僕に妹がいる訳がない!
(初めて投稿させていただきました!誤字やおかしなところがあるかもしれませんが、もし見つけたら是非とも報告してください!)
青い空、白い雲、きらめく海、そして僕の回りには水着の女の子!!
こう聞いたら何人の男が『リア充爆発しろ』と思うだろうか?
しかし、それは大きな間違いである。
なぜなら、このビーチにいる全員が・・・小学生の女の子だからだ!
しかし僕は全力で言いたい。
「僕は決して、ロリコンじゃない!!」
周りにいた子供達がビックリして僕の方を振り向いた。 「お兄ちゃん、急に叫んで大丈夫?」
周りにいる子達も心配そうに僕を見ていた。
心の声が漏れてしまったようだ。
「ああ、大丈夫何でもないよ」
そう言うと皆納得したようにしてまた遊び始めた。
それを見ながら何故こんなことになってしまったか
思い出していた。
・・・・・
「僕に妹がいる?」
いきなり親父が僕の部屋に来るなりふざけたことをいい始めた。
「そうだ、父さん離婚しただろ、その時母さんについて行ったのがお前の妹だったんだ」
親父はとても真面目な顔であほな事をいい始めた。
「いやいやいや、そんな話一回も聞いた事無いんだけど」
そう、僕は親父がこの話をするまで妹の存在なんて全く知らなかった。
「実は、母さんから妹の事を言うなって言われてたからさ、父さんも言えなかったんだよ」
親父は実に申し訳無さそうにそう言った。
「じゃあ何で今になって僕にいい始めたのさ」
僕がそう言うと、親父はとても嬉しそうに。
「それが、母さんからもう一度やり直さないかって、言われたから父さん喜んで受けたんだ」
何と今日二度目の大ニュース、なんと僕は新しい妹と母さんを手に入れた。
「それで、そしたら母さんが妹をお前に会わせたいって言い出したから、父さん明日ならいいよっていっちゃったんだよ」
何と、新しい妹と母さんは明日来るらし・・・ん?
「ってちょっと待てこの親父!そんな大事な事何でもっと早く言わねーんだ!」
「いやー、それが父さんあんまり嬉しいくて、すっかり忘れてたんだよー」
何と、このクソ親父はとても大事な事を前日まで忘れていたのだ。
「ま、そう言う事だから何か準備するなら今日のうちにしとけよ、しっかり寝るんだぞ、じゃあな!」
そう早口でまくし立てると、いきよいよく僕の部屋から出ていった。
そして、静かになった部屋で大きなため息をついたのは
僕、一条龍太、高校二年生、学力は平均的、運動は昔少しやっていたくらいで何処にでもいるよいな高校生。
さっきのクソ親父は一条源、俺と二人暮らしをして男手一つで育ててくれたが、家事全般が全く駄目、しかし体術が得意。
この二人で今まで生活していたのにここに母さんと妹が来るなんて、と考えながらベッドに横になっていたら僕の意識は深い所に落ちていった。
・・・・・
「ん?、なんだ寝ちゃったのか」
昨日色んな事を考えてたら途中から意識が無くなって、
全く親父が変なことを言うから晩飯も食わずに寝てしまった。
僕は腹を空かせながらリビングにいくと、何時もいるはずの親父が居なかった。
「親父、まだ寝てるのかな?」
そして、テーブルを何気無く見てみると。
『そうそう、昨日お前に言おうと思ったらお前、寝てたから言えなかったけど、父さん今日から母さんと再結婚旅行に行って来るから、娘と会っておいてくれ、それと何時そっちに帰るか分からないから、しっかりと妹の面倒を見とくんだぞ、それじゃがんばれよー!』
と、書いてある紙が一枚置いてあった。
「・・・・・・・・・・・・っ親父ーーーーーーー!!
何なんだよあのクソ親父は!まさかここまでクソだとは思わなかったよ!なんだよ、がんばれよーってほんとに何なんだよ!」
僕はひとしきり親父への罵倒をしてから、これからどうするかを考え出した。
「取りあえず、妹が何時来るか分からないから急いで準備しなきゃいけないな」
僕は部屋の片付けなどをしていたら。
ピーンポーン、ピーンポーン
と、チャイムの音が聞こえてきた。
「良かったー、あと少し来るのが早かったら片付け終わらなかったよー」
僕は妹が来た緊張を紛らわせるためにそんなことを言いつつ
チャイムを鳴らした人に向かって
「はーい、今出まーす」
と、言いつつ扉を開けた。
『ドス』と言う重い音と共に衝撃が僕の腹部に走った。
そのまま僕は衝撃を殺しきれずに床に倒れた。
「っ!何だよ、いったい何が当たったんだ?」
僕は自分の腹部に乗っているそれを見た。
綺麗なさらさらした少し茶色がかった髪にくりくりとした
大きな目にバランスの取れた鼻や口、雪のように白くとても細くて力を入れたら壊れてしまいそうな腕、大きくはないがしっかりとした膨らみを誇っている胸、少しプックリしていて柔らかそうなお腹、スラっとしているのにマシュマロのような太もも、
その全てがお互いを引き立てあい釣り合いが取れた可愛らしさを醸し出している。
僕は余りの可愛さに少しのあいだ彼女の姿にみいっていた。
「って、そんなことをしてるばわいじゃない、一体君は誰ないだ?」
と、言ってみたものの女の子はニコニコ笑ったまま僕の顔を見ている。
んー、無理矢理どかして話を聞くしかないかなーと、考えていると。
「お嬢様、そこにいたら一条様が困ってしまいますよ」
知らない声が聞こえた、声のした方を見るとシックな感じのメイド服に身を包んだ女性が立っていた。
年齢は20代ぐらいで黒髪のロングでシックな感じのメイド服がとても似合う雰囲気をまとっている。
その顔からは表情があまり読めない、しかし動きのひとつひとつが落ち着いていてスムーズだ。
そして、巨乳である、少し動くだけでもプルンタユンしている。
僕がメイドさんを見ているどこからか視線を感じたので自分の腹部を見てみると。
「じーーーー」
めっちゃジト目で見られていたので取り敢えず誤魔化すようにぎこちない笑顔を返した。
すると、少し照れるように笑顔を返してくれたのでこれが正解だったようだ。
僕がほっとしていると、いきなり腹部の重さがなくなったので見てみるとメイドさんが女の子をどかしてくれたようだ。
「誠に申し訳ございません、お嬢様はこの日をとても楽しみにしていたのでご容赦いただけるとありがたく思います」
と、とても深く頭を下げながら謝ってくれていたので
「いえいえ、これぐらい大丈夫ですよ・・・・って、一体あなた達は誰なんですか?」
僕はずっと思っていた疑問をようやく言うことができた。
「あ、すいません自己紹介がまだでしたね、私達は・・・」
と、メイドさんが説明しようとしてくれた
「ちょっと待って、自己紹介ぐらいは自分でもできるから私がやる!」
さっきまで僕のお腹の上にいた女の子が割り込んできた」
「承知いたしました、今日のために練習してきたのですからお嬢様ならできます、頑張ってください!」
「任せなさい!完璧にやってやる!」
そこで僕にしっかりと向き直り。
「はじめまして、わたくちは・・・」
早速盛大に噛んでいた。
「わたくしは、くりはらゃ・・・」
「わたくしは、栗原リンともうしまちゅ・・・」
噛んでも頑張って続けて言ったのにさらに噛んでしまっていた。
いよいよ女の子が泣き出しそうになっていたので
「大丈夫だよ、焦らないでゆっくりと落ち着いていて、言葉遣いも無理に固くしなくてもいいからね」
と、頭を撫でながら慰めてあげた、すると泣きそうになっていたのが笑顔に代わりおとなしく撫でられていた。
「ありがとうございます、では仕切り直して
私は栗原リン、あぁ今は一条リンだった、これからよろしくねお兄ちゃん!」
(なるべく頑張って週一のペースで投稿をしたいと思っているのでよろしくお願いします!あと、早く続きを出せ!とか言っていただけると週二にできるかもしれません、アドバイスも貰えると嬉しいです)