだが、今日は森を抜ける前の村に早めに泊まるらしく時間に余裕があるらしい


 例のごとく昼間の道中では勇者が魔物を片っ端から殺していくので問題はない、なかなかの頻度で現れるのを見て、そういえば昨日の夜は魔物に襲われなかったことに気付く


 勇者が魔物と戦っているうちに、同乗させてもらっている戦士に聞いてみると


「魔物? 昨日ボクたちが戦っているついでの余波で一夜に来る分の魔物は殆ど倒したかな?」


 そして奴は『騎士ちゃんを僧侶ちゃんにぶつけたのも魔物と間違えたからなんだよねあははー』などとんでもないカミングアウトを俺にする。


 この脳筋共の方がよっぽど魔物じゃねーか……



「ボクたちだって世界の命運を任された勇者の一行だよ? 弱いわけがないじゃないか」

「俺は幼馴染枠とかいうからコネ採用かと思ってた……」

「みんな結構強いよ、ボクだって国の槍使いで最も強い十人に与えられる『天下十本槍の紅一点』なんて呼ばれてたんだよ……、まぁ実は一番下っ端なんだけどね」

「いやでもなんかいいなそれ……、ちょっと羨ましいかもしんないわ」


 男の子的には二つ名とか憧れてしまうところではある。


 ……がその話とは別に一つ疑問ができた


「そんなに強い奴らがいるならなんで勇者の一行にそいつらがいないんだ?」

「うっ……、それは」

「……そもそもお前が持ってるのは剣じゃないか、槍は持たないのか?」

「いやっ……、そのっ……」


 なにやら戦士が口ごもっていると魔術師がニヤついて口を挟んでくる。


「そもそもアンタの入ってた十本槍だか何だかって潰れちゃったのよね?」

「うっ……」

「なんだ? 魔王軍にやられたのか?」

「違うわ、戦士がほとんど殺したのよ」


 は? 


「紅一点なんて言われていたのは最初だけ、序列の下の奴が上の奴を試合で負かすと立場が上がってく仕組みなんだけど、入った初日で九番目から七番目を殺害、それを見て自分の道場にこもった六番目を門下生ごと血祭りにあげ指名手配されてね、それにビビッて結託した四番三番二番が自分たちとの勝負を餌に豪邸に呼んで戦士が風呂に入って裸の所を奇襲したんだけど、たまたま手元にあった道具で皆殺しにして、当時の世界最強と言われた一番目を一度の斬り合いで利き手を切り飛ばして戦闘不能にしたのよ」


「も~やめてよ魔術師ちゃん」


 は? ちょっと長くて何言ってるかわかんないです。


「アンタ魔王軍との戦争がなければ恩赦も出ずに指名手配のままだったわよ?」

「違うよ! 面倒だから王城に直接行って王様にやめてくれないか頼んだだけだよ!!」


 それは脅迫というのでは? 


 まだあの五人の中で一番話せる奴が一番ヤベー奴だった。


 五番目の人と一番目の人以外死んでんじゃん……


「ついでに言うと五番目は恐怖で戦う前に、一番目は負けて生きてたけど才能の差に狂って自殺したわ」


 皆殺しですやん……


「紅一点なんて誰も呼んじゃいないわよ、ほんとに呼ばれてる通り名は

『魔王の生まれ損ね』とか『皆殺しの風呂場洗面器』とか『人間挽肉機ミートチョッパー』よ」


 仲間に魔王がいるんですが……


「もぉ~! それかわいくないからやめてよ!! 、本気にしなくていいからね僧侶ちゃん?」

「アッハイ……、そうですね戦士さん……」

「ちょっと!」

「ヒェ……、何かわたくしめが失礼をしましたか戦士様……」


 今度からは戦士様と言おう……、気安く声をかけたら殺される……


「ふふっ、やめなさいよ魔王様? 僧侶がビビっちゃってるじゃない」

「そんなことを言うなら魔術師ちゃんのことも言っちゃうからね!!」

「ちょっ!?」

「戦争で戦ってる時に魔術師ちゃんは『火刑の魔女』って言われててね、今まで国が行ってきた火刑より魔術師ちゃんが燃やした人間のほうが多いって巷で噂されてるんだよ」


 嘘やん……しかも人間ですか……?


「人聞きが悪いわね!!! 魔王側を信仰する狂信者どもを仕方なく処分しただけよ!!!!!」

「あと魔王軍の四天王に自分のことを『太陽』と自称する強い火竜がいたんだけどね」

「あー! あーー! あーーー!」


 やっぱり魔王軍に四天王とかいるんだ……


 魔術師が戦士の口を塞ごうともみ合っていると、面白がって騎士が会話に参加してくる。


「その火竜が吐いたブレスごと生きたまま燃やしたから『太陽を燃やした女』という異名が有名ですね」


「アンタ! その通り名ダサいから止めなさいよね!!」


 ……というか四天王とか勇者抜きに倒せるもんなんか……


「むしろそのような勇壮な異名が貰えるのは名誉では? 私についた名なんて『毛玉盾の騎士』とか『こぼれる串団子剣の騎士』ですよ」

「え~ボクはむしろそっちのほうがかわいくていいけどな~」 



 皆殺しだの火刑などどいつもこいつもイカれたあだ名ばかりだと思ったら騎士はどうやら幾分かマシらしい




「戦争中にあげた首級を忘れないように、初めは将級の首を盾に括り付けていたら毛玉盾なんて言われて嫌だったので、今度は目玉だけを剣に刺していたらこぼれる串団子剣なんてかっこ悪いあだ名になっちゃいました……」


 グローい、グロいよーこの馬に揺られて気持ち悪い時になんて話をしちゃうんですか……


 お前らが強いことは分かったよ……、もう競争して先に魔王を殺した奴が勇者と付き合えばいいじゃん……


 そうこう騒いでいると何事かと斥候と吟遊詩人も近づいてくる


「なんだ、通り名の話かい」

「……なにを下らないことを話してるんだかな……」

「アンタらもなんかないの?」

「……足がついて通り名が作られるほど私は間抜けじゃない」

「私は吟遊詩人だよ? むしろそういったものを作る側さ」

「そういわずにお二人とも何かあるんじゃないんですか?」

「こんな吟遊詩人なんぞに語られるような悪目立ちはしたことはないな」


 斥候の言葉に吟遊詩人がピクリと反応する。


「……見えなければ語られないなんてことはないよ斥候?」


 斥候の言葉に吟遊詩人は口角を挙げて節をつけ芝居がかった口調で喋りだす。


「……話は変わるけどよろしいでしょうか、国で最も有名な暗殺者のお話でございます」


「……」


「ある国で宰相が暗殺されました。もちろんこんなことは謀略渦巻く宮中ではよくあることでそういった話は珍しくありません、珍しい話なのは暗殺の方、それは暗殺者の手掛かりになる物が何一つない、そのような完璧な暗殺が何件か起きて、そしてその完璧すぎる暗殺の後は必ず被害者に敵対していた貴族は金回りが悪くなるかそうでなければ不思議なことにお亡くなりになってしまわれました」


 斥候が睨み付けているが吟遊詩人は知らぬ顔で続ける。


 もはや睨みつけるを超えて底冷えた雰囲気を出すが俺以外の誰もそれを気にも留めてない


「最初はみな不思議に思いましたが何度も繰り返されるうちに人々は噂をしました。証拠を残さず完璧な仕事を行う代わりに莫大な報酬を要求し、払わなければ依頼主を必ず殺す暗殺者の存在を……、その完璧さゆえに存在すると確信したのです。……おしまい」


 少しの沈黙の後に斥候が口を開く


「……二度は言わない……どこで聞いた?」

「お話を聞かなかったのかい? 人々の噂話だよ」


 明らかに緊張が高まる場で斥候が腰を低く落とし、それに合わせて吟遊詩人が距離を取る。


 え……、なにこの雰囲気、まさかマジでやりあうのか……、勇者も向こうにいるんだぞ


 そしてお互いの距離を測ったまま今にも動き出そうとする瞬間




「プっ……フフッ……ウフフフ……ちょっと皆いいかな? 今ボクすごく面白い事思い出したの」


 戦士くん……、ちょっと君、空気読めないといわれませんか……?


「へぇ気になるわね」

「なんですか」


 乗るのかよ! 


「よく聞いてね、城下町で聞いた話なんだけどね」


 戦士は間をたっぷりとためて






「実は僧侶ちゃんのあだ名がね、『黒衣の天使』なんだって」

「あっ」


 あっ……なんだろこの感覚……めっちゃ恥ずかしい……


 固まりあった斥候と吟遊詩人が噴き出す。


「こっ、こいつが天使だとフッ、フフフ……節穴すぎるだろ」

「ハハハッハ、いやいや皮肉が聞いていいじゃないか」


 なんでこいつらこんなに笑ってんだ……


「アーーーー、ハッハッハッハー、あーおかしい、そもそもあんた黒衣って裸じゃない」


 テメーの所為だぞ糞アマ


「黒衣は分かりますがテンシ? どう見ても僧侶さんは天使じゃないですし別の言葉を指してるはず……」


 そういうギャグ潰し止めてもらえませんか……



 その後も俺は『✝黒衣の天使✝』で弄られ続け、それは戦闘から戻ってきた勇者が「自分にはあだ名がない……」と少し悲しそうな顔をするまで続いた。





 長時間の弄りにこれ以上の辱めはないと俺は確信した。


 必ずいつか覚えておけよ……


 どうやらそろそろ村とやらにつくらしい、田舎の村ということで見える景色が前にいた村とよく似ていると感じる。








 というか俺が住んでた村だった。



 え……帰るんですか? この格好と髪で 、別に故郷に錦を飾りたいとかは思わないがこれはダメでしょ……


 次からは『これ以上はない』とか根拠なく直ぐに使うのはやめようと思った。



 俺の地獄はまだまだ続く





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